鉛筆削りのすすめ pencil

 

 ここに訪れている皆さんは、普段の筆記用具は何を使っているでしょうか?

 学生の方であればシャープペンシル、社会人の方々であればボールペン等消しゴムでは消すことの出来ない筆記用具を用いているのではないかと思います。

 改造をしたいと思うのであれば、普段の生活で筆記用具に鉛筆を使う事をおすすめします。鉛筆を使うことによって字がきれいになるとか言っているのではありません。大事なのは、鉛筆を削るとう事の方です。小刀(コガタナ)で鉛筆を削ったことはありますか? 鉛筆を使っても、電動の鉛筆削りや手回しの鉛筆削りを使ったのでは意味がありません。自分の手で削ることに意味があるのです。

 

何の変哲もない鉛筆です。ここでは、以後右利きの人のためのやり方を説明していきます。左利きの方は、アレンジして下さい。

鉛筆は、左手に持ちます。この時、親指で鉛筆を押し折るような形に持ちます。

右手に小刀、画像ではカッターを持ちます。やはり、親指でカッターを押し折るような形で持ちます。

鉛筆にカッターの刃を入れます。刃の背中に左手の親指を当てます。

左手の親指でカッターを押し出すのですが、親指でカッターを押し出す事を意識するよりも、親指以外の指で持っている鉛筆を手前に近づけてくるように力を入れるようにして、結果的に親指でカッターを押し出します。

実際に切っていきます。繰り返しますが、左手の親指でカッターの刃を前に押し出していきます。この時、右手はカッターを持っているだけで、右手でカッターを押し出していけません。余分な力が加わって、必要以上に深く木を削ってしまったり、木を削り終えたときに急に力が抜けてカッターを思いっきり振り回してしまい、とても危険です。あくまでも、左手の親指でカッターの刃を押し出すようにして削っていきます。

少しずつ削れてきました。

芯を出します。この先は、字を書きやすくするため、芯を細くしていきます。

芯が出たら、カッターの持ち方を変えます。カッターは、握るような持ち方から、親指と他の指で軽く挟むように持ちます。ここから先は、左手に持った鉛筆を回しながら(画像では左方向に回しながら)、右手を細かく前後に動かして芯をとがらせていきます。

すると、こんなふうに削りあがります。

鉛筆を使うことは、必然的に鉛筆を削る必要が出てきます。そして、鉛筆を削るのに、電動の鉛筆削り器や手回しの鉛筆削り器を用いるのではなく、自分の手で鉛筆を削ることに意味があります。字を書くことが多い人であれば、一日数回、少ない人でも1日1回は鉛筆を削る必要が出ると思います。すると、仮に毎日ゾイドの改造に時間を割くことが出来なくても、鉛筆を削ることで、手先の細かい動きの訓練となり、結果的に、思うような改造が出来るようになってくるのではないかと思います。

もし、ゾイドを上手く改造した行けれども毎日作業する時間はない、でも、改造するからには良いモノを仕上げたいけども自分には腕がない、なんて思っているのであれば、毎日の訓練として、鉛筆削りをおすすめします。

  

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