4.歩き旅の実践(その2) 実行・整理編

計画を立て、旅の準備もできました。いよいよ旅に出ましょう。ここでは、歩き旅の実行および旅から帰ってきてからの整理などについて、私が留意していることを中心に述べてみます。

(1)歩き旅の実行
歩き始めてから宿に着くまでのいろいろな留意事項についてまとめてみます。

@歩き始めからのペースと休憩
●1日のスタート地点は、最寄り駅あるいは宿泊したホテルなどになります。歩き始めは町の中心部が多く、道も複雑なことが多いので、間違えないようにスピードを気にせず、慎重に進みましょう。

●町の中心部を抜け、道もわかりやすくなると、しだいに自分のペースで歩けるようになります。このような区間では、やや早足でリズミカルに歩きます。ふつう、1時間で約4Kmのペースといわれますが、この区間ではもう少し早めでもよいでしょう。自分に一番よいペースが自然にできてくるものです。

●適当な時間で休憩を取りましょう。私は、立ち止まって写真を撮ることが多いので、一定の間隔で休憩を取るということはやっていませんが、やはり2時間も歩き続けていたら疲れてきます。適当な場所を見つけて休憩しましょう。食事の時間が近くなれば、適当な場所を探しながら歩きます。私は、川のほとりの木陰とか、神社の境内などをよく選びます。町の中ならばベンチのある公園など。

A歩いている最中に気をつけること(その1) 道筋の確認
 ます、歩いている最中には常に道筋の確認をすることが必要です。特に、旧街道を歩くなどの目的があるときにはなおさらです。

●都市部や大きな町村を歩くときに注意すること
 一般的に、都市部や大きな町や村では、かつての街道筋がどれなのかわかりにくいことがほとんどです。昔の街道筋を歩きたいという場合には、そのような目的のガイドブック、あるいは実際に歩いた記録などを参照する必要があります。

●道路標識、案内板などに注意すること
 国道、あるいは主要地方道(県道など)には、いろいろな標識類が立てられています。当然のことながら、これらを見落とさないことです。疑問に思ったらすぐに地図で確認しましょう。

●旧道の分岐点に注意すること
 街道歩きをする場合、地方の小さい集落は国道から分かれた旧道に沿って残されていることが多いものです。国道から旧道が分かれてゆく分岐点は、普通、やや細い道がゆるい角度で分かれて行きます。この分岐点に注意しましょう。

●同じような道が二手に分かれる。さてどちらを行こう
 旧道筋などで、同じような道が両方ともゆるい角度で分かれてゆくことがあります。地図で確認したくてもそこまで載っていない、などということがときにあります。こういうときに磁石は役に立ちますが、最終的には勘に頼ることになります。進んでみて周囲の風物、地名などおかしいなと思ったら原則として元の場所に戻りましょう。

B歩いている最中に気をつけること(その2) 体調管理
歩いている最中にトラブルに見舞われないように、普段から注意が必要です。

●水分補給に気をつけること
 特に、夏の日差しの強い中を歩く場合には、熱中症にならないためにこまめな水分補給が欠かせません。私の経験では、たくさん飲む場合にはお茶よりもスポーツ飲料のほうがよいようです。とにかく、のどが渇いたと思ったら我慢せず、すぐに水分補給しましょう。私は夏の暑い日、歩きながら500mlのペットボトルを8本飲んだことがあります。

●足の状況に気をつけること
 歩いているときに一番起こりやすいトラブルは、足のマメです。かなり経験をつんでもできるときにはできます。足の裏に大きな水ぶくれができてきます。できれば休憩のときにでも靴を脱いで水を抜き、大きなバンドエイドなどを貼っておくとよいでしょう。少なくとも宿に着いたら、必ずこの処置をやっておきます。
疲労による筋肉痛などは、歩いているうちに感じなくなりますが、気になるようだったら、宿についてから消炎剤などを塗布しておけばよいでしょう。

●腹痛など
 腹の具合が悪くて、途中でトイレに行きたくなることがあります。差し迫った状況になる前にコンビニとかガソリンスタンドなどトイレのありそうな場所を探しながら歩くことです。私はこれまで、何度か経験があります。

C歩いている最中に気をつけること(その3) 旅の記録
二度と通ることがないかもしれない道です。旅の記録をしっかりと残しておきましょう。

●デジカメによる記録
私の場合は、旅の記録はこれが主です。この記録手段のよいところは次の点です。
  
撮った日時が記録される。
  ・撮る枚数を気にしなくてよい
  ・撮った後、簡単に画像処理ができる
 私は、一般的な風物はもとより、主な通過地点は意識して画像に残しておきます。これにより、その地点の通過時刻を知ることができ、後で整理するときに非常に役に立ちます。
ちなみに、私の撮影枚数は1日の旅で平均して150枚、多いときには300枚近くになることもあります。(コースの内容にもよりますが)

●メモによる記録
出発時刻、到着時刻、昼食を食べた時刻など主な時刻はメモにも記録しておきます。その他、途中で感じたこと、途中で出会った人の話などもできるだけ忘れないうちに書いておくように努めています。小さなメモ帳ですが、後で見ると画像と違う感慨がわき、捨てがたいものです。

D宿についてからすること
宿についてからやるべきこともあります。

●体調を回復させること
 1日歩き続けて足も体も疲れています。まずは風呂に入って汗を流し、体をリラックスさせましょう。その後、マメ、筋肉痛などがあれば処置します。
私は夕食の付いていない宿では、近頃はコンビニ弁当のことが多いですが、お酒は必ず飲みます。風呂に入った後のお酒は、体をリラックスさせるためには最高です。

●次の日のコースの確認
食事の後、今日の出来事のメモを締めくくり、明日のコースを確認します。計画の段階で次の日の宿など予約してあれば、特にやることもないのでコースの確認は翌朝やることもあります。
お酒を飲んでTVなど見ているとすぐに眠くなり、20時過ぎには寝てしまいます。

(2)歩き旅の整理
ここでは歩き旅から帰った後の整理について述べます。なお、写真に関しては私はデジタル派なので、デジカメ画像の整理についてお話します。

●写真の整理1
 まず、撮ってきた写真をPCに取り込む作業から始めます。PCのマイピクチャーなどに1日分ごとに新しいフォルダーを作って名前をつけ、そこにカメラの画像を取り込み保存します。次に画像管理ソフト(※1)でサムネール化し、早速スライドショーで見てみます。時間を追って連続的に見ることができるので、コースの全体を思い出すことができ、たっぷりと旅の余韻に浸ることができます。

●写真の整理2
 以下は少し時間がたってから行えばよいのですが、画像処理ソフト(※2)を使用してプリントしたり、PC上のアルバムを作成したりします。また、必要に応じて画像のサイズや画質変更、トリミングなどを行います。なお、できるだけ早い機会に、データのバックアップをとっておくことをお勧めします。私は、CDまたはDVDにバックアップをとっています。

(※1)画像管理ソフト
 私は、エクスプローラー型のソフトを愛用しています。左側にツリー型のディレクトリーが表示され、選択すると右側にそのディレクトリーに含まれるサムネールが表示され、すぐにスライドショーを見ることができます。私は「サムズプラス」というソフトを使用していますが、古いので現在あるかどうかはわかりませんが、同種のものはあるはずです。

(※2)画像処理ソフト
 現在では、アルバム化などの画像整理、フォトレタッチなどの画像処理を行う便利なソフトがいろいろ出ています。私は、画像処理ソフトとして、「ペイントショップ・プロ」、アルバム化などの画像管理ソフトとして「蔵衛門」を使っています。いずれにしろ、一つを使いこなして慣れることが大切です。

●旅の途中でもらったパンフレット、散歩マップ、その他関連資料の整理
 私は、100円ショップなどで売っているワンタッチ・ファイル、ポケットファイルなどに方面別に、すべての資料をまとめておきます。HPなどで調べた資料類も、一緒に綴っておきます。大体10日間の旅行で1冊分くらいになります。

●旅の記録としてまとめる
 まとめ方は人さまざまで、どうすればよいということはありません。先ほどの資料類をまとめたファイルのはじめに、旅で使用した予定表、メモ類や写真などを一緒に綴り込めば、それだけでも立派な旅のまとめになると思います。
私は、これらをもとにホームページを作成することで、旅のまとめとしています。

●その他
 私は、旅でかかった費用、歩数なども必ず記録しています。もっとも、これは旅のときだけではなく、ここ何年間か毎日PC上に記録していますが、次の計画のときに何かと役に立ちます。


とりあえず、以上で私の「歩き旅」のノウハウは終わりです。もし、ほかにこのようなことを知りたいというようなことがありましたら、なんでも結構ですので、ご質問ください。

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