愛してください
信じてください
それだけでいいのです
私は一人だった
独りが大嫌いだった
いつも皆なの輪に入りたがった
でも結局一人だった
独りなんだと気づかされた
人に紛れて生きていけない
余計孤立する不安定な生き物
それが私だ
否応なしに思い知らされる
溶け込んでいない自分が
どうしてと嘆いても
理由などわからなかった
どうしてと叫んでも
救いなんてわからなかった
愛してください
信じてください
それだけでいいのです
親でさえ
兄弟でさえ
姉妹でさえ
その場に私の居場所なんてなかった
肉親ですらこの有様なら
他人の中に溶け込むことなど不可能だった
私は一人でただ独り
そんな存在でしかいられなかった
私は信じているの
でも疑ってしまう
私は愛しているの
でも裏切りが怖い
どうして どうして どうして
答えなど 探しても何処にもないのに
私は独りが嫌い
私は一人