『秋桜』
- 724 :『秋桜』 :05/01/11 17:43
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れいな一人だけ居残りレッスンだったと…
何度やっても上手に出来なかったたい…
いつまでたってもセンターには帰れないし…
一人で歩く駅までの道、券売機の前に立つと○○先輩が…
「あっ!○○先輩!」
「れいな、待ってたよ。ハイこれ」
○○先輩は1枚の切符を渡してくれたけん。けど…何?
「まだ帰るのは早いでしょ?散歩行こう」
「えっ?」
同じAUF所属でのシンガーソングライターの○○先輩は、れいなの手を取り
いつもと違う乗ったこともないオレンジと緑色の電車に車窓からの初めて見る景色、
トンネルもくぐった大きな川に架かる鉄橋も渡ったと
「次の駅で降りるよ」
小さな駅。なんか懐かしい感じのする風景たい
駅前の交差点を曲がってから歩くこと3分…
○○先輩?まだ歩くと?
そこには…
- 725 :『秋桜』 :05/01/11 17:44
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「わぁ〜!綺麗!!」
目の前には、一面に咲く秋桜畑
「イイ所でしょ?俺と美貴さんもさ、思うようにいかない時とかに来たりするの」
どうしょうもなく疲れて重くなってた心が、軽くなっていくのを感じたと
「いい所ですね!○○先輩!」
「だろ〜?…あのな?1本で生えてるコスモスも綺麗だけど、沢山で集まってるコスモスはもっと綺麗だろ?
1本で生えてるのは俺やあやや、後藤だよ。美貴さんはもう違うけどねw
沢山で生えてるコスモスの良さが娘。の良さなんだよ…」
鮮やかなコスモス畑が、涙でにじんできたと
「あぁ!れいなぁ、ここに2人で来たことは美貴さんには秘密な」
「えっ?何でですか?」
「ほら…美貴さんあれで、すんげぇ嫉妬深いから」
「ふぅ〜ん…じゃあ!またここに連れて来てくれるって約束してくれたらよかですよ!」
「れいながまた落ち込んでたら無理矢理にでも連れてきてやるよ」
「…ハイッ!」
れいな、モーニング娘。なんですよね
先輩達と同じ、モーニング娘。なんですよね
気付かせてくれてありがと○○先輩…
秋の風に秋桜(コスモス)が揺れた
〜Fin〜
从*´ ヮ`)<モドル