夫がドイツ転勤と聞いたとき、私のドイツ語の知識はゼロだった。それからすぐに、ドイツ語を独習し、さらに大阪にあるゲーテ・インスティテュート(独語学校)の短期集中講座を1ヶ月ほど受けたので、後はまあなんとかなるだろうと、
お気楽な気持ちで渡独した。
しかし、現地の生活を十分楽しもうと思ったら、片言のドイツ語と英語ではダメ だということを身体で感じた。
そして、フランクフルトにある語学学校に通い始めたのである。 私を含め多くの日本人は、本を読んだり問題を解くのは良くできるのに、しゃべっ
たり、聞き取りが外国人に比べて非常に苦手である。ヒヤリングなしの文法中心完璧主義的日本の英語教育に、今さら腹を立ててもどうにもならないので、私は独自の勉強方法をみつけてこの苦手な”聞き取り”を克服する必要があった。
その方法を紹介しよう。
1. 簡単な会話集とその内容が録音されたテープを用意する
2. テキストを見ないでテープを聞き、その内容を速記する
3. 自分の速記したものと、テキストを照らし合わせてみる
4. テープと一緒に何度も発音してみる。
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