マッキー レコード
Biography

1923年にミシシッピー州モンティセロに生まれる。家族が音楽好きということで、父親からギターを教えてもらう。羨ましい〜。しかし、生活は厳しく、かなり辛い思いをした様子。1938年、15才の頃にはすでにニュー・オリンズへ行き、サニー・ボーイ・ウイリアムソンやエルモア・ジェイムスと演奏。(凄い!!)

49年にシカゴへ。他のブルースマンと同様にビック・ビル・ブルーンジーのお世話に。マディ・ウォーターズ、メンフィス・ミニーらと共演(!)。

50年にJ.B.&ヒズ・バイユー・ボーイズを結成。

51年にサニーランド・スリムとJOBに録音。デビュー曲「Let's roll」はいかにもJ.Bらしいロッキン・ブルース。これこれ。サニーランド・スリムのピアノも最高。
53年にもJOBに録音。J.T.ブラウン(サックス)が参加。サニーランド・スリムとJ.T.ブラウンだもんね。最高ですよ。J.T.ブラウンは後に発表する自己名義のアルバムも結構好きです。サニーランド・スリムは別途紹介したいくらいの人ですね。

54年からパロットへ録音。この時に「I'm in Korea」「Eisenhower blues」を録音。「Eisenhower blues」の歌詞が問題となり発売禁止に。(因みに「Tax paying blues」は歌詞を変えたもの)この頃の録音は、本当に50年代の音といった感じで、カッコイイですね。ドタバタ感というか、これでいいのかなあ、と思えるような演奏もあったり。。。でもこの音なんですよね〜。

54年からチェッカーへ録音。ベースにウイリー・ディクソンが参加。雰囲気はそのままですね。
56年の「Don't touch my head」は名曲(私にとってはね)。「俺の頭に触るな」だもんね。
58年、4回目のセッションでチェッカーを離れます。この頃の音はなんだか凄くイイのに、もったいない感じがしますねえ。。。
その後、シャド、VJ、デッカ、ブルー・ホライゾン、JSPなどの欧州のレーベルでリリース。ちょいと彷徨ってます。

63年、USAでセッション。ここからまた凄いことに。「J.B. & アフリカン・ハンチ・リズム」での録音開始。ボンゴの音が心地イイ〜(アフリカン??)。ある意味スゴイ斬新じゃないですか!「Vietnam Blues」(Evidence ECD 26068-2)お勧めですよ〜。

67年に38歳という若さで自動車事故で亡くなる。最期の時期が凄い録音だったので、余計に残念。でも、素晴らしいアーティストってこういうパターンが多いんですよね。。。

J.B.Lenoir

J.B.Lenoirについて

初めて聴いたのは「NATURAL MAN」でした。CHESSのアルバムをいろいろ聴き始めていた頃です。
“ナチュラルマン”という言葉の響きがいいじゃないですか。普通の男という言葉と、あの暗〜いジャケが気になって買いました。聴いてびっくりでしたね。声が。普通じゃないよなあ。と思いました。でも、何だか気に入ったんです。繊細な感じと、バックの音(ちょっとドタバタした感じ)のバランスかな。当時はかなり聴きました。

それで、その頃、名古屋のネットワークというレコード屋さんに通っていまして、そこの佐藤さんに「J.B.ルノアーならJOBとPARROTの録音がマストだよ!」と言われてCDを購入。ハマリましたねえ。かなり。さらに、今度は「すごいビデオが入ったよ!」と言われて「American Folk Blues Festival 1965」(ブートレグ!)を購入。「God's Word」だったかな、ギターを叩き、クルリンッと回しながら演奏する姿を見て、強烈に好きになりましたね。(ちなみに私もギターを弾きますが、リズムに併せてギターを回すのは難しいです。それにギターを叩くのも、なかなかカッコよくキマリませんね。以外と難しいもんです。)
佐藤さんがお亡くなりになったのを聞いて、すごくショックでした。本当にいろんなことを教えていただいて。。。その中でもJ.B.ルノアーを聴くと、佐藤さんを思い出してしまうのは、私にとってJ.B.ルノアーとの出会いは特に強烈だったからだと思います。

このディスコグラフィはスゴイ!

J.B.Lenoir Discography


Back Back
Back Back