広めよう この地に 賛美と福音の光

 今週のトピックス
2015/3/1
「種類と個性」


 創世記 1章 12節


「地は植物、すなわち種を生じる草を、
 種類にしたがって、
 またその中に種がある実を結ぶ木を、
 種類にしたがって生じさせた。
 神はそれを見て良しとされた。」

 今年は寒さが厳しかったためか、暖かくなるのを心待ちにしています。2月も半ばを過ぎ、あちこちに梅の花が咲き始めました。今まで気が付きませんでしたが、寒い中に咲く梅の花と言っても、一本一本を比べると、開花時期には相当の開きがあります。自宅近くの梅林は2月の上旬から咲き始めて今満開ですが、ある保育園の庭にある梅の木はまだ堅いつぼみでした。どうしてこんなに違うのか、庭木に詳しい方に聞いてみましたら、同じ梅でも種類が相当沢山あるそうです。その種類によって開花時期が違うし、また同じ種類でも日当たりや風向きなどいろいろな条件で、開花時期は微妙に違って来るそうです。
 神様はすべての物を種類したがって造られましたが、同じ種類の中にもそれぞれに個性(違い)ある物として造られました。まして人間は梅の木と比べるなら、はるかに複雑で優った者として造られました。

  私はもともと性格的に自分と違う他の意見や考え方をする人と、協調するのが難しいところがあります。しかし、「神さまはひとりひとり個性を持つ者として造られた」と考えると、意見や考え方が多少違っても、ひとりひとりを大事にしなければならないと思いました。また、自分の個性も神様に与えられたものとして大事に(隣人との許される範囲で)しなければならないと思いました。

(文=松本俊雄 牧師)


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