Text - Ｍｏｖｉｅ
| スター・ウォーズ/エピソード２ クローンの攻撃 Attack of the Clones |
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| エピソード１の出来に落胆した私としては、その続編であるエピソード２にもほとんど期待はしていませんでした。とはいえ、旧三部作のファンとしては、「スターウォーズ」というタイトルと例のテーマ曲を聞いただけで、体が自動的に反応して、わくわくしてしまうのも事実。もしかしたら、の気持ちを抱きつつ劇場へ向かったわけですが。 ボリュームの点においてのみ前作より多少マシになったとはいえ、内容的には、今回も期待外れでしたね……。相変わらず魅力の薄いキャラクター、とってつけたようなアクションシーン、ラブストーリーをメインとしておきながらおざなりな心理描写。お話になりません。物語としても中途半端で、単体として成立していない、あくまでつなぎの話、という感が否めませんでした。 CGを多用した特撮はそれなりに見応えのあるものでしたが、CGというのは、いくら綺麗でも所詮は「綺麗なCGだな」としか見えないものです。厚みも奥行きもなく薄っぺらい。その意味では、旧三部作のほうが、特撮自体はチープであってもよほど「リアル」を感じさせてくれました。 見どころは、ヨーダ様の圧倒的な強さ・カッコ良さと、終盤の大戦闘シーンくらいでしょうか。あとアミダラ姫＝ナタリー・ポートマンの可愛さとか。その程度ですね。 せめて、アナキン役にはもう少し存在感と魅力のある俳優を当てて欲しかったものです。あんな小生意気なだけの若造が、のちのちダースベイダーになるとか言われてもなあ……。ベイダー自体の価値が下がっちゃうぞ。 |
(02.07.25)