ロングワーススタイルチャック

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 ロングワーススタイルチャックって商品名ですが、ボタンジョーです。螺旋の切れ目が入った2枚の円盤を螺旋の向きを逆に合わせた構造。2枚の円盤の角度をずらすことによって、溝の交点にあるゴムのストッパーが内外に移動してワークを挟みます。
 写真は、山桜のお皿をこれからペーパーで仕上げるところ。 

 実際にワークを締め付けるのは、裏にある蝶ナット。締めるとテーバーの付いたゴムが縮んで、ワークを締め付けます。正面には6角レンチ用の穴がありますが、蝶ネジで十分ワークをつかめているようです。縁の形状と重量にもよりますが、円筒でなければテールストックは不要でした。
 この道具は4ッ爪チャックで掴む構造。ジョーの開閉機能はこのツールそのものが持っているので、4ッ爪はツールを掴むだけです。

 蝶ネジの締め付けは、タイヤの脱着と同じ要領で、上下、左右と対向した順番で締めてセンター出しの精度を上げます。
 どれくらいの精度でセンター出しをしているのでしょうか。今度高台のへそを残して精度を見てみます。
 これで2,3枚お皿を仕上げましたが、リングチャックに比べると作業ははるかに楽です。

 ワークのサイズは、外から挟み込む形で、最小60mm〜最大250mm。
 ただし中央に6角ボルトが着いているので、平らなものはそのまま掴むことはできません。スペーサーを当てたらどうか、今度試してみましょう。

 これでまたまた、お皿が沢山できるようになりましたが、、、、,,No more お皿  と山の神が申しております、、、。
 

 ツールには関係ありませんが、半端なペーパーは荒さごとに左のようなバインダーに入れています。
 旋盤で使うのは、120,180,240,320,400,600+仕上げ。
普通は180から使い始めます。
 1種類のものを使い続けるより、ちょこちょこ番手を上げていった方が早く、ペーパーの持ちもよいようです。 更に小さいものは、別の入れ物に。裏に番手が表示されない場合は、マジックで書いておきます。
 (写真の 40 は 400番の意です。)