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インバーターでも出来ないことはありませんが、通常のインバーターは3相交流モーター用に設計されているため、単相で使うコルツヒーターを制御するには、3つの相へ均等にコルツヒーターを繋げてやる必要があります。
一般的にコルツヒーターには強弱の切替えが付いていて、強では200Wまたは300W。
ただし、気温に合せてマメに強弱切替えをしている農場はどれだけあるでしょうか。 今回は強弱2段階ではなくて、外気温に応じて出力を100%から0%まで変化させる制御を自動でやってみましょう。
まず、メインとなる制御部品ですが、『単相電力調整器』というものを使います。 45アンペアタイプで¥31,900(モノタロー)これだと200V200ワットタイプを45台接続できます。 20Aタイプを2台または3台に分けた方がブレーカーも小さいもので済みますし、相バランスも良くなります。
電源側は三相200Vから40Aブレーカーを介してG3PW-A220EU-C 3台へ1相ずつ振り分けます。
ブレーカー始め、G3PWやE5CNは全てウォールボックス内に組み込んで下さい。
温度調節器E5CNからの制御線は、図5のように結線します。 G3PW3台の2番端子と3番端子に直列に配線します。
これで、外気温の上下に応じて分娩舎全体のコルツヒーターが出力自動調節出来るようになります。 外気温が18℃以下では出力100%。18℃〜23℃までは温度に反比例して出力を減少。 @ 「○」キーを3秒以上押し、初期設定モードにする。最初の表示は「CN-t」で、入力種別のことですから、K熱電対0〜650℃の場合は「6」にします。上下矢印キーを押すと設定が変わります。 A エンターキーを押して上段の表示を「CNtL」にする。上下矢印キーを押し、下段の表示を「PId」にする。 B 「○」キーを3秒以上押し、運転モードに戻る C 「○」キーを短く押し、調整モードにする。エンターキーを何回か押し、表示を「P」にする D ここが「比例帯」言って、出力を変化させる温度幅になります。上下矢印キーを押して表示を「5」にします。 E エンターキーを押し、表示を「I」にする。上下矢印キーを押して表示を「0」にします。 F エンターキーを押し、表示を「d」にする。上下矢印キーを押して表示を「0」にします。 G 「○」キーを短く押し、運転モードに戻る。
最後に通販のモノタローで部品を買う場合のリストを掲載しておきます。
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