大きな木工 小さな大工 洗濯小屋
 母屋の中に洗濯機を置く場所がないので、外水道の脇に小さな洗濯小屋を作りました。
 敷地の中に、母屋、工房、物置と3つも建物があるので、なるべく小さなさサイズで、とうリクエストで作ったのが、この洗濯小屋。広さ約1畳くらいです。
 このサイズだと、昔の屋外のトイレそのままですねえ。

 構造はパネル。一人で組み立てるのが原則なので、柱の間に1x6を落とし込んで壁を作ります。
 2x6には、あらかじめ核を加工の上塗装しておきます。核といっても、厚み2cmの板なので、相欠きを柱の溝に詰めていきます。
 パネル構造は水には弱そうなので、柱や壁材は塗装後に組み立て。溝にはコーキング処理となります。

 ドアも手作り。2x4材と1x6で組んであります。格子は桜の端材。窓はガラスではなく、アクリの板。妻の上にも明かり取りでアクリがはめこんであります。
 ちなみに、明かり取りのアクリは近所のDIYで購入。あまりに高いので1枚だけ買って、monotaroを見てみたら、あらら、同じ3mm厚のアクリが約半額。
 失敗してしまいました〜。
 
 左写真
 横から見るとこんな感じです。幅約1m。この大きさだと、柱を立ててから1x6を落とし込むより組んでしまった方が早いので、先に組んでしまいます。

 右写真
 ドアはこんな感じ。monotaroで大きなアクリを扱っていたので、1枚ものですっきりしました。
 
 この大きさだと、筋交いは必要なのかなあ。今は2x4の胴椽だけで支える構造です。
 作りは大きな木工で、胴椽のほぞはエポキシ樹脂でしっかり柱に接続。パネルのフレームは、エポキシとボルトでしっかり根太に固定されています。エポキシは接着というより防水。アルテクノの表面コーティング用エポキシ、GM−1508を下周を含め塗装します。材木のひびの部分にも良く浸透し、防水性能が格段にアップします。

 
 中で過ごすわけではないので、断熱材は壁にも天井にもなし。野地板が剥き出しの内部です。妻の明かり取りが結構効いていて、明るい室内です。

 このサイズだと、木工をしているのか、大工をしているのか良く分かりいません。木工にしては大きいし、大工にしては小さいし。不思議な感じです。いずれにしても、このサイズの物置としては、相当頑丈なものができたのではないかと思っております。
 

 
 
 南側の妻側は、材の乾燥スペースです。上に取り外しができる棚を2枚しつらえました。ここは旋盤のワークの乾燥。棚の下は、家具材の乾燥スペースです。長尺材を乾燥させるときは、棚を外す予定ですが、、、いつもワークが居座っていそうです。

  
 北側の妻は、洗濯用の棚をしつらえました。壁には蛍光灯も。
棚の右にある、毒々しい緑色をしたものは、工業用石けんです。工業用石けんというと、一斗缶に入った、灰色のもので、匂いも悪く、使うと手が荒れて、、、というのは昔の話。今はアロエ入りということで、匂いもいいし、使ったあとも手はしっとり。
 ずいぶん進化しています。

 洗濯機も入ったし、給水、排水もOK。あとは冬が越せるかが問題です。
給水のバルブは 通常閉 のはずなので、水抜きが必要になります。、本体内のドレンは上手く行くのだろうか。
 春になったら、洗濯機壊れていないか、またレポートします。