ブラキオス・ニュータイプ |
最強部隊所属専用メカ |
Brachios Newtype |
帝国軍 |
型式番号 |
EHI-05 |
シリーズ |
Hi-1000 |
タイプ |
<恐竜型> |
発売 |
1988年6月〜1989年10月(?) |
全長 |
12.6m |
定価 |
1000円 |
全高 |
12.6m |
オペレーション |
Hiパワーユニット |
全幅 |
5.8m |
ライト点灯 |
- |
重量 |
48.8t |
使用電池 |
- |
最大速度 |
160km/h |
部品点数 |
- |
乗員 |
1名 |
ゴムキャップ |
M(グレー)14個 |
搭載ビークル |
- |
主成形色 |
レッド・ブラック ※1 |
主要目的 |
主力戦・後方支援・海戦 |
キャッチフレーズ |
最強装備を搭載した主力メカ |
ギミック |
首を前後に動かしながら、4本足で前進。ハイパワーメカでは初めて口を開閉する。 |
||
その他 |
ブラキオス・ニュータイプのギミックの紹介は特にされていないので、旧タイプの紹介をそのまま掲載して入ります。 |
装備
装備名 |
搭載数 |
特徴 |
ビームキャノン砲 |
1 |
背中に装備 |
小型機銃 |
1 |
首の付け根に装備 |
ビーム砲 |
1 |
正面装備 |
ソーラージェネレーター |
1 |
※頭部に装備 |
サブジェネレーター |
4 |
※四肢に装備 |
レーダーシステム |
1 |
※後頭部に装備 |
水密コクピット |
1 |
※ |
※は、3面図より持ってきました。
特徴
水陸両用の重戦闘ゾイドでボディーは厚い装甲で守られている。格闘戦には不向きだが、後方支援や海戦時には強力な戦闘能力を発揮する。頭部のソーラージェネレーターは補給の受けられない長期にわたる作戦行動時や背部の主砲発射時のエネルギー補給に重要な役割をはたしている。帝国分最強部隊(Mk部隊※2)所属専用機として仕様が変更されニュータイプとして登場。装備されている武器もパワーアップが図られてる。 |
掲載バトルストーリー
ゾイド大陸におけるヘリック共和国とゼネバス帝国の戦いは、ゾイド暦2046年帝国軍最強メカ「デスザウラー」の活躍により共和国首都はゼネバスの手中におち、共和国軍はくしくもゾイド大陸中央山脈地帯へ撤退した。そこは野生ゾイド生存域であり共和国軍の秘密工場が残されていた。対デスザウラー用としてディバイソン突撃隊が編成され共和国軍は第1次攻撃をしかけた。が、その活躍はデスザウラーの前進を阻止するまでが精一杯であった。一方帝国軍は一気に共和国軍の粉砕をねらいゾイドのタイプMk-2への改造をほどこし帝国軍最強の部隊の編成をゼネバス皇帝は命令した。 |
※1:このほかにクリア部品があります。
※2:パッケージのままです。おそらく「Mk-2部隊」とすべきです。
機体の特徴を見ると、設定上のパワーアップがはかられているとあるとおり、最高時速は旧タイプの140km/hから160km/hへとあがっているが、数値的にそれ以外のパワーアップは見受けられない。後は各ビーム兵器の破壊力がアップしていること、首のパワーアームのパワーがアップしていることが想像されるが、具体的な数値となって表れていない。普通と言っていいのか、パワーアップのため装備が増えると、重量が増えるのは当たり前のことであろうが、ブラキオスの場合は乾燥重量の増加はなされていない。本当のところは、単なる設定のミスであろうが、もし好意的にとらえるのであれば、Mk-2仕様になったことで、装甲部品等が換装され、単位重量あたりの強度の割合の良い材質に変更したというふうにとらえるべきであろうか?だが、黒い装甲部品をシルバーの装甲部品と比較して、単位重量あたりの強度の割合が良い材質であると定義すると、デスザウラー、グレートサーベル、ブラックライモスなど、他のMk-2アップグレード組の設定上の世界観のつながりと広がりが出てくるように感じられるため、ここはシリーズ通して、帝国のテクノロジーがアップしたと考えた方が、ソフト面での楽しみが増えるであろう。
成形色は、デスザウラーに準じた、装甲パーツ=ブラック、内部構成パーツ=レッドになり、Mk-2部隊所属機としてカラーリングの統一が図られている。この結果、旧タイプがクリアパーツをのぞき3色の成形色であったモノが2色になってしまっているのは残念なことである。ゾイドの特徴として、成形色そのままでも楽しめるという点からすると、単なる2色構成は、求心力を維持するのは難しいかも知れない。
だが、パッケージには一カ所シルバーパーツが使用されている。前肢の間に、全天候ミサイルランチャーが装備されているのである。このパーツは、大型メカ用の帝国軍改造セットの中の部品の一つで、帝国軍共通のハードポイントに装備が可能となっている。結果、ブラキオスにも装備可能となっているわけだが。このパーツは、キットには付属されていない。せっかくニュータイプにパワーアップしたのだから、たった一つでもパーツが増えることで、装備が増え、結果設定も変えることが出来るのであれば、やるべきであった方法であると思われる。四角い枠で囲われていない、胴体部品のランナーの一部に、このパーツをつけるだけでも良かったのでは無かろうか? 少なくともパッケージ上では装備追加のシミュレーションはされていたのだから、不可能ではないと思われるが・・・・・
当たり前であるが、動きは旧タイプと変わることはない。歩行と首の前後とそれに連動する口の開閉である。ちなみに同梱される説明書も旧タイプのままである。確かに新たに作りなおすよりも経費的にはかからない。
せっかくニュータイプになった機体であるが、形状的にウルトラザウルスと似通っているのは明らかであり、同系列にはザットン、更に戻ればハイドッカー、ビガザウロともモチーフのダブル恐竜をゾイド化した可もなく不可もなくゾイド的なゾイドであるといえる。その為か、旧タイプよりもインパクト的に弱かったのか、不人気と言われるほどでもないが、特別人気があるわけでもなく、話題に上りにくいが、ゾイド人気を安定化させる位置にいたゾイドかも知れない。
ブラキオス・ニュータイプパッケージより転載