八田 昌治/プロフィール

本名 八田 昌治 (はった まさはる)
八田昌治という人
【 インタビュー 】
  #1 音楽遍歴
  #2 機材(予定)
本人が一向にプロフィールを書かないので、しびれを切らしたHP運営者によるインタビューとなった。

【インタビュー】

音楽遍歴

HP運営者(以下HP):ギターを始めたきっかけは?

はちべい(以下はち):なんか、ギターーってかっこよさそうだったらさぁ、中坊のころ。中2ぐらいにヤマハの安いフォーク・ギター買ってもらってドレミファ練習したなぁ。でも、まぁ、ほんとのきっかけはKISSだと思う。やっぱ俺らの世代はKISSってヤツ多いと思うよ。最初に買ったエレキはグレコのエース・フレーリー・モデルだったし。ラブ・ガンとか練習した。「メイキン・ラブは難しいなぁ、どうやってんだよ、こんなん」とかさ(笑)。あと、今でも大好きだけど、チープ・トリックもコピーした、この頃は。

HP:それで、KISSの次はどこに行ったの?

はち:シン・リジー、UFOとスコーピオンズ。ギタリストとしては、ウルリッヒ・ロートとマイケル・シェンカー。ウルリッヒとマイケルはギターソロだけテープにとって、片っ端からコピーした。あのころのギター・ヒーローだね、俺の。でもあの頃、ウルリッヒは難しくてうまくコピーできなかったなぁ、今でも難しいけどね(笑)。マイケルに関しては、UFOのころがベストだと思う。音色、フレーズどれをとっても。あの頃の音は凄いよ、惚れ惚れするね。以前、自分のマーシャルを改造するときに「"STRANGERS IN THE NIGHT"の音にしてくれっ!!」って頼んだことがあるくらい。でも、結局、あの音はマイケルのテクニックなんだよね、やっぱ。

HP:シン・リジーのギタリストについては、どうなの?

はち:これもさっきみたいなテープ作ってコピーしたよ、ロボもスコも。「ひぇ?、ロボかっちょい?」とか「スコ、泣けるぜ、う?」とか言いながら(笑)。ただリジーってやっぱフィルのバンドでギタリストのバンドじゃないじゃん、そこがいいんだけど。だから、リジーからは、なんつうのかな、バンドとしてのスタンスっていうの、ライブのやり方とか、アルバムの曲の並べ方とか、そういうミュージシャンとしてのカッコよさみたいなところをいっぱい教わったような気がするなぁ、全然実践はできてないけどさ(笑)。まぁ、当然、曲がすごく好きってのはあったけど。あんなバンドで街、街をツアーするのってすげぇカッコいいなぁ、って思ってた。中3の頃に最初に買ったリジーのアルバムが「ファイティング」だったんだけど、第一印象が「なんか地味だなぁ」。でも、何回か聞いてるとむちゃくちゃカッコいいじゃん、って感じになってきてさぁ、するめイカ状態(笑)。そっからはどんどんはまっていったね。

HP:他には何聞いてたの、その頃?

はち:高校の頃はZEPを良く聞いた。あの頃のオレの3大ギタリストは「ペイジ、ウルリッヒ、マイケル」だったから。それとプログレは結構聞いたなぁ、プログレ好きな友達がまわりに多くて。クリムゾン、イエス、UK、ブラッフォート、マハビシュヌとか。コピーはほとんどしなかったけど。それにチャー。チャーに関してはずっと好き。あと、当然、ベック、ジミヘン。ジミヘンを一番よく聞いたのは高校時代だったなぁ。

HP:結構ブリティッシュ系だね。

はち:そうだね、やっぱブリティッシュが多かったね、10代のころは、チープ・トリックを除けば。アメリカンをいいな、って思うようになったのは、20才越えてからかなぁ、イーグルスにはまって。遅いよね(笑)。それにスティーリー・ダン、スティーブ・ミラー・バンドも良く聞いたかな。でも、その後気が付いたんだけど、オレは基本的には「アメリカのバンドがブリティッシュの感覚でやる音楽」ってのが好きだな、と。リック・ニールセンとかトッド・ラングレンとかジョー・ウォルシュとかさぁ。なんか、ヒネリが欲しいんだよね、ヒネクレものだから(笑)。ジョー・ウォルシュはジェイムス・ギャング時代も含めて、すごく好き。ギターも音色も曲も顔も(笑)。

HP:今はどんなギタリストが好きなの?

はち:まぁ、今まで言ったようなギタリストは今でもすごく好きだけど、それ以外だったら、トミー・ボーリン、ラリー・カールトン、リッチー・コッツェン、ブルース・コンテ、スティービー・レイヴォーン、ウォーレン・ヘイズとか好きだなぁ。全部アメリカ人だね(笑)。歳とってからは結構許容範囲が広がったってことかな(笑)。リッチー・コッツェンとラリー・カールトンはホントすごいよ。いつ聞いても飛ばされちゃうね、うん。


次回は、機材に関する対談の予定です。


Last update:29th,Oct,1999