広めよう この地に 賛美と福音の光

 今週のトピックス
2014/10/12
使えば使うほど増えるもの


 マタイの福音書 13章 12節


「持っている者はさらに与えられて豊かになり、
 持たない者は持っている物までも
 取り上げられてしまうからです。」

 私たちの人生の営みには、使えば使う程なくなるものと、使えば使う程増えるものがあります。お金や時間は使えば使う程なくなります。しかし、がんばる気持ちや、忍耐、体力は使えば使う程強くなり、大きくなります。

 10月4日(土)に保育園(牧師が理事長をされている保育園のひとつ)の運動会がありました。その中の種目の1つにひかり組(4歳〜5歳児クラス)の登り棒があります。高さは4メートル(?)ぐらいあります。4メートルは大人が見ても結構高く感じますから、身長1メートル前後の子ども達にとって、巨大な高さだと思いますが、一人ひとり懸命に登ります。教育的効果として幼い時に自分の体重を両腕で支える力をつけることは、その後の身体能力の基礎になると考えるからです。そのため、7月頃から少しずつ練習を始めますが、もともと運動能力には個人差があります。得意な子は自分から積極的に練習し、みるみる上達し、運動会の日にはお猿さんのごとく、スルスルと上まで登ります。それに比べて苦手な子は保育士がいろいろ励ましながら練習させますが、なかなか上手くいきません。
 そして運動会当日になります。保護者や来客の前で懸命に登ります。その時、一番感動するのは、今まで登れなかった子が練習の結果、少しでも高く登る姿です。この姿を見て人生は上まで登ることではなく、今までより少しでも高く登れるよう頑張る気持ちだと思いました。

(文=松本俊雄 牧師)


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