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ハリー・ポッターと賢者の石 |
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総合点 | カメラ | 娯楽性 | 感動度 | 音 楽 | キャスト |
★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★★ |
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上演から5ケ月もたってから、やっと見る事が出来ました。実は正月に孫と見る約束をしていたのですが、
彼らは帰郷しなかったので機会を逸していました。今回はもうすぐ公開を終了すると聞いた事と「ブラックホーク・ダウン」を観たあと、時間が合った為観る気になりました。戦争映画の後のファンタジアは気持ちを和ませてくれる事にも役立ったようです。 原作は世界中で1億部も売れたというものですが、何を隠そう私も1億分の1になって居ました。英語の勉強にと原作本を購入してあるのですが実は今もって読み終わっていません。恥ずかしい限りですが事実です。映画を観た後の感想は、やはり多くの子供達に是非観てもらいたい作品でした。私も孫達と話をする時の共通の話題として今回観たと言う方が正確かもしれません。私が子供時分に最初(?)に見た映画は「ダンボ」だったと思います。あの頃の映画に比べVFXが格段に進歩している今だからこそ、この『夢のような魔法使いの子供達』の映画が完成できたのです。ですから今の子供達は、こと映画を観ることに限定すれば幸せな時代にいると思えます。そして私くらいの歳になったとき、「最初に観た映画・・」はと、彼らの孫達にぜひ話して欲しいものです。 |
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左の画像は主人公のハリー・ポッター役の「ダニエル・ラドクリフ」です。そして右はハリーが初めて持つことが出来た、大親友のロン・ウィーズリー役の「ルパート・グリント」と頭の良い(この世代では大抵女の子の方が頭が良いものですネ)女友達のハーマイオニー・グレンジャー役の「エマ・ワトソン」の3人の主役達です。 勿論、子供達ですから演劇経験がある訳では無かったのでしょうが、この3人は相互に個性を引き立てあう力が確かに有り、見事に3人共はまり役だったと言って良いでしょう。ダニエル君は3000人の中から選ばれたと言うだけあって、ハリー少年そのものの様に感じることが出来ました。 |
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魔法学校のダンブルドア校長役の「リチャード・ハリス」と変身術のマクゴナガル先生役の「マギー・スミス」です。この超有名なお二人が出演しているだけでも凄いのに、綺羅星のごとくイギリスの名優さんが先生役で沢山出演されていましたネ。スター・ウオーズの「ウォーイック・デイビス」、エネミー・オブ・アメリカの「イアン・ハント」、ダイハードの「アラン・リックマン」、それと映画は観た事が無いのですが舞台俳優として有名な「ゾーイ・ワナメイカー」の面々です。その他オリバンダー老人役の「ジョン・ハート」やウイズリー夫人役の「ジュリー・ウオルターズ」、Mr・フィルチ役の「デイビット・ブラッドリー」など名前を挙げるだけでこの欄が終わってしまいました。ただただ凄い!の一言です。 |
今回の作品で強く私の印象に残ったのが、魔法学校の番人ハグリット役の「ロビー・コルトレーン」です。
多分今回が初めて観る顔では無いかと思っていたのですが「007シリーズ」や「メッセージ・インナ・ボトル」に出演していたようです。あの風貌ですから怖そうだけど優しく動物好きで、ことにドラゴン(あんなのが本当にいたら私も欲しいですネ。あのアニマトロニックは完璧でした!!)の「ノーバート」との交流では、愛情に溢れていました。ちょっぴり子供ぽいアウトローぶりは共感が持てる内容で楽しませてもらいました。この映画ではとても存在感のある重要な役でしたから、今度は忘れずにしっかりと憶えました。それとジャズ好きには忘れられない名前ですからネ。 それにしても流石イギリスの映画だけのことはあります。演技陣の層の厚さの凄いこと、皆さん舞台で演技を磨いているので、映画も安心して観ていられます。やはり基礎はなんといっても大事ですネ。 |
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大抵のおとぎ話に無くてはならないもの、それがハリーを引きとったダズリー一家の人々です。ハリーのお母さんの妹のベチュニア(フィオナー・ショー)と、その夫バーンおじさん(リチャード・グリフィス)と、彼らのワガママ息子ダドリー(ハリー・メリング)です。ハリーは埃の落ちる階段の下の倉庫で暮しているのに、息子のワガママに大甘で接するだらしがないおばさん達と、まるでシンデレラの物語のように絵に描いたような意地悪な一家でした。役とは言え彼らは何人の人達から怒りを買ったことでしょう。そう考えるととても可哀想ですネ。ダドリー役のハリー少年が学校でいじめに合わなければ良いなと下らないことを考えてしまう位、この一家の人達は憎い演技でした。 |