FM OSAKA開局30周年記念スペシャルイベント
2000.7.31
ひょんなことから行けるようになった、ジョイントライブ。メインは18年と7ヶ月ぶりにライブをする竹内まりやさんですが、その他のcannaやSing
Like Talkingも結構好きなので楽しみだったライブに行ってきました。
18:30スタートというのは社会人にとってはかなり辛い。しかも大阪城ホールって結構アクセスが不便なんだよな。まずは入り口に入ったら業界からの花輪が飾られていた。その中には某有名アイドルを抱える事務所のものもあった。しかも花輪の送り主の名前入り。初めて彼女の本名を知ったのだが、なんだか怪しげな感じだった。(笑)簡単に食料を調達して大阪城ホールに着いた時には既に6時15分。テーブルで友人とおにぎりをぱくついていたら、その後ろを係員が何度もご用がお済みのお客様はお席に着いて下さいと通るのであった。焦るし、落ち着かないわ。で、開演5分前に座席に着いたら、そこは前から6列目。はぁーー、肉眼でもすごく良く見えるお席だった。
オープニングアクト canna
MCでcannaが登場しますと言うと、なぜかすごいことになっていた。それは私の席から2列後ろの3人組の黄色い声援。広い大阪城ホールの中から聞こえてくる歓声はおそらくそこから発せられていたものだと思う。たかしぃーーーーー!!、シュウシュウゥーーーーー!待ってたよーーーー!!とそれは聞いているこちらがちょいと恥ずかしくなるくらい。だって、周囲はみんな着席しているのに立ち上がってその声援はちょいと出来まいて。いや、本当に私の席の周囲では「凄いな。」とかくすくすといった笑いが漏れていたのであった。いや、私もcannaは好きだが、彼らのキャラ的にそういう声援というのは合わないような気がするのだ。(笑)1曲目は新曲の「右手」でスタート。これがあとで知ったのだが、私が働いている会社のCMソングだったらしい。しかも彼らはビビアン・スーとそのCMで共演しているらしい。ああ、勉強不足ですんまそん。そしてKinki Kidsに提供した「青の時代」や「TEAM」の主題歌などを歌ってくれたのであった。そして簡単なMCでも繰り広げられるマンツーマントーク(笑)後ろの彼女はずっとcannaに話かけておりました。あそこまでいくと、その勇気に感心する次第でございます。そして1時間弱でステージを終了。この時点で私と友人はちょいと時間が長いのではないかい?と思い始めたのであった。オープニングアクトで1時間ということは、その後のミュージシャンはもっと時間が長くなるはず。その心配はぴったしカンカンで当たったのだ。
セカンドアクト Sing Like Talking
彼らが登場すると会場の起立度がちょっとあがりました。私としては去年車の宣伝に使われておりましたクラプトンの曲をやってくれないかな?と期待しておりましたが、残念ながらありませんでした。今度は私の前の列の女性が佐藤竹善さんに話かける、話かける。いったい私の周囲はどうなっているのか!?流石に、竹善さんは「友達じゃないんだから。今はMCでいっぱいいっぱいなんだから、ちょっとそっとしておいて下さい。」と返しておりましたわ。(笑)ああ、名曲の「Sprit of Love」はやはり鳥肌ものの感動でした。そして彼らの歴史ともいえる懐かしいアラン・パーソンズ・プロジェクトやカンサスといったカバー曲を披露してくれたのでありました。特に良かったのがホール&オーツの「Everytime
you go away」でした。これは本家本元にも勝るとも劣らないくらい凄かったです。
メインアクト 竹内まりや
最初にバックミュージシャンが登場。その最後に男性が前に立ち、軽くお辞儀。もしかして達郎?と友人と確認し合う。だってね、細くって足が長くて、背が高くて、髪の毛さらさらで、ニット帽被っていて、思っていた以上にかっこよかったんですもの。もしかして、ジャケ写真とかPVの撮りかたが悪いのか!?そして真打ち竹内まりや登場!げぇーーーー、細い!可愛い!!いやはや、40代半ばとは思えないスタイルでございます。そして18年7ヶ月ぶりだというのにその豊かな声量と艶やかな声。これには本当にびっくりです。まあ、ちょっとだけ緊張のあまり歌詞がぶっとんだところはありましたが、ご愛嬌ということで...「お家に帰ろう」ではギターをひいてくれるし、名曲の「元気を出して」も歌ってくれるしで、ああ懐かしい。しかし「元気を出して」が薬師丸ひろ子のアルバム用に提供した曲とは知りませんでした。まりやさんていっぱい曲を提供しちえるのよね。古くは河合奈保子や岡田有希子、中山美穂、そして広末涼子などなど。うーーん、夫婦で夢の印税暮らしだわねぇ。しみじみ。そしてバックではなんだか楽しそうにギターを弾き、キーボードを叩く達郎さん。ああ、ええ感じの夫婦なんだなっていうのが良くわかりますわ。何しろ、世界広しといえどあの山下達郎をノーギャラでバックバンドでこき使えるのは竹内まりやくらいなもんですものね。(笑)でもMCではちゃんと笑いを取りながらも達郎さんに感謝の言葉を述べられているんです。
そして私としてはあの達郎さんのmmmmmm〜というハミングが聞こえた段階で、目を閉じて「眠れる森」にタイムトリップいたしました。ああ、あのオープニングの映像は美しかったなぁ。直希(季が正解です!)も本当に美しかったなぁなどと思わずしみじみしてしまいました。しかしバックミュージシャンを紹介する時に、まりやさんたら何げにジャニーズと絡めて紹介されるのよね。(笑)ギターは福山雅治さんやKinki Kidsの曲のアレンジをしている○○さん、バックコーラスはUAやMISIA、そしてV6やSMAPなどのバックコーラスをしている、えっと青いイナズマのバックコーラスアレンジを担当された○○さん。会場のお客様の年齢層はかなり高いと見た私としては、青いイナズマと言っても果たして何割がちゃんと認識していてくれているかは定かではない。(笑)それに竹内さんたら木村拓哉くんって呼んでいるものね。
そして最後の曲です。「駅」を聞いて下さいと言われた時には、えーーーー!もう終わり?達郎と一緒に歌っていないじゃんとがっくりきておりましたら、ちゃんとアンコールでやってくれました。最初はリンダをバックボーカル&達郎でアカペラで歌ってくれたんですが、これが本当に凄い。やっぱり相当うまくなくてはアカペラは出来ませんわ。そして「不思議なピーチパイ」や「September」といった懐かしい曲を結構ノリノリで歌ってくれたまりやさん。ちょっと照れながら客席に手を振るのを見るとなんだか可愛らしかったです。そして最後はうーーん曲名はわからないが、フォーク調ラブソング(カーペンターズ風)を英語でダーリンとデュエット。はぁーー、本当に2人とも歌がうまいんだ。特に達郎さん。ソロになるといつもの達郎節というか高音ばりばり、声量もすごいんですが、まりやさんと合わせる時はさっとサブになってまりやさんの歌を引き立ててくれるのよね。小さな声で、これだったらSMAP君とのトリビュートも大丈夫でないかい?と思ってしまった私なのであった。ああ、スマスマに出てくれないかなぁ。ほらJuvenileのテーマソングも歌っていることだし...あ、照れながらもご自分の新曲の紹介をされておりましたわ、達郎さん。
とにかく生のライブからあれだけのブランクがあってこれだけのステージを見せられる竹内まりやさんは凄いです。そして蘇った青春の日々だったのでありました。