平成十六年十月三十一日 南伊豆仲木
磯名:白根
釣場:石鯛場(裏本場・・・下加賀根向)
潮:中潮
満潮:午前六時四十七分(188p)
干潮:午後十二時二十一分(105p)
潮向:鈍い下潮→速い下潮
潮色:薄濁り
水温:23.5℃
波高:低気圧接近の為、うねり高し
久しぶりに行ってきました南伊豆仲木の沖磯郡
以前から御世話になっている渡船屋“武丸”様にて仲木沖磯郡の中でも
カツオ島と並ぶ超A級磯と名高い白根に渡りました。
私個人としては、かれこれ4〜5回程同磯に渡礁しています。

実は今回、仲木で初めて上物釣をやりました。
4〜5年前から仲木には行っていましたが、過去一度も上物釣のみでは
渡礁した事がなく、何時も石鯛専門でした。
その為か少々不安はありました・・・
さ〜て何時も通、同町に在住のAKIO殿をお迎えに行き・・・
と外に出たら雨がざんざん降り、て大丈夫かいな明日は?
AKIO殿を乗せて南伊豆へ向けてとその前に、真鶴の小田原マリンにて
餌とその他諸々を購入!!

さ〜てと!ここからが長旅だ!!と気合一発!

んが、行く途中東伊豆河奈で御寒い光景を・・・

深夜1時過ぎ、川奈の辺りを走行中前を行く車が不自然に右側を避けている
不審に思い右側(中央分離帯)を注視していると、全身濡鼠の女性が・・・
手に持った傘もささずにとぼとぼと歩いている・・・
場所は民家や旅館等からは少々離れた所。
それも中央分離帯の所を一人とぼとぼと歩いている。
発見した直後は「深夜に何しているんだ〜」とAKIO殿と話ていたが

どう考えてもこれは変だ!

傘が壊れたから仕方なく濡鼠、これは解る。
深夜の夜道、少々疑問は有るが、何か用事が有ったのかもしれない。
だけど道路の中央分離帯の所を歩いているのは不自然だ!
右側にはちゃんと歩道が有る所なんだから。
AKIO殿も思わず・・・あれは幽霊?!
でも前の車も、その前の車も、私もAKIO殿も発見している。
間違いなくあの場所に人は居たんです。
それがなんだったかは、全く持って不明です・・・

こんな事を話ているうちに、どんどん南伊豆が近づいています。
ところが近づけば近づく程に、雷雨が激しくなるいっぽう。
頭の上をバリバリと雷鳴が轟いている。
港に着いたら、いきなりドッカ〜ン、ガラガラガラ。特大の雷鳴が轟いた!
本当に明日は大丈夫なのか?!と心配しながら少々仮眠を。

渡礁準備をし、船に道具を積み込み一路白根・・・と思ったら、
最初は大根島の前棚の磯・・・そう言えば暫くここら辺の磯には
渡っていないな〜と思いつつお次は、やっぱり白根でした。
チャカ付けした場所は、表本場の水道上。
波っけがある時のチャカ場なんですが、渡礁した数分後、私の磯クールと
AKIO殿の財産一式が高波に・・・
AKIO殿は帰り道「あの時程海に飛び込んで泳いで回収しに
行こうと思った事はない!」と言うほど衝撃的な大事件!!
武丸の船長さんに救援を求め、私のとAKIO殿の
浮いている道具どうにか回収しました。
(但しAKIO殿は少々損害が出てしまいました・・・)

船長さんもまさかあの高さを乗り越える程の波が出るとは・・・
と少々驚いていました。私も実際驚きました!!

さてと気を取り直し釣を開始しましょう!!
(私の横でAKIO殿は暫く抜け殻状態で、話かけ辛かったです・・・)

今日はどうかな〜と数投仕掛けを入れてみたが、いまいちな状態。
「少々流してみるか」と2〜30m流した所で、ベールオープンにしていた
リールから道糸がバリバリバリと出ていく!
これは!と合わせてしばしやりとりした後上がってきたのは、ソーダガツオ
再度流してみると、今度は先程よりは弱いが道糸が勢いよく出ていく。
今度は下に下にとゴンゴンした引き味。これはメジナだな!と思って
根に入られないように、慎重に上げてみたら33pのクチブーでした。
ここ数日、30〜35pが主流となっているので、アベレージサイズだな
とキープしたはずが、バッカンに入れていた水を捨てた時、
一緒にクチブーもさようなら・・・

がっくし・・・

その後30pチョイチョイのを2匹キープ。

あとはソウダガツオとの戦いと、正体不明の回遊魚!
(後日それはツムブリと判明)
2回ハリ掛しなが、根に巻かれて痛恨の道糸切れ。
道糸が切れなくても、あの引きでは今の私には取り込めたかどうだか・・・
2号竿は満月状態に曲がり、道糸からはキンキンと金属音が!