事務局
〒710-1301 岡山県吉備郡真備町箭田2387
相談室 藤井
   第98号  2002年9月発行
《6月の例会報告》
6月は「地域家族会活動の報告」を地域の会と兼務されている会員の方からしていただきました。
倉敷あけぼの会(山下さん)/保健所跡地(家賃無料)に20名がボランティアの協力を得て、ストローの袋詰めで通所しており、現在定員がいっぱい。会から50万出資して施設を改造。入会金1万円、月の会費500円で維持している。第1水曜の午後月例会を開催、医師の講演や当事者の体験発表、バザー、スポーツ大会、一泊研修、体験発表をまとめた自費出版などを行なっている。行事を行なうときは新聞社やケーブルテレビの取材をしてもらい広報にも力を注いでいる 市内の家族会で連合会を結成しており、国と市の補助金700万は全額指導員の人件費に充てられている。また将来NPO法人獲得と事業拡大や職員増員を目指している。
 問題点・課題としては通所者の家族があまり来ないこと、生活支援センターが立ち上がったが職員がまだ慣れていないことなどが挙げられる。
真備町ふれあいの家(早崎さん)/もともと総社保健所の家族会に入れてもらっていたが遠いので地元で作ろうということになり、町へ働きかけて公共施設(家賃無料)を週2日半日利用で、まず憩いの場から始まった。5年前より正式に町の家族会として発足。現在作業所へ発展(町立としては県下初)、指導員と支援ワーカー、ボランティアの協力のもと週4日9〜3時、主にフルーツネット折り、梱包作業を中心に月例会や料理実習、旅行町内行事の福祉祭りに出店等行なっている。また、2年前には県と町の協力を得て県立病院院長の中島先生の講演を町内で主催した。このときは一般町民へも呼びかけ、会場は満場で盛況だった。最近は父親の集いも開き少しずつではあるが人が集まってきている。
清音村麦の会(近藤さん)/1年前に発足、役場の方も含めて10名くらいの会員で月例会を庁舎内で開催。まずは交流を、ということでスポーツを中心にしている。会費は100円まで。

岡山県家連総会の報告(水川さん)
現在傘下に43の家族会5500人が加盟している。岡山県下には精神障害者の方が47,000人と言われている。手帳によるJRの運賃割引は交渉中だがめどは立っていない。他の障害者の手帳制度とも格差が生じないよう全家連が働きかけている。午後にはもと浦安荘荘長の講演がありました。

《7月定例会の報告》
7月は16名の参加を得て家族だけによる座談会を開き、充実した話し合いがもたれました。

《8月定例会の報告》
29日の病院夏祭りで独自企画のバザーを行ない、盛況のうちに完売し、3万円弱の売り上げがありました。売上金は全額、会の運営費として使われます。ご協力くださった皆様に紙上をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました。


 9月定例会は29日10〜15時、広島県賀茂郡大和町大具の悠然郷(ゆうぜんきょう)へ施設見学します。(病院10時前集合、弁当持参)同施設はもと教師らが共同出資して作った憩いの場です。(精神障害者の専門入所施設ではありません)
 10月定例会は7日(月)13時30分よりマインドホールにて「看護を囲んで」話し合いを行ないます。日頃、病棟ではゆっくり話づらいことなどを語り合いましょう。
 当家族会では統合失調症(精神分裂病)に関する家族の基本的な知識や対応について分かり易く書かれた小冊子を保管しています。無料貸し出ししていますのでお気軽に事務局までお尋ね下さい。
《家族会をのぞいてみませんか?》
 −初めてこの機関紙を手にされるご家族へ−
 まきび病院家族会あおたけの会は会員70名を数える家族の会です。家族会とは心を病んだ人を抱える家族同士が集まり、交流や研修を通して互いに励ましあったり、支えあう場です。会に参加することで直接病気の治癒につながるわけではありませんが、対応に戸惑ったり、つかれたときに経験者の話を聞いたりすることでずいぶんと気の持ちようが違ってくると思います。また、家族が楽になることによってご本人も変化が現れるという研究もされています。
 活動は毎月定例会を開いており、内外の講師を招いて研修をしたり、他施設見学や家族同士の交流などを行なっています。会の入会にためらいのある方はまず見学していただいています。会費も月300円で入院・外来を問わず自由参加を原則としていますのでお気軽にお問い合わせください。
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