東海道


(内容・特徴など)
・日本橋から京都までを5分冊に分け、1冊あたりがコンパクトで携帯に便利
・全コースの2万5千分の1の地図が載っている。地図上にビューポイントなども記載されており、歩きながらでも気軽に見て確かめることができる
・本文の構成は、地図、コース説明、見所解説の順で、宿場ごとの特徴、データ、見所の解説なども充実している。



中山道

@歴史街道トラベルガイド 中山道の歩き方(6分冊) 児玉幸多監修 学研 
  定価 各巻1600円
  2001年発行  

   ・武州路・上州路をゆく (日本橋〜坂本宿)
   ・信濃路をゆく(上) (軽井沢宿〜望月宿)
   ・信濃路をゆく(下) (芦田宿〜本山宿)
   ・木曾路をゆく (贄川宿〜馬籠宿)
   ・美濃路をゆく (落合宿〜今須宿)
   ・近江路をゆく (柏原宿〜京都三条大橋)


(内容・特徴など)
・「東海道五十三次を歩く」シリーズと同じ監修者、同じ編集方針のガイドブック。違うのは発行会社が講談社から学研に変ったのと、サイズが少し大きくなったことくらいである。
・現在のところ中山道歩きに関して、これ以上のガイドブックはない。これ1冊もって旅に出れば困ることはない。



A新装版 今昔中山道独案内  今井金吾著   JTB出版  定価 6311円
  (初版昭和51年発行 新装版平成11年6月 第7刷)

(内容・特徴など)
・「今昔東海道独案内」の姉妹版で、東海道の2年後、昭和51年に出版されている。・内容、特徴も同じで、実際に自分で歩きながら現実と昔の姿を古い文献などにより照らし合わせている。労作である。






参 考 書
私が、歩いたときに参考にした本、また、HPを作成するときに参考にした主な本を紹介します。
旧街道関連    ・東海道
           ・中山道
           ・甲州街道・ほか      
           ・奥の細道 
           ・四国遍路
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           ・街道・宿場等共通 

ウォーキング関連
奥の細道

@芭蕉 おくのほそ道 付 曾良旅日記 奥細道菅菰抄  萩原恭男校注 岩波文庫 
  定価660円   1979年第1刷 2004年10月5日第50刷発行
(内容・特徴など)
コンパクトな文庫本の中に「おくのほそ道」本文をはじめ、曾良旅日記、奥細道菅菰抄(江戸時代の定評ある注釈書)ほかが収録されており、芭蕉「おくのほそ道」に関する手軽で内容の濃い最適の参考書だ。

Aおくのほそ道の旅  萩原恭男 杉田美登 著  岩波書店 定価740円 
  2002年1月発行

(内容・特徴など)
@の校注者が、おくのほそ道本文に現れる各地の様子やエピソードをわかりやすく解説している。


B週刊 おくのほそ道を歩く  角川書店 全30号 各号560円   
  2003年5月〜10月
 発行
D奥の細道の旅ハンドブック(改訂版)  久富哲雄 著  三省堂  定価1500円 
 2002年7月発行

(内容・特徴など)
「おくのほそ道」本文に現れる有名地の解説をしている。この書にはピンポイントの詳細地図が掲載されているので、特に「奥の細道」の有名地を巡る旅には非常に役に立つだろう。


E芭蕉はどんな旅をしたのか 「奥の細道」の経済・関所・景観  金森敦子 晶文社
  定価4600円
 (2000年10月初版発行 2003年3月第7刷)
(内容・特徴など)
「奥の細道」を芭蕉と曾良は実際にどんな旅をしていたのだろうか。芭蕉以後、商人や武士などが遺した江戸時代の旅日記と「曾良旅日記」をもとに、具体的に「奥の細道」をたどってゆく。
実際に歩いてからこの本を読むと、現在の情景と対比できて面白い。


F「おくのほそ道」注釈書関係
「おくのほそ道」には、昔からたくさんの注釈書が出ています。これらの中から、私も参考にした主なものを紹介します。
・「おくのほそ道 全訳注」 久富哲雄著 (昭和55年、講談社学術文庫)
・「おくのほそ道 永遠の文学空間」 堀切実著 (平成9年 NHKライブラリー)
・「おくのほそ道評釈」 尾形仂著 (平成13年 角川書店)
・「『おくのほそ道』解釈事典」 堀切実編 (平成15年 東京堂出版)

内容・特徴など)
・最大の特徴は、深川から大垣までの連続した詳細な地図が載っていることである。芭蕉が実際に歩いた道は分かりやすく表示されている。
・掲載の地図は縮尺がやや大きく大雑把なので、一般の地図に落とし込んで使用したほうがよい。
・1冊あたりは薄いものなので、私は実際に歩くときに必ず携帯した。
・カラー写真がふんだんに使われており、見ていても楽しくなる。

A新装版 今昔東海道独案内  今井金吾著   JTB出版  定価4854円  
 (初版昭和49年発行 新装版平成12年2月1日第8刷

(内容・特徴など)
・初版が発行されたのが昭和49年、本書の発刊を機に、文化庁による「歴史の道」の調査整備が実現したそうである。絶版となっていたものが平成6年に新装版として再刊された。
・昔の文献を多く引用し、詳しく考証を行っている。
・2万5千分の1地図に旧道を赤線で表示し、わかりやすくしている。

@東海道五十三次を歩く(1〜5)  児玉幸多監修  講談社 定価各分冊 1600円
  1999年発行

     ・第1分冊 日本橋〜大磯
    ・第2分冊 小田原〜箱根〜府中(駿府)
      ・第3分冊 丸子〜大井川〜新居
     ・第4分冊 白須賀〜伊勢湾〜桑名
     ・第5分冊 四日市〜鈴鹿峠〜京都三条大橋

(内容・特徴など)
・前項の姉妹版。前書に掲載されている地図がすべて収録されているので、非常に役に立つ。
・収録されている地図は大雑把なものなので、これに基づいて自分なりの地図を作成したほうがよい。

・地図を利用するという意味では、前項の週刊雑誌を全部そろえなくても本署が1冊あればすむ。

C芭蕉「おくのほそ道」の旅 金森敦子 角川書店  定価838円 
2004年1月 初版発行

(内容・特徴など)
同じ著者の「東海道」「中山道」に続くシリーズである。新装版発行で容易に手に入るようになったのは大変喜ばしい。やはり、実際に踏査して書いているだけに、内容は非常に役jに立つ。
なお、本書は甲州街道、日光、奥州街道のほか日光壬生道、日光例幣使街道についても掲載されている。

甲州街道ほか

@新装版 今昔三道中独案内 日光・奥州・甲州  今井金吾著 JTB出版 
 定価6000円  平成16年3月1日発行 (昭和53年4月1日 初版発行)















A多摩の街道(上) (甲州街道、青梅街道編) 清水克悦、津波克明著 けやき出版 
  定価1500円 
 

(内容・特徴など)
日本橋から小仏峠を越えて相模湖までのガイドブック。地図は全線載っているわけではないが、参考になる。沿道の史蹟の説明なども大変参考になる。

B広重・英泉の木曽街道六拾九次旅景色    人文社     定価  2200円
(内容・特徴など)
・「木曽街道六拾九次」は歌川広重と渓斎英泉によって作成された。全シリーズ71点のうち、47点が広重、24点が英泉の手による。
・本書では、この全作品が収録されている。

C図説 中山道歴史散歩 (別冊歴史読本 2001.10.26 発行))  新人物往来社  
  定価 2200円   
(内容・特徴など)
・奈良井、妻籠、馬籠などの歴史的景観・背景の説明、特に建築物の構造などの説明が詳しい。
・中山道にまつわる歴史的出来事などエピソードが豊富に載っている。

A誰でも歩ける東海道五十三次  日殿言成著 文芸社 定価 1800円
(内容・特徴など)
・本書の特徴は後半の「詳細地図」である。日本橋から京都三条大橋までの途切れることのない手書きの詳細地図は驚きである。
・本書の前半では地図の詳しい解説が見られる。宿場ごとに、宿場の成り立ちや特徴、宿内外の見所から、弥次さん、喜多さんの行状まですべてわかってしまう。

B図説 東海道五十三次 今井金吾著 河出書房新社 定価1800円
  2000年12月発行

(内容・特徴など)
・広重の描く保永堂版「東海道五十三次」が、日本橋、京都三条大橋を含めて55枚すべて収録されている。・広重画の解説はもとより、「東海道の歴史を歩く」と題する今井金吾氏の解説文もある。


C東海道五拾三次  田丸宏著  杉並けやき出版  定価2800円
 平成15年12月発行

(内容・特徴など)
東海道周辺の有名神社仏閣、名所旧跡などを紹介し、その内容やそれのまつわる歴史などを詳細に分かりやすく解説している。地図が豊富なので、場所を探しやすい。


街道関係共通

@日本史小百科  「宿場」  児玉幸多 編  東京堂出版  定価  2800円
(内容・特徴など)
・1.古代、中世の交通と宿駅。2.近世宿場町の発展。3.宿場の構造。4.宿場の施設と暮らし。5.様々な宿場町の五編に分かれている。
・日本史小百科の様々なジャンルの中の一つである。


A日本史小百科  「交通」  荒井秀規他 共編  東京堂出版  定価  2900円
(内容・特徴など)
・古代から中世にいたる歴史の中で、交通に焦点を当てて書かれている。
・本書の対象とする交通とは、人の移動、物資の運搬(物流)、情報の伝達等を意味している。
・8世紀初頭、律令制に基づく古代国家の確立期から明治政府の成立期を経て現代までの交通を概観している。

@ウォーキング  波多野義郎著 株式会社スパイク  定価1500円 1997年発行
(内容・特徴など)
・「元気で10年長生きしたいあなたへ」という副題がつけられている。ウォーキングの効能、万歩計をはじめ靴、服装などの注意から歩き方まで盛りだくさんな内容である。


A決定版 快適ウォーキング  湯浅景元著  岩波アクティブ新書  定価740円 
  2004年発行

(内容・特徴など)
・ただ歩けばよいわけではない!強度と歩き方に注目
・肥満予防と高血圧予防のウォーキングはここが違う
・休憩の取り方、栄養・水分補給の方法   など

       



@四国遍路ひとり歩き同行二人【地図編】  へんろみち保存協力会編 定価2500円
(内容・特徴など)
  歩き遍路には必携の地図である。詳細な地図に札所の所在地はもとより、宿舎、コンビニ、郵便局など旅の途中に必要な場所がすべて記載されている。巻末には札所や宿舎の住所、電話番号などの一覧表もある。札所から主なポイントまでの距離が細かく記載されているので、実際に歩くときはもとより、プランを立てる際にも非常に役立つ。宿舎情報など変わることも多いので、3,4年ごとに改訂版が出されているようだ。現時点では2007年2月1日発行(第8版)が最新版。そろそろ改定の動きもあるようだ。


A四国遍路ひとり歩き同行二人【解説編 へんろみち保存協力会編 定価1000円
(内容・特徴など)
 @の姉妹版である。これから初めて遍路に取り組む人向けに初歩から解説している。遍路実行の時期、所要日数、遍路の仕方、費用・予算などからプランの立て方まで、懇切丁寧に解説してくれる。@とAの2冊があれば、ほぼ完璧といえるだろう。


B歩き遍路  辰濃和男著  2006年7月1日第1刷発行 海竜社 定価1700円
(内容・特徴など)
 著者は元朝日新聞の記者で、何回も歩き遍路を実行している。実際の経験とへんろ道にかかわる人々への取材を通じて、歩き遍路の真髄を分かりやすく教えてくれる。自分には歩くのは無理だなと思う人でも楽しく読むことが出来る。


C四国遍路  辰濃和男著  2001年4月20日第1刷発行 岩波新書 定価780円
(内容・特徴など)
 Bと同じ著者が2001年に書いた本である。私はこの本を読んではじめて四国遍路とはどういうものかを具体的に知った。お遍路というものに強い興味を持つようになったのは、この本を読んでからだ。

四国遍路