ZOIDS BATTLE MUSIC

 

 おもちゃのシリーズであるにもかかわらず、そのためのイメージサウンドができてしまうのは、それだけゾイドが大きく展開認知されていたことの現れなのであろうか、1987年には、ゾイドバトルミュージックと題されたカセットテープが発売されている。

 パッケージには、デスザウラー、ゴジュラスMk-2量産型、アイアンコングMk-2量産型、シールドライガーを配して、ゾイド最盛期の更に主力商品を選び、魅力ある構成とともに、ゾイドのシリーズとしての強さを十分にアピールしていたと言える。

 

 本体のカセットテープは、片面およそ20分の中に

A面

B面

愛する者のために(メインテーマ)

別れのとき

はるかなる道

愛機とともに(共和国のテーマ)

さらば戦場

帰らざる日々(帝国のテーマ)

明日なき戦

勝利なき戦い(エンディングテーマ)

戦雲のかなたに

ゲームミュージックメドレー

の以上10曲が編成されている。

 「音楽監督久石譲」となっているが、久石譲は作曲ではないということなのであろうか。ほぼ同時に発売されていたファミコンソフトの音楽集を目指すことがもともとのコンセプトであったのか、不思議な存在のカセットテープである。

 

 添付されている12ページのヒストリーブックは、バトルストーリーやパッケージカタログと同じディオラマ写真を再構成したモノである。そのため、ヒストリーブックの写真の全てにオリジナリティーを求めることができないのは残念である。ただ、このヒストリーブックの裏表紙は、その当時のゾイド現行商品の全てが、シルエット状のカタログとなっており、見やすさ探しやすさの点では、もっとも優れたカタログになっているのは、興味深い点である。

 

 

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