事務局
〒710-1301 岡山県吉備郡真備町箭田2387
相談室 藤井
   第107号  2004年3月発行
≪1月定例会の報告≫
 1月は倉敷『いわ倉』にて新年会を開きました。

≪2月定例会の報告≫
 2月は2グループに分かれて看護師と話し合いをしました。
◇本館グループ
家族/かつては本人に遠慮がちに話していたが、最近は何のためらいもなく言えるようになった。本人が昔壊した壁の穴を額で隠しておいて何かあったら見せるんです。するとグウの音もでなくなって…(笑)。
 もう治ったと思ったらしく働いてみたが1週間と続かなかった。その体験で年金をもらうのが妥当だと得心がいったみたい。
 病気が悪化しているとき、服を着て出ていったはずなのに帰宅したら下着1枚だった(笑)。その姿を近所に見られていると覚悟した。
家族/何回も死にかけていたのに助かっている。起爆させないように気を使ってた。
家族/病院ができた頃、看護師さんに添い寝をしてもらってたのを覚えていて今でも「一緒に寝て」という。いい年してるのにね(笑)。
家族/私が兄弟の夫婦と同居しているので引き取ることができない。相手の配偶者は病気のことは知っていてある程度理解はしてくれているが私が気がねしてしまう。本人に対する兄弟の評価は低い。兄弟は私が倒れたときのために「(本人に関する)大事なことは書いておいてくれ」と。
家族/かつては私が兄弟間の調整役ばかりしていたが、今は看護の疲労を共有してくれる。場数を踏むしかない。
家族/兄弟の子が本人を指して「おかしいな、どうしたん」と。すかさず兄弟が「おじさんは病気なんよ」というと「ふうん」と納得。隠さずあっさり言うほうがいい。
家族/身内に勇気を出して病気を告白したら楽になった。夫婦で役割分担して…。
看護/親の力はすごいなと思います。あらためてご家族の話をしっかり聞いていかないと、と思いました。
◇別館グループ
家族/発病後、病院に行っても薬をのみたがらず、不調になりどこへ受診したらいいのか悩んだ。入院後薬の説明を受けてからきちんと飲むようになり、みるみる良くなってきた。これから就職のことなど心配。
家族/入院3ヶ月をずっと付き添って一生懸命したら早く治ると思っていた。入院直後は知識不足もあって泣くばかりしていたが、家族会に巡り会って会員の皆さんに励ましてもらった。ある日おとなしかった子が突然反発し、暴力をふるうようになって怖くなった。看護師さんに「あなたの子でしょう、恐れることはないはず」といわれ不安がとれた。
 子供に見捨ててはいないんだと感じさせることが大事。病院から自宅へ帰る間のグループホームみたいな施設があればと思う。他の入院している人にボランティアらしいことをしてみたい。
家族/発病当時はショックだったが時間が経つにつれて価値観が変わっていった。100人に1人は精神障害者がいる。堂々と生きたらいい。病気を抱えた現状の中で花を咲かせてやりたい。相手と過去を変えることはできないが自分と未来は変えることができる。

お知らせ
@3月の定例会は14日(日)13時30分より1年の反省会を行います。来年度に向けての要望や意見も募集しますのでふるってご参加下さい。10時からはあおたけの間にて役員会を開催いたしますので役員の方はご出席下さい。
A4月の定例会は上旬から中旬にかけて病院の花見に合流・参加予定です。日時、場所などの詳細は、決定次第病院外来廊下に掲示いたします。
B3月14日(日)10時〜15時30分、岡山国際交流センター国際会議場(岡山市奉還町2-2-1 Tel086-256-2000)において岡山県医師会主催『精神科夜間・休日相談センターおかやま』の開所10周年記念大会と研修会が催されます。「私の見た精神科救急」と題してノンフィクションライター野村進氏の記念講演と、10年間の報告、シンポジウム「岡山県の精神科救急の過去、現在、未来」があり、シンポジウムで
は指定討論者として一色院長が出席予定です。
C3月11日(木)13時30分〜15時30分、岡山衛生会館5楷中ホール(岡山市古京町1-1-10 Tel086-272-3275)にて岡山県精神保健福祉協会主催で精神障害リハビリテーションセミナーが催されま
す。テーマは「作業所に行こう −通所者の目から見た作業所の現状と課題−」で、虹の里地域生活支援センターの稲井氏による講演や県下5つの作業所通所者の方々によるシンポジウムが予定されています。参加無料です。
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