大わらじとは


浅草寺観音堂手前にある宝蔵門に掲げられている大きなわらじを見たことがありますか?ココではあまり知られていない、この「大わらじ」の由来などをご紹介します。


平成10年10月31日、第6回目の奉納が行われました。

第1回の奉納は昭和16年1月23日、山形県村山市楯岡出身の衆議院議員、故松岡俊三氏が自ら提唱し奔走した雪害問題が政治的に解決したので、その御礼と日支事変の戦勝祈願をかけ、松岡氏が深く信仰していた浅草寺に『護国の大わらじ』として奉納しました。この「大わらじ」は山形県村山市楯岡在住の故土屋喜太郎氏(私は曾孫になります)の納屋で地元青年団が中心となって制作されました。(第5回までは同納屋で毎回制作されました。)
浅草寺は昭和20年3月10日大空襲をうけましたが、そのご復興再建された際に、郷土出身(山形)の大彫刻家村岡久作氏(故人)が宝蔵門の仁王尊を彫刻された記念に昭和39年4月に第2回目の奉納をしました。その後、昭和47年3月、昭和53年10月、昭和63年10月とほぼ10年周期で奉納を重ねております。


平成9年  1月30日 浅草寺奉納・大草鞋政策実行委員会設立総会
5月20日 奉納田田植え(わらじ専用田で専用の稲育てるのです)
9月23日 奉納田稲刈り
10月19日 奉納田の脱穀作業を行い、原料藁を確保。
平成10年 1月25日 安全祈願並びに事務所開き
2月1日 起工式
2月14日 参観日
2月15日 完成
2月22日 完成式
3月8日 村山市農村環境改善センターに展示公開
8月23日 徳内まつり行列に特別参加
10月31日 東京浅草、浅草寺へ奉納

大わらじ

大わらじ2 大草鞋のサイズ
  
  幅 1.5M  長さ 4.5M


   重さ(片方) 約500kg
  
  緒縄の長さ  10M

制作に関わる人員 田植え、稲刈り、脱穀・格納、制作、食事作り等延べ約800名
左右にかかげたわらじは、それぞれ、男わらじ、女わらじとなっています。

大わらじ3


 次回、宝蔵門をくぐったら、一度振り向いて見上げてみて下さいね! 



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