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| 「豚舎・設備のお悩み解決!」(84)「弊獣の回収と事故低減に向けて」 皆さんの農場では弊獣をどのように処理されているでしょうか。 焼却でしょうか。堆肥化でしょうか。
おそらく弊獣回収業者へ出している農場が多いことと思います。
堆肥盤で堆肥の中に弊獣を埋め込んで分解を待つという処理をしている農場では、
さて今回の記事では弊獣回収業者へ出までの手順が安全で適正に行われているかを考えて見ましょう。
農場によっては豚舎の出入口まで持っていって一時ストックするところもあると思います。
自然換気豚舎では防鳥ネットを張ってある必要があります。
『どうせ弊獣処理に出すのだから、鳥や犬猫に喰われようが関係無い』と思っている方、それは間違いです。
豚舎内作業者と社外作業者の担当が別れている場合は、豚舎の入り口に写真1のような蓋付きのプラスチック箱を置くと良いです。 写真1は三甲のジャンボックスです。これは仮置き場ですので、冷凍または冷蔵できる保管庫が必要です。 写真2はプレハブ保冷庫の例です。
弊獣保管庫の設置場所は出来る限り農場の外に設置しましょう。
次に、母豚が死亡したときは搬出にとても苦労しますね。
今年の冬は温かい日と寒い日が極端に入れ替わる時がありました。 【事故率の低減に向けて】
弊獣処理業者の料金形態は業者に依って異なります。
洗浄をせずに薬だけに頼っている農場では、いつまで経っても改善しないでしょう。
このような使い方をしている農場では腸内の有用菌まで殺してしまい、豚の自己免疫力を弱めている。 私も同感です。
洗浄消毒は衛生管理の基本であり、出来ない言い訳をするのでは無く、 連続飼育豚舎で、隣の豚房に洗浄水を飛ばさないようにするためには、豚房の回し方を工夫すれば済む話しです。
図1のように通路を挟んで両側に豚房がある豚舎では、片側ずつ順番に入れていく方法よりは、
図2のように両側同時に入れていく使い方の方が汚れや洗浄水の飛地理を防ぐ上でベターな方法です。
図3のように、大きい豚側も小さい豚側も1豚房を空けた状態で回すことが肝要です。 |
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