NEW 丸棒加工ガイド |
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山の神のアドバイストで、次作のかせかけのi糸を掛ける丸棒は10mmで製作することになりました。糸がたっぷり巻ける、ちょっとヘビーデューティーな仕様です。従来は8mmで作っておりましたが、10mmのものは作り方が異なります。というのは8mmまではチャックを通して回転軸の穴に収まり、後ろまで抜けるので、端の加工も楽にできますが、10mmでは中を通すことができません。チャックで端をつかみ、もう一方の端はテール側になるので、振動を押さえるジグが必要になります。海外のウェブでは、大きな壺を支える大きな3個のベアリングで作った振動押さえがありますが、今回は細い丸棒。小さなベアリングで同じようなものを作ってみました。ベースは、丸太の製材台を作った単管パイプジョイントが余っていたので流用。ボルト付きのベアリング4個をナットで固定します。
マウスロールオーバー
ワークに比べ、単管パイプとジョイントは十分重いので、振動することはありません。気になるベアリングの当たり跡ですが、ペーパーを軽くあてると消える程度です。このジグで、10mmから30mmの直径の丸棒が加工できます。太いものは、普通にテールストックを使った方が早そうです。ベアリングで重量を支えなければならない工作は多分しないでしょう。
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チャック側から見たところ。上の2つのベアリングは、センターの位置を決め、ノブスターで固定します。
マウスロールオーバー
30mmのパインの丸棒をざくっと加工。ラフに刃をあてて負荷を掛けてみましたが、ナット締めでも安定していました。 しかしパイン材は柔らかいので、ベアリングの跡がくっきり。 やはり、無理な力がかからないように、丁寧な加工が必要です。
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丸棒製作ジグ |
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インクルルームを作るのに、20mm径の丸棒を沢山作ることになりました。で、旋盤を使った丸棒の加工治具をつくることに。旋盤はそもそも丸いもの作るためにあるのですが、径の同じ円柱を作る腕がないので治具が必要になるわけで。(^v^)>
構造は簡単。材の脇にトリマーをスライドさせるガイドを作ります。このガイドの溝にトリマーをスライドさせて円柱を削り出します。
マウスロールオーバー
加工する棒は、予めテーブルソーで面取りをすると切削抵抗が少なく、綺麗な仕上がりになります。
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ツールレストベースはガイドのセンター側のストッパーにを使っています。ガイドについているクランプはトリマーのストッパー。チャック側のストッパーは木っ端でつっかえ棒。シンプルな構造です。
長尺の場合は、ガイドごと前後に移動。
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ざくっと加工して、この状態から更に加工します。この状態でもペーバーはかけられますが、もう1回トリマーで削った方が時間は早そうです。
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作れる丸棒サイズは15mmから50mm位でしょう。細いものは振動やしなりで長いものは難しそうです。太い方は、椅子の足程度なら十分です。
取り急ぎ必要なのは20mmのもの。当面他の径の丸棒は必要ないのが残念です。
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