3.歩き旅の実践(その1) 計画・準備編

ここでは、大きな目標が決まっていて、それを何日間かにわたって歩く旅について考えます。はじめに示した分類によればパターンA、あるいはBに属する旅です。具体的には「街道歩き旅」「日本縦断歩き旅」「四国お遍路の歩き旅」などが思い浮かびます。そのほかにもいろいろな歩き旅が考えられるでしょう。
なお、「川辺の散歩」については、「ウォーキング」の1分野として別のジャンルとします。こちらについては「新・川辺の散歩道」をご覧ください。

(1)旅の計画を立てる
 大きな目標は決まっているので、それを具体的に実行可能な形にします。計画のポイントになるのは、
@何日間の予定が取れるのか
A1日にどのくらいの距離を歩くのか 
B宿泊場所をどこにするか
などでしょう。

ライフステージV以外の人にとっては、まず@の条件が大きなポイントになるでしょう。取得可能な休暇日数などにより到達できる場所の目安もつくはずです。
Aの1日に歩く距離は、大体30Kmを目安にしてよいと思います。このくらいの範囲でその日に宿泊できる場所を探します。
B宿泊場所は、到達した場所に旅館なりホテルがあればベストですが、私は、事前に調べて見つからない場合にはとにかく鉄道の駅に出て、そこから旅館のある町まで電車に乗ってしまうという手をよく使います。次の日はまた、電車で元の場所まで戻って先を続けます。

(2)旅の準備をする
大体の計画が決まったら、具体的な準備を始めます。
@地図、参考書類を読み、コースの大体のイメージをつかむ
A必要に応じ宿、切符などの手配を行う
B持ってゆくものをそろえ、パッキングする

それぞれについて、もう少し詳しく説明しましょう。
@.:当然のことながら、地図は必需品です。5万分の1地図、道路マップなど人によって愛用するものが違いますが、私は市販のPC地図を利用しています。ネットを通じて最新の情報が取り出せるし、必要な部分だけプリントして持ち歩くことができるので大変便利です。1日分、数枚ですみます。ガイドブック的なものがあれば、目を通しておくことをお勧めします。「知らないで通り過ぎた」ということのないように、場所と大体の内容を頭に入れておけばよいと思います。

A:宿と切符の手配です。宿は予約しておくにこしたことはありません。歩きながら宿の心配をするのはわずらわしいものです。予約しないにしても、宿泊予定地のホテル、旅館リストを持ち歩くことは必要です。私はネットで探し、ネットで予約することがほとんどです。どうしてもネットで見つからないときは、市や町の商工課などに電話で問い合わせると、あれば教えてくれます。
切符については、夜行快速列車、青春18きっぷなどを利用するときには事前に購入しておく必要があります。

次に、パッキングで私が気をつけていることを紹介します。これはどんな旅行でも共通です。

@色別した小袋に同じ種類のものをつめてゆきます。
 衣類:下着用、上着用、要洗濯衣類用などを別カラーの袋に入れ、すぐに見分けがつくようにする。スポーツ用品店などで、「STUFF BAG 」などという名前でいろいろな大きさと色の袋が売られているので、何種類か持っていると便利です。
 洗面具、医薬品入れバッグ:これらも色別した袋に入れておくと取り出しやすく便利です。
 食料品類:これらは食料品として一つにくくって、スーパーなどの大きな袋に入れておきます。
とにかく、ザックの中に詰めるものは、分かりやすい袋に入っている状態にしておきます。

A.小分けされた袋を順次ザックにつめてゆきます。
よく使うものはできるだけ上につめたほうが便利です。また、サイドバッグが別にあれば、こちらには地図、ガイドブック、ペットボトル、カメラおよび予備電池、メモリ類、携帯電話、小型傘などを入れておきます。

なお、ズボンののポケットなど取り出しやすいところにに磁石を入れておくと、道に迷ったときなど役に立ちます。

STUFF BAG (300X430)

次にザック、バッグに詰めるものについて説明します。
衣類
・替え衣類:旅の期間、季節にもよりますが、最大で3組程度。適宜、宿で洗濯します。
・防寒、防風衣:季節にもよりますが、なるべく軽いものを用意。

雨具:私は、小さな折りたたみ傘をサイドバッグの底にいつも忍ばせています。雨具としてはこれだけです。

洗面具:ビジネスホテルなどでは用意されていますが、用意されていない宿もあるので、最低限のものは携帯します。

医薬品:風邪薬、腹痛薬、バンドエイド(大、小)、湿布薬(経皮鎮痛消炎剤)、サポーターなど。これらは私の経験上、だんだんと増えてきました。

食料:主に昼食用です。以前は歩行中にコンビニなどで調達することが多かったのですが、近頃ははじめから用意してゆくことにしています。具体的には、小さな薄皮アンパン、ぶどうパンなどを日数に応じて準備します。

その他嗜好品:重くなるのを覚悟で、ウィスキーのミニボトル、ティーバッグ、カップなどを持って行きます。ビジネスホテルで風呂に入った後、ウィスキー入りの紅茶を飲むとホッとします。

飲料水:歩行中にペットボトルを適宜購入できるので、特に準備はしません。

カメラ:カメラ本体および替電池。デジカメの場合、予備メモリ。
 ちなみに、私のカメラはデジカメ (オリンパスCAMEDIA C-4040ZOOM)で、撮る枚数が多いので、充電池2組のほか充電器。メモリは128MBのスマートメディアを7枚携帯します。
私はこのほかに一眼レフデジカメ (ミノルタ α-7DIGITAL)を持っていますが、重いので長期の歩き旅には持ち歩きません。

地図およびガイドブック類:先に述べたように、私はPCからプリントアウトしたものが主ですが、必要に応じて市販の全県地図のような広域の地図を携帯することもあります。また、ガイドブックもできるだけ薄いものを持って行きます。また、往復の列車旅が長い場合には、文庫本などを用意します。

懐中電灯:途中で日が暮れろ事もあるので、小さな軽いものを入れておきます。

携帯電話:私は歩き始めるとき、ホテルに着いたとき必ず家に連絡することにしています。

B:持ってゆくものをそろえます。
何日間にもわたる旅の場合、「荷物はできるだけ軽く」が原則です。
携行品について簡単に説明します。
ザック (リュックサック):長期間の旅には必需品。なるべく軽くてしっかりしたもの。

サイドバッグ:私は、ザックのほかに小さなサイドバッグを使用しています。地図とか飲料水、カメラなどすぐに取り出したいものをこちらに入れています。

それでは、いよいよ「歩き旅」を始めましょう


歩き旅の実践(その2) 旅の実行・整理編