マッキー レコード

サム・クックについて。。。

 あまりに偉大すぎて書きにくいのですが(他のアーティストも同じですけど)、サム・クックとの出会いは、ソウルを聞き始めた頃に、どのガイドブックを見てもソウルの定番という感じで紹介されていたのです。それでとりあえず、ベストを聴いて。。。ハマリましたね。
10代後半、サム・クックとオーティス・レディングは私のドライブ・ミュージックでした。ソウル・スターラーズの出身とか、すごく偉大な人とか、まったく知らないで聴いていました。ただ心地良かったですね。
歌声が心に染み込むというか、自分の中に入り込んでしまうような不思議な感覚でした。それは今も変わりません。
気が付くと風呂上りにデタラメ英語で口ずさんでしまうような、理屈抜きで楽しめる、親しみやすい音楽。だから偉大なのかな、なんて思います。

Biography

 1931年、ミシシッピ−州クラークスデイル生まれ。2歳の時にシカゴへ。父親は地元で教会を持つバプティスト派の有名な牧師。そのため、10歳のころから、兄弟や姉妹と聖歌隊でゴスペルを歌っていたとか。ハイスクール時代に、ハイウェイ・QCズを結成し、本格的に音楽を始める。18歳の頃、ソウル・スターラーズにリード・ヴォーカリストR・H・ハリスの代わりに加入。その後7年間、ソウル・スターラーズを率いて各地を回り、ゴスペル・グループのトップの地位へ。

因みにR・H・ハリスは、窓の外から聞こえてくる小鳥のさえずりを真似ることからその歌い方を身に付けていったとか。サムはそのR・H・ハリスの歌唱法に影響を受けていたそうな。なんとなくイメージできますよね。

 1957年、ロスに新設されたマイナーレーベル「KEEN」に移り、本格的にポピュラー歌手として活動。初のR&Bシングルであり、ナンバー1ヒットとなった「You Send Me」が生まれる。

 1958年ビルグリム・トラベラーズのJ・Wアレクサンダーと一緒に音楽出版会社を設立。2年後に子会社としてSARレコードを設立。このSARレコード、最初のソウル専門のレコード会社なんですね。ここからサムがプデュースして多くのR&Bアーティストが生まれています。ジョニー・テイラーとかね。

 1959年、キーンで名曲「ワンダフル・ワールド」を発表したのを最後に大手のレコード会社RCA に移籍。ヒット出しまくります。

 1964年、ロスの安モーテル“ハシェンダ”で支配人の中年女性に射殺される。警察の発表によると彼はモーテルに連れ込んだ女性に服と現金を持って逃げられ、彼女を追いかけて管理人室に押し入ったために撃たれたらしい。その真相は未だにはっきりしないまま。穏やかな歌声からはイメージできない最期ですよね。しかし、この2面性、例えばAt The Copa」と「LIVE AT THE HARLEM SQUARE CLUB」の2枚のライブアルバムの違いのようなところも、サムらしさかな。

Sam Cooke

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