伊太利亜に憧れてみる 更新日 2004年8月14日

こんばんは、僕です。加藤ローサみたさに春からNHKの伊太利亜語会話みてます。
楽譜に書かれているコトバは普通、伊太利亜語ですが、マンドリン業界に関わるマイノリティな方々にとっては伊太利亜の作曲家、作品に触れる機会も多いと思います。知ってて損はない伊太利亜語の知識をひけらかす紹介するので、参考にして下さい。

※本格的に学びたい人は、NHKの教育テレビ、ラジオを視聴をお勧めします。
※間違いがあったら指摘して→tericco@msn.com


マンドリン・オーケストラで使われる楽器

mandolino マンドリーノ(マンドリン)
mandola マンドーラ
chitarra キタッラ(ギター)
mandoloncello マンドロンチェロ
mandolone マンドローネ
contrabasso コントラバッソ(コントラバス)

仏語などと同様、名詞、形容詞、冠詞などには女性形、男性形の区別がある。単数形で語尾が -oで終わるものは男性名詞、-aで終わるものは女性名詞。-eで終わるものは男性形か女性形か一見わからないので覚える必要がある。ちなみに-oneは接尾辞で「大きい」という意味を加える。だから綴りを見ればマンドローネはマンドリンの大きいものだと、マンドローネを知らない人でも何となくわかる。マンドリンオーケストラではギターのみが女性名詞ということになる。

人名もまた、-oで終わるのは大抵男性、-aで終われば女性。たとえば…
Arrigo Cappelletti
Ugo Bottacchiari
Amedeo Amadei
Mario Castelnuovo Tedesco
Monica

スコアを見てると、各パート楽器が複数形、単数形入り乱れて書いてあるものを見かけます。単数形でかかれている場合は、そのパートは一人しか要らないということなのか?

原題 作曲者 いわゆる邦題
Sulla Piana della Melia
Giuseppe Manente
メリアの平原に立ちて
sulla=su(〜の上に)+la
piana=平原
della=di(前置詞)+la
Senza Confini
Giuseppe Manente
国境なしに
senza=〜なしで
confine=国境、境界線
2語の組み合わせで、「無限の国境」という意味になるらしい
国境無く仲良くしましょう、と。
Sogno! Delirio!
Ugo Bottacchiari
夢!うつつ! sogno=夢
delirio=熱狂する、錯覚や幻覚、うわごと
I mandolini a congresso !
C.A.Bracco
マンドリンの群れ
Iはmandolinoの複数形(mandolini)に付く定冠詞(il)の複数形。
aは前置詞。congressoは、会議とか、大会とか。
「マンドリンの集まり」じゃつまらないし、やはり「群れ」がしっくりくるのか。。。

コンサートで最後の曲が終わると、Bravo!と叫んだりしますが、Bravo!は男性一人に対し使います。ですから、演奏者全員に対して言う場合にはBravi!と言うのが正しい。また、演奏者が女性一人の場合にはBrava!、演奏者が女性のみで複数の場合はBrave!と使い分けなければならないのである。だから、女子十二樂坊のライブではBrave!と言わなければならない。

〜おまけ〜

tempo(テンポ)→天気
fermata(フェルマータ)→バス停、駅
piatti(ピアッティ) →シンバルのことだが、お皿という意味でもある。シンバルは通常2枚を互いにぶつけて鳴らすから複数形表記。単数形はpiatto.レストランで"primi piatti"というと一番目のお皿、ということから一品目という意。

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