事務局
〒710-1301 岡山県吉備郡真備町箭田2387
相談室 藤井
   第84号  2000年5月発行
 《3月の定例会報告》
 13名の方の報告があり、1年の反省会を行ないました。
 以下はその要約です。
家族/精神保健福祉法が更に改正され、さまざまな社会復帰施設ができるようになってきた。14年度からは精神のほうもホームヘルパー制度が導入されるようになるし…。岡山市では試験的に始まっている。ヘルパー制度も予算的な裏づけが必要。こういったものを獲得するためにも家族自身が自立しないといけない。
家族/精神保健業務は現在の県から市町村へ下りてくる。保健婦さんはどんどん忙しくなって仕事が回らなくなるのでは?
家族/情勢の話はともかくとして、昨年1年間の事業の中では医師の講演に参加する人が28名と一番多かった。家族会の大きな意義としては交流を深めることにあると思う。悩みを聞いてもらうところが一番必要とされているということでしょう。
家族/どんどん医療情勢が変わってきており、どうしていけばいいのかがわからない。医療機関も必要でもない薬を出さないと経営が成り立たないと聞くが…。
看護/病院持ち出し(採算がとれないこと)の薬も多い。入院すれば入院費の負担が大きいため、外来で支えれるようやむなく注射や多めの薬を処方しても診療報酬の段階でチェックされ、使った分だけ支払い基金から払ってもらえないことが多い。
家族/退院したら将来いくところがないという大きな問題がある。
家族/グループホームにしても一人あたり月6万5千円の自己負担がかかっている。
家族/今の流れは「在宅へ」となってきている。在宅を支えるための施設「生活支援センター」を作るのにも自己資金が必要。作業所より規模が大きいのだが…。
家族/心が読めないので他の障害と比べて難しい。作業所へつれていっても続かないし、日常の生活からしてできない。家族/グループホーム一つにしても報道されているようにうまくいかないと思う。親がいる間はがんばったほうがいいのでは?
家族/家族だけでざっくばらんに話し合える場がほしい。
  (この意見は取り上げられて今年度中に一度試みることになりました。)

※4月は病院の「なんじゃらほい祭り」に参加していただきました。

お知らせ
 5月は定期総会が14日11時よりマインドホールで開かれます。軽食を準備しますのでお気軽にお越し下さい。午後1時30分より院長を囲んで座談会を行ないます。なお、10時からは役員会をあおたけの間で開きますので、新旧役員の方はお集まり下さい。
 6月定例会は10日1時30分よりマインドホールにてビデオ学習を予定しています。
 今年度より、物価高騰を理由に「ぜんかれん」が年間2400円から3000円に値上がりします。引き続き注文される方は5月中に事務局まで代金をお持ち下さい。
 毎月第3土曜日の午後より、弁護士による法律無料相談を行なっています。これは弁護士会の中の「ひまわり基金」というところによるもので、金銭トラブル、離婚争議、遺産相続、人権問題など法律に関する相談を無料で弁護士に相談できます。相談を希望される方は、入院、外来を問わず、秘密は守られますのでお気軽にお申し込み下さい。問い合わせは相談室のケースワーカーまで。
 家族会では『家族のための精神分裂病ハンドブック』という小冊子を無料でお貸ししています。発病して間がない方や病気のことがよくわからないといった方など初めての方でもわかりやすく書かれていますのでご希望の方は事務局までお尋ね下さい。


 1.開会挨拶   7.事業計画案
 2.議長選出   8.予算案
 3.事業報告   9.その他
 4.決算報告   10.議長解任
 5.監査報告   11.閉会挨拶
 6.新役員選出