本気の香港旅行3泊4日


香港にはおそらく6度ほどは足を踏み入れている私が、返還後初めて香港の地に降り立った。3月にベトナム旅行のトランジットで新しい香港空港に降り立った時の感想は、えらく広いそしてきれいな空港だなぁくらいしか持たなかったのよね。でも、飛行機のマイレージが切れそう、そして香港にじゃすみん様が住んでいらっしゃるということが判明し、そして何より木村さんが映画の打ち合わせの為に香港に行かれたこともあって今回の『本気の香港旅行』は計画されたのでありました。(笑)いや、今までは出張か、家族と一緒だったのでお決まりの観光コース、そして連れていってもらうお店にしか行ったことがなかったもんでねぇ。

1999年11月19日(金) 旅行初日
飛行機が10時20分発ということで、梅田からの空港バスには7時40分に乗らなければいけないために実家に泊まり、母親に最寄駅まで送ってもらう。母上、有難う!そして梅田に着いたらそこは長蛇の列。もしかしたら7時40分に乗れないかもという微妙な人数でしたが、なんとか最後から2番目の補助席に滑り込みセーフ♪でした。

今回の利用航空会社は全日空。えっと私のマイレージが貯まったのはユナイテッドの20000マイルなんですが、全日空と提携しているおかげで今回の旅行が実現したというわけです。ああ、せこせこと貯めておくもんです。で、飛行機の中ではもう11月に入ってからの睡眠不足のせいから離陸が分らないうちに眠り、食事がサービスされる前に目が覚めるという、素晴らしい体内時計を持っていることが証明されたのでした。お食事は、エコノミークラスではきっと1、2位を争うくらい充実しているのではないでしょうか?そしてフライトアテンダントのお姉様はちょっと大ぼけをかまして下さいました。着陸前に、入国用の用紙を下さいと言ったのに、なぜかしらウーロン茶をお待たせしましたと持ってこられた。そんな、着陸前にウーロン茶は飲まんやろ!(笑)

さて新しい空港は広い!結構な距離を歩かなければいかない。でも、市内への交通アクセスはかなり便利になっておりました。今回はじゃすみん様のアドバイス通り、空港バスを利用しました。これがこぎれいなバスで2階建てですごく見晴らしがいいんですの。しかも安くて、ほぼホテルの前で止まるという素晴らしいもの。是非、個人旅行の時にはお使い下さい。そしてどうやらぼーーーっと聞いていたのですが、その日のうちに往復で利用する場合は利用料金が半額になるらしいです。ですから、トランジットで時間が余りすぎる場合、香港市内観光がお安く楽しめるということです。

香港チェックインするやいなや、グッドタイミングで香港のメール友達から電話を受け、夜にちょっとだけハローとすることになりました。そしてじゃすみん様がご親切にホテルまで私を迎えに来て下さったのでありました。へたれな私は今まで香港の地下鉄に乗ったことが無かったんですが、今回初体験。きれいで清潔でかなり使いやすい。これは次回からは地下鉄を使わない手はないでしょう!!てな感じです。それに駅には剛の『メッセンジャー』の電飾掲示板ポスターがありますしで、結構広告を見ているだけで楽しいです。

こちらが結構多くの地下鉄の駅の構内にあるメッセンジャーの電飾掲示板ポスターです。このタイトルがすごくおかしいと思いません?これって、なんだか「魔女の宅急便」をもじっているのでは?と思うような感じです。

他には、矢沢の永ちゃんが出演されていた「お受験」の電飾掲示板ポスターも発見しました。ああ、こんなふうに「催眠」の時も吾郎ちゃんが駅の構内にいたのねなどと吾郎ファンのじゃすみん様と話していたのでありました。でも催眠のすごいところは、街中を催眠ポスターバスが走りまわったところ。うーーん、ものすごい光景ですわね。(笑)















あっという間に、じゃすみん様のすばらしく豪華で美しいご自宅にお邪魔し、束の間昔話に花が咲いたのでありました。そして夕食がてらCauseway Bay周辺を散策。ああ、ここで木村さんが外に出てきて写真に撮られたのねとか、ここがレスリーが経営するお店などと見物しながら、上海ガニディナーに出かけたのでありました。

この上海ガニディナーのお店「玉桃軒酒家」は洗練されていて、大変お上品な味付けで日本人向けではないでしょうか。それに従業員の方のサービスも中々のレベルですし...それではお食事の内容をちょっとばかり紹介させて頂きます。

これが秋に旬を迎えます上海カニの解体後の姿です。大きさはかなり小ぶりですので、カニの身を食べるというよりは、カニ味噌を頂くというのがメインです。そしてこのカニ味噌がすごく甘くてもっちりとしていて美味しいんでございますの。それに生臭さとかもなくって、思わずじゃすみん様と2人して無言で食べ続けておりました。(笑)そして、カニは体を冷やすらしいので、食べ終わった後に生姜茶(冷し飴の温かい版)を飲んで体を冷さないようにするというのを初めて知りました。この生姜茶はかなり甘くて生姜の味が効いております。ああ、幸せ、幸せ♪






こちらがスープのあの有名な「フカヒレのスープ」。お値段がお値段なので姿煮がぼーーんと入っているというわけにはいきませんが、かなり立派なフカヒレがかなり入っておりました。それに湯気が立っていて、熱々で美味しそうでしょう!!このスープでは海蛇のスープとのチョイスが可能ですが、そんなあなた滅多にフカヒレのスープを味わうことが出来ないんだからここは「フカヒレのスープ」に軍配が上がるのは当然ですわよねぇ。(笑)あ、でもちゃんと中国で海蛇のスープを食したことがありますので、食わず嫌いというのでは決してございません。







このほかにも野菜の炒め物、羊肉の煮込み、そしてカニ卵入りチャーハンなどを頂きましたが、どれも美味しいんですの。美味しい食事をしながら、しみじみと香港に来て良かったと痛感しておりました。そしてお食事後じゃすみん様のご自宅に舞い戻り食後のデザートを...まだ食べるんかい!という突っ込みはご容赦を。これはSMAP中毒にかかっているものだったら、必ず通る道。(笑)SMAPさんの懐かしいビデオを拝見して盛りあがるのでありました。そのビデオはジャニーズ運動会。ああ、必死に走る吾郎ちゃんの姿がなぜか笑いを誘うのでありました。

11時過ぎにタクシーでホテルに戻ってから香港のメール友達と会いまして日本からのお土産をしっかりと渡しました。そして日曜日の打ち合わせなどをして別れたのが12時前。おかしいなぁ、香港で睡眠不足を取り戻す予定だったのに...しかし、香港人はタフです。だって、12時頃でも通りは赤々と照らされているわ、人通りは激しいわで疲れを知らない香港人だなぁって痛感しました。怒涛の2日目に続くのでありました。


11月20日(土) 今日がメインだ、2日目!

ええ、今回の本気の香港旅行のメインイベントともいえるのが本日の予定。そう名付けて「木村拓哉の足跡を歩く旅♪」。どこまでもバリ拓のおバカと呼んで頂いて結構でございますわ。(笑)

朝食はホテルの近くのお粥屋さんで漢字のメニューを見ながらオーダーしました。ここはやっぱり無難に海鮮粥ということで(笑)。高級料理店やお土産ものやさんなどでは英語は通じるんですが庶民が食べにくるお店では余り英語が通じないんですのよね。だからオーダーの時はもう連想ゲームさながらですが、好き嫌いが無い私としてはまあ何が出てきても余程まずくない限りはOKではないでしょうか?


こちらが海鮮粥にしてはちょっと高めの38ドルですが、その理由がわかりました。それは中に毛蟹が入っているから。一応ミソも入っておりまして出汁が良く出ていて美味しかったです。で、やはり毛蟹が入っているからということで、生姜の千切りがかなり入っておりました。隣のはよく飲茶で出されますデザートの1種でちょと甘目の御餅をゴマをつけて揚げたものですが、サービスとか言ってくれました。これも、かなり美味しかったです。








そしてお腹を膨らませて幸せな気分でホテルに戻って、さあPCを接続するぞと思って電話につなげても発信音が聞こえない。フロントに電話してジャックを貸してと言って持ってきてもらうが、やはり何も聞こえなくってエラーが出る。うーーん、なぜ?そこでもう1度電話から発信音が聞こえない、電話線が死んでいるなどと申しましてマネージャーとああでもない、こうでもないと話しながら原因を追求。そこで持ってきてもらった差込口に2つ穴が開いているのを発見しましたの。1つは香港用ジャックの平べったい口でもう1つが日本で見かける口。もしやと思いそこに日本から持ってきた接続コードを入れると、あーら不思議つながるではありませんか!そうか、2つを使って接続しなくっちゃいけなかったんだ。備え有れば憂い無しとはこのことだぁ。

小1時間ばたばたとしまして、じゃすみん様のご自宅にお邪魔しまして(もちろん地下鉄利用!)、本日の日程を確認して、さあいざ出発だぁ!最初の訪問地は初日に訪れたカーワイ監督の事務所が入っているらしいビル。初日はちょっと薄暗かったので本日デジタルカメラで撮影。左の写真が事務所が入っているビルの入り口でして、木村さんが出てこられるところが写っておりました。ああ、前に止まっている車がはっきり言って邪魔!(笑)そして右隣が全体写真。どこに入っているかわかりませんが、木村さんを美しく素敵に撮ってくれますように、そして年内に無事撮影が終わりますようにと念を送ってきました。(笑)






















そしてその跡、タクシーでセントラル方面に移動しお洒落なお店があるSOHO界隈に行きました。香港にSOHOってこれいかに?てな疑問が...SOHOはNYなのにね。この地域はすごい坂がありまして住民用にエレベーターがあるという地域。そこで中国の北方料理(満州料理)を食べさせてくれるお店を見に行きました。えっとご親切なじゃすみんご夫妻は私のためにロケハンまでして下さったようなんですが、どうやら日本人には余り向いていないのではということで今回のお食事の予定には入っておりませんの。ここのお店の前で写真を撮っていたらお店の人が通った。しかも私を見て笑っていた。これってきっと丸わかりよね!ああ、ちょびっと恥ずかしい。

時間があればこの界隈はじっくりとお散歩したい程、おしゃれなお店がたくさん並んでおります。





そしてお腹もすいてきましたので、飲茶の昼食にいざ出陣♪といってもその場所は高級レストラン。だから、いつもはスニーカーの私が歩き倒す予定にもかかわらずパンプスを履いておりますの。本当はこちらのホテルに泊まりたかったんですが、半額でも余りにも高すぎて涙を飲んだのでありました。(笑)だって、ただ寝るだけでしょう!それだったら浮いた予算で美味しいものを食べたほうがいいと、花より団子を実践したの。(えっ、ちょっと意味が違うかなあ?)右の写真がその高級ホテルのロビー。左がお昼の飲茶したホテル内のレストランです。もう要予約で行くべし!です。






ええ、こちらが私達が注文したお料理の数々。残念ながらてんこもりで出されたトウミョウの炒め物はありませんが...これがとっても美味でてんこもりにも関わらず、全部食べ切ってしまったのよね。

左端にちょこっと見えるのが先付(?)のキャベツの甘酢キムチ。これが上品でいながらぴりっときて、しかも甘酢。初体験のお味でした。そしてその横に控えますのがチャーシューパオ。これはじゃすみん様のお子様が大のお気に入りでほぼ3つぺろっと食べられてしまった程。ということでもちろん追加注文致しました。このチャーシューパオはお味噌の甘味具合が誠によくって、しかもチャーシューが大きい。もうパオの中はほとんどお味噌とお肉。ああ、とっても幸せ!そして横にはエビ餃子。皮はもちっとしていながらつるっとしていて、もちろん破れるなどということはなく美味。中身のえびもぷるんぷるん♪春巻きも具がてんこもりでぱりっとしていて美味しいですし、安蝦威水角も今まで食べた中で1番美味しかった。周囲はあくまでも薄くさくっと揚がっており、中身がつまっていて美味しいの。

私が勝手に中国料理のデザートの女王と名付けるマンゴプリン♪難を言えばドレンチェリーが乗っているところですが、でもね本体のマンゴプリンはもうこれは最高級。香港に来て初めて食べたマンゴプリンがこれだと後から食べるマンゴプリンはかなり辛くなるのでは?と思うほどのマンゴプリン。天然のマンゴのお味が全面にしつつも上品でぷりんぷりん、そして中には大きなマンゴが辺り狭しと入っておりますの。こちらのレストランに来られたら何はともあれデザートにマンゴプリンを!!
今回は食べに行くお店を検討するためにも、出来ればチャーシューパオ、エビ餃子、そしてマンゴプリンでそのお味を比較したいと思います。ほら、この3品がいわば中華点心のスタンダードと呼んでもいいじゃありませんこと?



そしてお腹もいっぱい、心も幸せということでショッピングに出かけたのでありました。出陣先はモンコック界隈。ここは香港のローカルの人達がショッピングに出かける場所らしくって、そりゃすごい人。日本の新宿や銀座や梅田の比ではありません。もう、人、人、人の洪水。結構人ごみを歩くのが上手な私でもかなり辛いものが。だってこちらの人って歩く方向性がぐちゃぐちゃ。で1つのショッピングビルに5坪ショップみたいなのがたくさん入っておりまして、レコード屋さん、靴下屋、アクセサリーショップ、洋服屋、おもちゃ屋といろんなお店があるんですの。私もお目当てのお店を次々と周っていきまして欲しいものをチェックしました。これが欲しいと伝えて、あった時の喜びと、売り切れと言われた時の哀しみが去来するショッピングでした。ああ、もっと時間が欲しい。でも私に付き合ってくださったじゃすみん様、あかねちゃん本当にありがとう!まあ、てんこもりの荷物に比例して初日に両替しましたお小遣いはほとんどきれいさっぱりとなくなっていたのでありました。ああ、1つ1つは安いんだけどね、量を買うとね結構な額になるのよね、これが。(笑)

途中おトイレ休憩もかねましてホテルでお茶をして鋭気を養うのでありました。ここで香港おトイレ事情を。大抵のショッピングビルにはおトイレがありますがお店の人に鍵を借りて入るか、あるいは自由に入れてもかなり中が汚いです。ということで可能であれば近所のホテルのおトイレを借りるのが賢明。しかしホテル側も宿泊先にしか使えないようにするため鍵が必要なので、ドアが開いた時に入れ替わり入りましょう!(笑)その替わり、そのホテルでちゃんとお茶しましたわ。

そしてさらに怒涛のショッピングは続くのでありました。ああ、荷物が重たい。がらがらバッグ大丈夫かしら?(笑)いったん、私のホテルに荷物をおろし、ダメもとでアフタヌーンティーにチャレンジ。ガイドブックには6時までと書かれてあったので小走りで行ってみるものの、タッチの差でアウトでした。ああ、残念!でもアフタヌーンティーは次回にもできるけど、ショッピングって欲しいと思った時に買わなくっちゃ手に入らないものねぇと自分に言い聞かせるのでありました。(笑)でも、リッツでアフタヌーンティーしたかったなぁ。

で、この段階ですでに時間は6時20分前。ということで夕食を食べに行く事に決定!行き先はハッピーバレーの飲茶。だって香港の飲茶って美味しいし、小人数だとこちらのほうが種類食べられるんですもの。(笑)こちらも飲茶にしては高級料理店にあげられておりまして、結構有名人が来ていたりするらしいです。




上が本日の夕食メニューです。これに中国菜の炒め物とマンゴープリンがデザートでつきますが。ああ、やっぱりここの飲茶も美味しかったぁーーー!注文したのはエビとマメの餃子、エビの湯葉巻き、ちまき、大根餅、チャーシューパオ、中国菜の炒め物、マンゴプリン。ああ、食べた、食べた!満足、満足♪もうここのお料理に入っているえびは大きくてぷりぷりで甘いんですの。湯葉のぱりっとした食感とエビのぷりぷり間がもう最高!餃子もエビとお豆って合うんだぁと認識しました。ちまきも具がいっぱいで日本人向き(香辛料があまりきつくない)の味ですが、ここで特筆すべきは大根餅(右写真)普通の大根餅はもっと平べったいんですがここのはかなり厚みがあります。そして通常は蒸して表面を焼いてあるんですが、ここのは蒸しオンリーだと思われます。これがもちっとしていて中身の具が一杯で甘くって、そして一緒に出されているタレがまた美味しいんだなぁ。日本ではきっとこんな大根餅にはお会いできないよな。そしてデザートのマンゴプリンはやっぱりお昼の方が勝ち!マンゴの味がやっぱりちょっと弱いの。でも、美味しいのは美味しいんですのよ。チャーシューは甲乙つけがたいお味。

その後、まだ動くの!SOGOがセールをやっているということでお土産に必要な中国茶を見に入るけど、そこは中国茶の専門店。さすがにお値段もかなりのもの。そこれタイムズスクエアに移動してCity Superをチェック。ここで中国菓子専門店でゲッペイを買tったんですが、これが20個ほど欲しかったのに8個くらいしか無かったのよねぇ。そしてお茶をちょっと買うのでありました。でも普段の麦茶とのブレンド用に欲しいので実家用には普通の安いのが欲しいのよね。明日、中華デパートに行ってみようっと。そしてじゃすみん邸へと向かったのでありました。

ああでも、ジャスミン邸に着いた時に椿事が発生していたのでありました。それはフロアーに見られる転々とした水の跡。私がまず何があったんやろ?と言い出し、その跡すれ違う人がみな一様にバケツを持っている。エレベーターの前には断水のお知らせが...そしてジャスミン様のお家に入るやいなやお手洗いを借りた私は驚くべき事実に気がついたのでありました。それはもう断水が始まっているやん!なんでも水道管が破裂したためにじゃすみん様のご自宅周辺は全て修繕工事のために断水。おトイレタンクだけは違う水なので大丈夫なんですが...ああ、テレビモニターに映し出されるバケツを片手に出て行く人達を見て、私は阪神大震災を思い出してしまいました。ああ、どうなるじゃすみん様!でも、そう言いながらもマジカルに出演しているSMAPさんを見ている私。だって面白いんだもん。昔はいろんなバラエティに出ていたのよねぇとちょっと遠い目をしてみる私。

こうやって怒涛の2日目は終わっていくのでありました。ホテルに着いたのは11時半。ベッドに入ったのが1時20分。睡眠不足解消どころか、益々睡眠不足やん!!(笑)
更に3日目に続くのであった。


11月21日(日) すごく暖かいぞ、3日目
本日はメール友達のSandyがローカルな香港を見せてくれる予定です。Sandyとの待ち合わせ時間は11時なので、ちょっとゆっくり目に起きまして中華麺の朝食をローカルな食堂に食べに行きました。

こちらがよくわけのわからない中華麺(笑)。麺はわかっておりましたが、何がいい?と聞かれたので何がいいと思うと聞いたら、その答えは「チャーシューとソーせジ」うん、それはよくわかるよ。でもね、チャーシューはともかく誰が麺にソーセージが入ると思う?チャーシューはよく煮込んであり甘くて柔らかくて美味しかったですが、やっぱりソーセージはちょっと変。普通はサイドディッシュとして別にでてくるよね。あとは、目玉焼きが入っておりました。お汁はあっさり塩ベースで美味しかったです。

そしてホテルのロビーでSandyと落ち合いまして、地下鉄で黄大仙へ。この黄大仙は中国の人が何かあるとこのお寺にお願いのためのお参りにいくので有名なお寺です。しかーし、地下鉄を降りたらその寺院への行き方が示されているんですが、すごい!何がすごいってそれはおばあちゃん達の線香押し売り。でかい線香を無理やり押し付けますのよ。あのパワーには参りました。そして寺院に参拝すると、目の前には子豚の丸焼きが置かれておりました。きっとお願いをして叶ったからお礼として子豚の丸焼きを捧げているんだと思います。その後、お御籤をひこうとしたんですが、このひき方が難しいの。たくさん入った番号のかかれたお御籤棒を全体で振って徐々に出して1本だけを落とします。そして書かれた番号を持って占い師のところに持っていて自分が聞きたいことを1つだけ聞くというシステムです。この占い代は40ドル。最初はこのお御籤を1本だけ出すのに失敗し、中身を全部ぶちまけましたがなんとか1本だけ落とすのに成功。その番号は4番!ちょっと不吉やん。

こちらが黄大仙の入り口です。そしてここを降りていって右側に占いコーナーがあります。風水で見る人もいますが、大概は手相と顔相でみてくれます。日本語が出来る人もいますが見料がだいぶん高いので、中国語の方も英語の方も値段があまり変らなかったので、英語が出来る人のところで見ていただきました。うーん、これが結構当たっているの。過去に起こった事柄と年齢が当たっておりますのよ。不思議。そして今後は45歳から始めるビジネスは成功を収めるらしいの。そして52,53歳頃には頭の血管系の病気に気をつけないといけませんの。そうすれば88歳くらいまで長生きできる手相らしいの。そしてね結婚するんだったら3番目の男、4番目の男はやめといた方がよくって、もし3番目をやめるんだったら5番目の男がいいらしいのよね。そして結婚するんだったら来年がいいらしいんだけど、こればっかりはね(笑)そして3番目の男っていったい誰?えっと本気で好きになった男性というのであれば、それは木村さん。うーーん、5番目の男を待つしかないのよね。


その後、またもやローカルの人達がショッピングをする界隈モンコック、太子地区を散策。ええ、昨日時間が足りなかったお買い物をまたもやし続けるのでありました。でもね、私が気に入ったものは売り切れていたりしたので仕方なくオーダーして後日送ってもらうことにしましたの。うーん、残念。そしてはっと我に返った頃には、時間は1時30分をゆうに回っておりました。ああ、好きなことをしていると時間が経つのが早い、早い!(笑)ということで、ここは昼食を取る事に。ローカルな人達が列をなしているきっと美味しいと思われるお店をSandyが紹介してくれました。

お客さんは私以外はローカルの人のみ。ええ、ローカルの人が行列を作るお店なんです。外では豆腐牛乳をテイクアウトで買っている人も多いんですが、どうやらSandyによるとここは豆腐花で有名らしいんですの。

頂いたのはシュウマイ(右)、シンプルな腸粉(左)、ワンタン、豆腐花(左)です。豆腐花というのは日本の絹こし豆腐とおぼろ豆腐の中間のようなものでつるっとしておりまして、冷たいお豆腐にちょっとだけ写真にも見えております甘いソースをかけて食べるデザートみたいなものですが、これが案外いけるんですの。そしてシンプルな腸粉はゴマとゴマベースのたれをかけて食べるんですが、これが食べにくい。だってねお箸を使わずに竹串1本で食べないといけませんの。このお料理はかなり地元の人の好物らしくって、ほとんどのテーブルの人がこれをオーダーしておりましあ。シュウマイはごく普通のシュウマイ。(笑)ワンタンはスープが美味しかった。それにね、大きなワンタンが8個とレタスが入ってなんとお値段は200円くらいなんですの。美味しくて安くってそりゃ繁盛するわって思いました。

お腹も満腹になったので、またもやショッピングに戻った私。中華デパートに出かけてお茶やら、中華風お菓子やらスパイス、そして中華レースなどを購入。ああ、優しきSandyは荷物持ちをしてくれたのでした。いや、いい加減すごい荷物だったのよね。(笑)そしてお財布の中身はまたもやピーーーンチ!昨日もこの界隈に来て買いすぎたのに、今日も両替したお金が残り少ない。高いものは何一つ買っていないのに、趣味の写真にすごい金額支払っているかもしれない。

そしてバスでホテルまで戻ってきた私達ですが、かなり疲れていたのでちょっとお茶をしようということで、現在香港で流行している台湾式喫茶に行くことに。この台湾式喫茶というのは何でもお茶とブレンドするというもの。つまりコーヒーと紅茶のブレンドとかマンゴジュースとお茶のブレンド、アップルジュースとお茶のブレンドとか得たいのしれない飲み物があるわけなんですが、これが結構流行しておりますの。うーーん、いったいどんな味がするんでしょうか?

こちらが私がオーダーしたコーヒー紅茶。中には台湾のデザートによく使われるもちっとした食感のコーヒージェリーみたいなのが入っております。お味は確かに紅茶の味はしますが、ちょっとコーヒーの味の方が勝っているかなという感じです。でもね、これが以外といけますのよ。Sandyはアップルジュースとお茶というのを頼んでおりました。こちらのお店はテイクアウトも出来ますが、お店の中で座って飲むとちょびっと割高になりますが、それでも日本と比べるとお安いです。大体200円から300円までの間です。是非、香港に行かれることがありましたらお試しあれーーー!






そしてSandyとまた来年会おうと約束をして別れまして、夕食をご一緒にと約束をしていましたじゃすみん様のご自宅に。ええ、毎日じゃすみん様のお宅にお邪魔しておりましたの。本当に毎日、毎日お世話になっております。今日の夕食は上海料理。ええ、グルメのじゃすみん様ご夫妻が決められたお店ですから、とっても楽しみ。ワンチャイにあるお店まではトラムで。香港の中華料理屋さんは日本の中華料理屋さんとはちょっと違うんです。それはね、ご飯を食べながら麻雀をしますの。あの麻雀パイが大きい中国式麻雀をしておりますの。ですから閉め切られた個室からガラガラといった音が聞こえてくるんですの。

最初に出てきたのがエビの炒め物。上海料理はこのエビ料理でお店の格が決まるというくらい代表的なお料理。透明できれいなエビを塩味ベースであっさりと炒めてあるだけですが、食感はぷりぷりしていてエビの甘さがよく出ておりましてとっても美味しいんですの。もうあっという間になくなってしまいました。









こちらは上海料理で超有名な小龍包2種類。左が小龍包。こちらはさすが一流のお店です。皮は破れておらず熱々の小龍包をかむと、熱いお汁がじゅーーーっと出てきます。お口をやけどしないように気をつけないといけません。そしてこの小龍包を取る時は上を掴むように気をつけないといけません。だってね、下を掴むと皮が破れてしまうおそれがあるからです。そして右がこの小龍包に油をかけながら焼いたもの。こちらは香ばしい皮を破るとやはり熱々のお汁がじゅーーーーっと出てきますの。私はこちらの焼いたバージョンの方が好きかも。香ばしいんですが、皮がもちっとしていて、お汁がじゅーーーっと出てくるんですの。

さあ、これはいったいなんでしょう?きっと日本ではあまりお目にかかることが出来ないお料理です。このお料理のお名前は「元蹄の紅焼き」えっとですね、ブタのお膝を醤油ベースでとろとろに煮込んだものなんです。日本で言うと豚足の角煮みたいなものと思っていただければいいと思います。豚の膝ってこれがすごーーく大きいの。でもゼラチン質がぷるんとしていて脂系が苦手な私でもすごく美味しくいただけました。そしてお肉もよく煮込んであって柔らかくって美味です。付け合わせは白菜の子供でこれも甘くて美味しかったです。でもさすがに大きすぎて残りはテイクアウトとなりましたが、きっと次の日にご飯の上にこれをかけると美味しいと思いますわ。


こちらが美味しい上海料理の締めくくりのデザートです。桂花酒の中に白玉ごま団子が浮かんでいると思っていただければ分りやすいと思います。これは金木犀の香りのするお酒&シロップの中に白玉ゴマ団子が浮かんでおりますの。ですからお酒の弱い私は余りシロップを飲まないようにちょっと注意しておりました。(笑)白玉団子の中には餡と黒ゴマが入っております。
ちょっと残念だったのは中華料理の定番の杏仁豆腐が今回食べられなかったことですね。どうやらこのデザートを置いていないお店が多いらしいんですの。








上海料理、とても美味しかったです。そしてこの美味しいお料理をなんとじゃすみん様の旦那様にご馳走になってしまいました。ああ、美味しいお店に連れていっていただくだけでなくって、ご馳走にまでなりまして本当に有難うございました。上海料理一口知識として、上海料理を食べる時はポーレイやウーロン茶ではなくって中国式緑茶で頂くんですがこれもまた美味しいんですの。中華料理は本当に奥が深いです。ああ、また来たいな香港!

翌日の帰国の段取りなどをじゃすみん様の旦那様に教えてもらってホテルに戻ったのが10時30分。それから慌てて荷造りをしたんですが、袋の山を前にして途方にくれる私。だって今回はスーツケースではなくってソフトピギーごろごろだからちょっと小さいんですの。ああ、なんとか詰め込んだのはいいけど、重たい、重たすぎる。明日はできるだけ早く起きて、九龍駅にチェックインしに行かなくてはいけませんの。起きられるのか?ちょっと心配ですわ。


11月22日(月) とうとう本気の香港最終日♪
今日はエステと足ツボマッサージに行くので時間的なスケジュールがきついので、先に九龍駅にチェックインしに行くために5時30分に起床。そしてホテル近くから出ている九龍駅まで無料で送迎しているバスに乗り無事チェックインを済ましました。香港からの行きはバスを利用して33ドル、帰りはエアポート急行を利用して70ドルですが、やはり時間がきついので、渋滞などの心配の無い電車を利用とあいなりました。

さて、無事バッグを預けてチケットももらった私は最後の朝食を食べるためにわざわざセントラルまで。だってじゃすみん様お薦めの美味しいお粥屋さんがあるから。(笑)ええ、私は食べる事にはあくまでも貪欲なんですの。そして「粥」と書かれた看板を目当てに歩くとありました、ありましたお粥屋さん。
こちらが私が注文したピータンと牛肉のお粥。下にあるのがこちらのお店のメニュー。ピータンってあまり好きではなかったんですが、このピータンのお粥は美味しい。ピータンの塩味がそんなに気にならなくて、かえってお粥とマッチしていい感じです。それに半茹で卵みたいな感じの食感が面白いです。それに牛肉がてんこもり。でも何が特筆すべきかっていいますと、スープ。上品な塩味でこれだったらもう1杯食べられるかもってな感じです。中華式お粥はお米の形はほとんどありませんで、なんだかスープみたいな感じです。これでお値段18ドル。(270円弱です)わざわざ、このお店まで食べに来た甲斐があったというものです。






そして本気の香港旅行の仕上げは疲れ切った体をケアすること。じゃすみん様のご紹介によりエステ&フットケアを体験。これが2時間弱、とってもリラックスできてとってもいい気持ち。まずは肩から上をマッサージしていただき、パックなどでじっくりとケアしていただきました。もう、ほとんど意識失いかけ状態です。そして3日間歩きたおした私の足をケアしていただくべく、足ツボマッサージへ。いやーーん、いきなり痛い。その場所は左足の親指の上部分。ちょっと触られるだけで、あっとなってしまう程痛いです。はい、吾郎ちゃんがのけぞったのもわかるというもんです。ここは頭、血流がよくないということです。そして首も肩もよくないんですが、首の方がひどい状態。目も悪いし、腎臓関係も悪いし、胃も疲れています。そして足をマッサージしていただきまして私の足はすべすべ状態に。お肌も終了後、お化粧をしたらお化粧のノリが違う。ああ、エステってすぐに効果が出るものなのね。また、経験したいです。

12時過ぎに終了しましてじゃすみん様が迎えにきてくださいました。そして2時45分の飛行機に乗るためにセントラル駅に向います。無事に1時過ぎに電車に乗ることができました。わざわざお忙しい中お見送りをしていただきまして本当に有難うございました。このエアポート行き電車は速いし、きれい。一応個人用TVがありまして、えっと関西空港に行くラピートやはるかなどよりもデラックスな感じですね。無事、空港に余裕を持って到着。そして残っているお金を使うべくパン屋さんに。えっと残り所持金は34.5ドル(笑)お昼用にチャーシュー入りパンと栗入りアンパンを購入。まだ余裕があるのでマンゴプリンとあずきプリン。残ったお金は1.5ドル。ええ、がっちり買いましょうがあればいい線いきますわね。

そして出発45分前に入管を済ませて、おトイレへ。そこで顔が真っ青になることが...え、片手に大事に持っていたポスターの筒が無い!ああ、手荷物チェックのところできっとポスターを取り忘れたんだと思い、ダッシュで戻ろうとするが上がりエスカレーターが無い。空港係員に聞いてエレベーターで上にあがり、手荷物検査のところへ。暇そうな係員を捕まえてポスター忘れたというと、偉そうな人が出てきてどうやら忘れ物が置かれているテーブルのところに連れていってくれました。あ、あれあれと指差し、無事ポスターは私の手許へ。これはきっと今までポスターを持っていた手に、あらたに買ったパンとマンゴプリンの袋を手にしたから。ああ、ポスターより食べ物のに気が取られた私はおバカ!!もう忘れないように食べ物はリュックに入れて大事にポスターを握りしめたのでありました。

しかし悲劇はそれだけではなかったのであった。寝不足を解消すべく寝たかったのに隣に座った人が悪かった。(涙)ずーーっと1人言を言っているの。そしてね私が本を読み終わるやいなや話しかける、話しかける。その人は航空機マニアというかオタクに入るのではないでしょうか。航空チケットの予約の仕方とか、現在の時速やらとかをずーーっと聞かされ続けておりました。そしてことある毎に30半ばすぎて旅行ばかりしているので結婚なんか出来ませんよと言い続ける。そりゃ、そんなオタッキーじゃ結婚できへんでと思いながら沈黙し続けるのでありました。それでも一方的に話しているのよね。はぁーーー、疲れた。

ちょっとだけ帰りはばたばたしましたが、税関もすんなり終わり空港バスもすぐに乗れて、なんと7時に関空に着いたわりには9時20分頃には実家に着く事が出来たので、終わり良ければ全て良しではないでしょうか。

本当に今回の香港旅行は内容が充実しておりました。これもひとえにじゃすみん様とSandyのおかげでございます。本当に多謝でございます。