ギター道楽 その3

 

間があいちゃいましたが、今回ははったが担当ということで。ここ2、3日、私はインフルエンザなるものにかかってしまい39度の高熱とともに寝込んでおりました。さすがに39度の熱は久々の経験(前回がいつだった記憶がないくらい)でして、これだけ熱が出ると、朦朧としますね。もう起きてる事自体がつらいって感じで。で、ようやく体調も戻ってきたので、遅れておりましたコラム書きをしておりやす。まだまだ寒いのでみなさまもお体にはお気をつけください。「お出かけ前、後にはイソジンを!」

ではリジボの現状についてちょっと。 4月に1本ライブが決まりました。その前後もいくつか候補が上がっていまして、去年出来なかった分、今年はなるべくライブをやりたいと考えています。みなさんもご存じのように、フィルの曲にはまだまだ素晴らしい曲がいっぱいあるわけで、それらをリジボなりにライブで演奏していきたいな、思っております。それらはキーボードが主体の曲であったりもしますが。 あと、前々からやりたい思ってる、「遠征ライブ」と「野外ライブ」を実現させたいな、とも考えていますので、どうぞ、よろしくお願いします。 それと、対バンを募集しておられる方、是非ご一報ください。都合がつけばほいほい行きます。

では、またまた「誰が読むのか、ギター道楽」です。今回のブツは去年入手しました71年製フェンダー・テレキャスターです。ご存じの方も多いと思いますが、テレキャスターというギターは1950年にフェンダー(ギター製造業界の王様の一人。もう一人の王様はギブソン大王)が始めて発売したエレキギターです。厳密には当初はブロードキャスターという名前でしたが、ほとんど名前だけの違いです。1950年というのは昭和で言えば(ちと古いかこの言い方も)25年にあたりますが、なんと、このテレキャスという楽器、現在に至るまで約50年間強、ほとんどと言っていいほど仕様変更がなされていません。ピアノやバイオリンのようなものは例外ですが、昭和25年ぐらいに発売されてからほとんどその姿を変えていない電気製品ってあまりないんじゃないですかね。まぁ、それだけ、テレキャスがシンプルかつ完成されていた楽器という気がします。

私とテレキャスの出会いは、なんとゴミ捨て場でした(笑)。10年ぐらい前、当時かみさんの住んでいたアパートに行くと、そこのゴミ捨て場に1本の真っ赤のテレキャスちゃんが捨ててあるじゃあ〜りませんか!はっと思った私は、2、3回左右を見渡し、誰もいないことを確認してから、さっとその真っ赤ちゃんを抱き上げて部屋へと連れて帰りました。ずいぶんひどい仕打ちを受けてきたようで、声(音)もでない様子でした。翌日、楽器屋さんで必要と思われる部品を購入し、せっせと治療しました。キズがほぼ完治したところでマーシャルに直に入れてバーンとコードを弾いてみると「はりゃ〜、これがテレキャスかいな〜」みたいな芯のしっかりしたすばらしいシングル・コイル・トーンが出てきました。この1発で今まで私が思っていたテレキャスに対するイメージが全く変わりました。

まぁ、そんなこんなでテレキャスが結構好きになり今回のギターに行き着きました。購入したのは下北沢のAndy’s Guitar。所謂「1ストリングガイド」のタイプで、このころはまだヘッドストック部のみラッカー塗装なので、かなり焼けています。かなり使い込んであってボディの塗装も結構はげてますし、指板のよごれも「ポリでここまでいくか〜」ってぐらいきてます。まぁ、これぐらいのルックスの方が個人的には好きですけど。リアピックアップがディマジオ、駒は6ウェイに交換されていました。フレットは購入後にいつもの達人さんのもとで214Hにリフレット。音的にはリアのディマジオが効いてか、かなりパワフルです。フロント、リアのミックス時もその出力バランスが良いのか、とてもいい感じのミックストーンになってくれます。今後のリジボのライブでも使うことがあるかもしれません。 ではでは