Text - Diary - Past - May,2001


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01.05.05 ふつうのなやみ
 実家に帰ると、妹一号機が、生意気にも恋愛系で悩んでいました。

「ほんとうに好きで付き合ってるのか、分からなくなった」だって。

 いつもはバカばっかり言ってるくせに、恋愛ごとになると妙に純情です。なんだか拍子抜けしてしまう。もちろんそれが人として普通の姿なんだけど。


01.05.03 永遠にねむる
 どんより曇った空に降りしきる雨、ただでさえブルーなシチュエーションの中、最高に気の滅入るところに行ってまいりました。K氏の父上の、告別式です。

 K氏とは長い付き合いですが、初めてでした……いつも陽気な彼の、あんな顔を見るのは。言葉を交わす機会はなかったけれど、憔悴しきった彼の姿はあまりに痛々しくて、かける言葉なんてどのみち見付かりはしなかったでしょう。私はもう居たたまれなくて、一刻も早く帰りたい気持ちでいっぱいでしたよ。

 結婚した友人たちの家庭から新しい命が誕生する一方で、こうして失われてゆく命もある。生と死を、ますます身近なものとして、リアルな肌触りをもってひしひしと実感するようになってきました。


01.05.02 容赦なし。
 まだ風邪が治りきっておらず、喉の痛みと激しい席に悩まされながらも、ひたすらお仕事に精を出す日々の私です。

 ――とはいえ、どう見ても半病人のそんな私を、平気で夜の12時近くまで働かす会社ってどうなのよ、いったい。昨日といい今日といい、夕飯どころか、軽い間食を摂る余裕すらなかったぞ。

 まあおかげで、短期間で一気に仕事を覚えられましたけどね……。そうゆう教育方針なのだとしたら、なかなかスパルタな職場といえましょう。有り難いこってす、まったく。



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