マッキー レコード

Smokey Wilson について

初めて聴いたのはファースト・アルバムでした。ジャケ買いです。くわえ煙草で白いストラトキャスターを持ち、バッチリのスーツと帽子。それなのに何故かバックは屋外の岩場?土っぽいところで。。。一体なんだろう、このセンス、雰囲気は。でも、何だか凄そうな感じだなあ。という感じで衝動買いでした。一曲目を聴いてびっくり、一発で気に入りました。それから、買いましたねえ〜一気に。やっぱりこの人は声ですかね。強烈なダミ声。荒っぽいクセのある感じ。それからギターはもちろん、バック全体の音の感触。思いっきりファンキーな楽曲。結構アルバムを出していますが、やっぱりビッグ・タウン時代が好きですね。90年代に入って、ヴィヴィッド・サウンドから日本人をバックにアルバム出していたり、もっと洗練された感じでアルバムを出していたりしていますが、それはそれで、良いですよ。ちなみに、聴いた当初はテキサス系の人だと思っていましたが、ミシシッピー生まれ、西海岸で活躍していた人でした。本当にブルースっていろんな形があるんだな〜と思いました。ファンキーなブルースが好きな人には、お勧めです。

Biography

1935年、ミシシッピ−州のグレナリンで生まれる。本名はロバート・リー・ウィルソン。
若い頃、ハウリン・ウルフ (やっぱりね)、エルモア・ジェイムス、B.B.キング の影響を受けたそうです。
トラックの運転手などをしながら、音楽活動を続けていたらしいです。

20代の中ごろ、自分のバンド「スモ−キー・アンド・ソウル・サーチャーズ」を結成、南部一体をまわる。

いつ頃からは不明ですが、西海岸へ。ロスの黒人にダウンホームなブルースを聴かせるために、パイオニア・クラブを作り、自身もそこで演奏していたそうです。パイオニア・クラブではモダン・ブルースを中心に演奏していたそうですが、随所に南部のアーシィーなブルース臭を感じさせる音で観客を魅了していたとか。パイオニア・クラブにはピーウィー・クレイトンやシェイキー・ジェイクなども出入りしていたため、ビッグ・タウンのオーナーであるジュール・ビバリの目にとまり、録音することに。

ビッグ・タウンはモダン/ケントの新興レーベルで、当時は、ローウェル・フルスンやシェイキー・ジェイクなどの大物アーティストの新録を次々とリリースしていた頃(その頃のローウェル・フルスンは最高!)。

そして、ビッグ・タウンが最も期待を寄せ、強力に売り込みをかけていたのが、スモーキー・ウィルソンだったそうです。それだけで、凄いことがわかります。

ビッグ・タウンのレコーディング後、同じ西海岸のレーベル“マーレイ・ブラザーズ”で83年にアルバムをリリース。その後、90年代にもブラック・マジックなどで録音。さすがにビッグ・タウンの頃の強烈さ(凶暴さ?)はありませんが、それでも、ダーティーでワイルドな雰囲気は健在。最近の録音も十分楽しめます。

Lightnin' Hopkins

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