If Walls Could Talk
(CHECKER LPS 3012)
これも若き日のミルトン。53年〜59年の録音。上のP-VINEとダブりますが、こっちのほうは59年の録音までフォロー。基本は上のアルバムと同じで、空気感が最高です。STAXやMALACOの録音しか聴いたことのない人は絶対聴くべし。印象が変わります。
"Raise A Little Sand"
(RED LIGHTNIN' RL 0011)
これもチェッカーのアルバム。ミルトンのフェイバリットを録音したもの。本当はチェッカーなら「We're Gonna Make It」が有名なんですが、こっちです。とにかく名曲だらけですから。黒人マーケット向けのブルース・アルバムですね。ブルース・スタンダードを堪能できます。
Sing Big Blues
(CHECKER LP3002)
Alone And Blue - Classic Sun Recordings 1953-54
(P-VINE PLP-351)
53年の初録音から54年の録音。当時19歳(!)のミルトンです。これはかなり聴きましたね。バックにはアイク・ターナーがピアノで参加。サンのスタジオに連れていったのはアイク・ターナー。当時の自分のバンドのメンバーがバックの中心だそうで、すでにかなりの世界ができています。ギターがアグレッシブでカッコイイですよ。
Homesick For My Baby / Somebody Told Me / Lonesome For My Baby / If You Love Me / Begging My Baby / Love At First Sight / Hold Me Tight / I'm Trying / Dead Love / I Found Me A New Love / Long Distance Operator / That Will Never Do / My Baby Please Me Same Old Blues / I'm A Lonely Man
It’s Amazing / Who Can Handle Me Is You / Woman, You Don’t Have To Be So Cold / The Thrill Is Gone / Monologue I/That’s How Strong My Love Is / What It Is / Little Bluebird
73年のスタックス移籍後1枚目のアルバム。STAXなら、まずはこれです。2曲目、3曲目を聴くだけでブッ飛びます。ファンキーというか勢いがあります。ノリノリです。チェッカー時代と比べると、明らかに垢抜けた感じ。音も厚くなってゴージャスな面もあり。曲もソウルフルなもの(ジョニー・テイラーとか)も取り上げていて(長い〜!)、この後のSTAX録音の成功を予感させます。やっぱり新境地での一発目だからか、すごく充実した内容です。
Let Me Down Easy / Grits Aint Groceries / Blind Man / I Can’t Quit You Baby / That’s What Love Will Make You Do / Walking the Back Streets and Crying
72年のライブ録音。ロスのSummit Clubでの演奏。1曲目からきますよ。"LET ME DOWN EASY"好きなんですよね〜(フレディ・キングとは同名ですが違う曲です。そっちも好きですけど)。このアルバム、ライブのせいかとにかくスローが濃厚なんですよ。SUNやCHECKER時代とはすでに別世界になっています。B.Bに通じるぐらいスケールが大きい歌手だと思うのですが、いかがでしょうか。
Walking the Back Streets snd Crying / Before the Honeymoon / Somebody’s Tears / Blue Monday / Married Woman / Eight Men, Four Women / Open the Door to Your Heart / Letter Full of Tears / Bet You I'll Win
72〜74年の録音集。81年にファンタジーから発売。名曲”Walking the Back Streets snd Crying”以外は未発表だったもの。とにかく充実期のミルトンが詰まっています。STAXとミルトンの相性の良さが全開です。お馴染みのTHE MEMPHIS HORNSもこのサウンドには欠かせないよな〜と、しみじみ。傑作ですよ。やっぱり。
Woman Across the River / Behind Closed Doors / Sweet Woman of Mine / Worried Dreamer / How Could You Do It to Me / You're No Good / Tain't Nobody's Bizness If I Do / Hard Luck Blues
74年録音。ブルーズン・ソウルと言えばリトル・ミルトン。リトル・ミルトンといえばこのアルバム。タイトルもそのまま、STAXでのミルトン(キャリア全体でも?)のピーク時の音。代表作として人気があります。やっぱり外せませんねえ。とりあえず聴いておきましょう。
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