1 定義
ワンマン経営の定義をしてみます。ワンマン経営とは単に権力が社長などの特定人物に集中している経営状態であるだけでなく、それにより会社に弊害が発生している場合に、このサイトでは「ワンマン経営」と呼びます。
たとえば社員4〜5名程度の個人事業などでは権限が社長に集中していることは当然ありますから、これはワンマン経営とは呼ばないことにします。しかし、わずか4〜5名の会社であっても、社長がワンマン経営者としての行動特性を示すことにより会社に弊害をもたらすケースは十分にあるので、これはワンマン経営と呼ぶことにします。
また、社長がワンマン経営者としての行動特性を示す場合であっても、権限が十分に分散している場合には相対的に会社にもたらされる弊害は小さいですから、この場合はワンマン経営とは必ずしも言えないと考えます。
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