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| 2014/08/24 脇役の影響は大きい ルカの福音書 １６章 １０節 「小さい事に忠実な人は、 大きい事にも忠実であり、 小さい事に不忠実な人は、 大きい事にも不忠実です。」 教会関係の方々が何人か入院されており、定期的に訪問させていただいています。今まで気が付きませんでしたが、病院によって訪問する者の居心地が大変違うものだと改めて感じています。何が違うのかというとあまり明確なものはありませんが、掃除が行き届いているとか、お手洗いがいつもきれいだとか、手拭きの紙があるとか、受付や病棟の看護師さんの受け答えが早くて明確だとか、小さい事のような気がします。 今まで病院と言うと、最大のポイントは医師の力量だと思っていました。しかし人間とはもっと複雑な者で、ただ病気が治れば良いだけではないと思います。そのためには、病院に関係するすべての人の働きが大切なような気がします。特に小さな、目立たない脇役的なスタッフの態度が、大変大きな影響を与えるものだと感じます。 確かに、この世には大きな働きと、小さな働きといわれるものがあります。しかし、どこからどこまでが小さくて、どこからどこまでは大きいかの区別は、その人によって違うように思います。だから自分がその役割になったら、小さい事にも、大きい事にも全力を出さなければならないと思います。そう思うと、今まで、自分で勝手に大小を決め、手抜きをしたことが沢山あったなぁ、と反省させられます。これから、どんなことにも全力を出したいです 。 （文＝松本俊雄 牧師） バックナンバーはこちらから |