一度は遊んだか、何かしらの影響を受けたシステムを書いています。
年代はゲームの発売時期を想定していますが、プレイした時期がずれている場合は、私がプレイした時期に当てはめていることもあります。
第一世代ゲーム(RPG創世記)1998年以前
D&D(赤箱)
思えばこれが、全ての出発点だった。
これに出会わなければ、私はオタクへの道に踏み出していなかっただろう……
そして、今の私もなかったと思う。
中学時代に遊んだものですごく影響を受けたが、中学生時代は4回しか遊んでいない。というのは、TRPGを遊んでいたメンバーが相次いでTRPGから離れていったからだ。
その背景には、宮崎勉の事件がある。ちょうどこの頃から、ゲームにはまっている人間がヲタクと呼ばれて、非難されるようになっていた。メンバーが抜け、ゲームができなくなってしまったため、しばらく高校時代までゲームができなくなってしまった。
私がTRPGを求めて、コンベンションに行くようになったのも、この時期くらいからだろう。
大学時代、3年ほどかけて不定期に全12回のD&Dキャンペーンをやった。そのセッションは、マスターを担当した人がリプレイを製作しているため、今でも残っている。
今見ると、赤面モノの部分がいくつもある。
007RPG
本当はすごく古いゲームなのだが、遊んだのはけっこう最近になってからだ。
ゲーム自体を知ったのは、クロちゃんの千夜一夜に書いてあったコラムだった。年齢が上がるほど強いというゲームということで、優秀な女性のNPCの年齢は聞いてはいけないというネタがあった。
古いゲームだが、CPによるキャラクター作成、ヒーローポイントの導入などは、当時としては革新的だったのではないかと思う。今でも十分通用するシステムだ。
ルーンクエスト
独自の世界観などからかなり気に入ったシステム。残念ながらマスターをする気がなく、周囲にマスターがいなかったから、結局2〜3回くらいしか遊んでいない。コンベンションには不向きなシステムである。
グローランサは、魅力的な世界ではあるのだけど、やはりプレイヤーに知識が要求されるべき点が問題だ。
ちなみにルーンクエストには「ランド・オブ・ニンジャ」という発禁になったサプリメントがある。人種差別問題などで、このサプリメントは少々詳細に事実を語りすぎていた(苦笑)のだ。私は、このサプリメントは一度だけ遊んだことがある。たまたま発禁になる前に購入した人間がいて、翻訳して遊んでいたのだ。今思うと、かなりラッキーだった。
アドバンスト・ファイティングファンタジー
ゲームブックとしては、ソーサリーシリーズやワルキューレの冒険三部作などを遊んだが、コンベンションでTRPGとして一度遊んだ事がある。
内容うんねんかんぬんよりも、モンスター事典のイラストとネーミングセンスに驚かされた。だって、山賊を「ヤマガツ」、海賊を「ウミガツ」って名前にしているんだもの。
T&T
実は、TRPGとして遊んだ事はほとんどない。もっぱらゲームブックとして遊んでいた。このルールブックのおかげで、ダーク、ポニャード、ジャンビーヤ、スティレットの違いが分るようになった(笑)
第二世代ゲーム(黄金の繁栄)1998〜1996
ソードワールドRPG
高校時代、浪人時代、大学時代と長期にわたって遊んだゲーム。入手のしやすさなどから、いろんな人たちと遊ぶ機会が持てた。実際、ソードワールドからTRPGを始めた人が多かったため、共通の話題となっていたのだ。また、初めてコンベンションでマスターをしたシステムもソードワールドだった。
リプレイのためにドラゴンマガジンを購入したりしていた。高校生だった私は、ソードワールドが発売された事で、新しいメンバーとゲームをやるようになっていた。そして、あまりゲームに積極的でないメンバーたちと遊ぶ事よりも、コンベに行くようになっていった。
SIDE☆COREのメンバーたちとは、ソードワールドで泊まり込みショートキャンペーンを行った事がある。この時は、私のキャラクターはファイター10レベルまで成長していた。
ソードワールドには、いろいろな逸話が残っている。良きにつけ悪しきにつけ、不朽の名作だろう。私個人としては、国産でもっとも出来が良いシステムだと思っている。
ロードス島戦記RPG
初めてマスターをした時のシステム。その時は、すごくまじめにシナリオを作ったにもかかわらず、脱線しまくったギャクシナリオになってしまった。D100判定が中心のゲームで、まだTRPGを教えたばかりのメンバーにも分かりやすいシステムだったと思う。コンプティークのリプレイ連載時は、毎月楽しみにしながら読んだものだった。
ワースブレイド
初めてコンベンションに参加したときのシステム。というか横浜で開かれた企業主催のワースブレイドコンに遊びに行った。この時はまだ高校生だった。
ワースコンでは、聖刻1092の千葉先生などが参加していて、かなり驚いた事がある。ちなみに初めて行ったコンベンションがとても楽しかったため、私はコンベンションに参加することに抵抗はなかった。
WW(ワンダーワールド)
MDPというよく遊びに行っていたサークルが作っていたオリジナルシステム。完成度は抜群で、同人誌として発売して欲しいと思いつづけていたが、MDP自体が活動を辞めてしまったのでお目にかかれないシステム。本当に残念。
LAW(ロスト・アドベンチャー・ワールド)
SIDE☆COREの初代会長が作ったオリジナルシステム。会長はすっかりTRPGに興味をなくして全て処分してしまったのだが、このシステムも独自のシステムデザインがされておりかなり斬新だった。正直、今でも通用する部分が十分あるので残念である。
クトゥルフの呼び声
生れて初めて買ったボックスのシステム。当時ファンタジーしかTRPGがなかったので、銃を撃つ事ができるRPGということで買ってみた。武装した探索者がモンスターを倒しに行くというすごいシナリオを遊んだ経験がある(笑)
原作もののTRPGで、もっとも原作を再現しやすいように作成されたルールだと思う。SANの概念は、TRPGの域を越えて使われる言葉になっている。
メタルヘッド
初めて遊んだサイバーパンクもののシステム。RPGマガジンで「闇からの一撃」というリプレイが掲載されていたが、途中で連載がストップしてしまっている。とても残念だ。
ブルーフォレスト物語
結局最後まで終わらなかったが、同じキャラクターを何度か繰り返して使いキャンペーンらしきものを遊んだシステム。もう時効だから話すが、この時マスターをやっていた人と大喧嘩してしまい、全く遊ばなくなってしまったことがある。
多分高校2年ごろの話、若かったな……
ギア・アンティーク
これもツクダのゲーム。ブルフォレの姉妹品みたいなかたちで発売された。ラピュタが大好きだったのですぐに手を出したが、マスターよりもプレイヤーをやりたい思いが強く、実際にはあまりゲームをしていない。
ルーンクエスト‘90
ルーンクエストの廉価版。ガンダムに対するジムのような存在だ。
もともとのルーンクエストファンからは、かなり叩かれていたシステムだったと思う。実際コンベでルーンクエスト‘90の卓を見たことがない(ルーンクエストの卓が立つこと自体珍しいのだが)。私も、一度もプレイはしなかった。
ファンからも雑誌からも散々叩かれた可愛そうなシステムだが、当時ルーンクエストを遊ぶためには、ルールセット、上級ルールセット、カルトブックといったかなり多くのシステムが必要で、すべて揃えると二万円近くになってしまった。そのゲームを2000円で遊べるように改良したのだから、そこは評価すべき点だったのではないかと思う。
阿修羅ファンタジー
浪人時代にSIDE☆COREのメンバーとよく遊んでいたシステム。PCでは、ほとんどファイター系しか選ばなかった私が、バランスを考えてサポート系に回っていた。
癖が強いSIDE☆COREメンバーとノリで進めていたセッションは、当時の勉強のストレスを完全に払拭してくれた。
GURPS
とにかく大学時代やりまくったシステム。優秀な汎用性システムであり、自分たちでデザインした世界観をプレイするのにとにかく向いていた。一時期は、GURPSがあれば他のシステムはいらないと思っていたこともある。
特に私の周囲は格闘技ブームだったので、格闘家を題材とするマーシャルアーツなどのキャンペーンは2回ほど行った。同人でも、マーシャルアーツと西部劇のサプリメントを自作した事もあった。
アリステリア王国については、このガープスのキャンペーンから生れたものだ。今のなっては、語り草となっている話題も、この頃出てきたものが多い。
できは本当に良いのだが、このシステムにも限界を感じるようになり、他のシステムに手を出すようになった。
GURPS(C&C)
大学時代のキャンペーンで使用したシステム。友人が作り出した世界観でファンタジーである。アリスティア用語の基礎知識は、このキャンペーンを通して生まれたものである。
私のRPG人生において、かなり大きな存在である。今でもこの存在を超えるものは存在していない。それだけ影響を受けたサプリメントだった。
GURPS(マーシャルアーツ)
昔は、このマーシャルアーツのサプリメントだけでゲームをしていたことがある。もっとも格闘家のキャラクターを扱っている以外は、現代日本の世界観だった。内容的には、修羅の門、餓狼伝、もしくはアーケード格闘ゲームに近いだろう。
GURPS(妖魔夜行)
妖怪を作成して遊ぶサプリメント。かなり作りこんだシナリオがあり、友人たちと遊んでいたが、就職してしまったために時間がとれず、結局最後までシナリオを終わらせることができなかった。残念である。
GURPS(ルナル)
浪人時代と大学一年の時は、ルナルでガープスを遊んでいた。私がガープスにハマる土台となったサプリメント。
GURPS(神州)
女神転生みたいな世界をガープスで遊ぼうと考えてTAN−DO氏が作っていたもの。私は、少ししか参加しなかった。
GURPS(時代伝奇)
時代劇を遊ぶためのサプリメント。魑魅魍魎妖怪変化並の力を持つ忍者軍団との壮絶な戦いとなった(笑)
参考文献は、山田風太郎シリーズである。
GURPS(幕末風雲禄)
坂本竜馬や新撰組に興味を持ち、幕末を舞台にしたキャンペーンを遊ぼうと考えて作成したサプリメント。ただ、キャンペーンの予定だったのに一回しか遊ばなかった。
GURPS(名探偵続々登場)
大学を卒業した辺りに遊んだサプリメント。キャラクターが全員名探偵(事件を解決するという現実世界にはいない探偵)を遊ぶというもの。
GURPS(大都会の狼軍団)
「毒を持って毒を征す」というか、悪党にそれ以上の悪党をぶつけて倒すという悪党(人間のクズ)をやるシステム。
ストームブリンガー
私は、エルリックサーガを読む前にストームブリンガーのゲームを経験していた。しかも、生まれて初めて作った(もちろんダイスの一発振りだ)キャラクターがパンタン人だった(笑) 周囲のプレイヤーたちは絶句して、マスターは泣きが入っていたのだが、私にはなぜ驚いているのかが分からなかった。
クリティカルヒットが出ると、相手の武器を粉砕するか、相手の腕や足を斬り飛ばすというすざましいシステム。
エルリック
ストームブリンガーの改訂版。遊びやすくなっているが、ストームブリンガーほどは滅茶苦茶なキャラクターが出来なくなってしまった。おそらく世界観よりもゲームシステムを優先したのだろうが、私はストームブリンガーのほうが好きだったな。
餓狼伝RPG
夢枕漠の小説を元にしたTRPG。同人ゲームだった。攻撃側が、拳、蹴り、投げ、極めの4パターンをカードで選択し、防御側もカードを選択する。そして、防御側のカードが読み通りであれば見切る事ができるというもの。
ペンドラゴン
大学一年の時に先輩の所で遊んだキャンペーン。私が生れて始めて本格的に遊んだキャンペーンだった。この頃は、キャンペーンが本当に楽しくて、週一回のセッションを指折り数えて待ったものである。
ビー・ローズ・トゥー・ロード
大学時代、御世話になった先輩たちが遊んでいたシステム。大学では、遊演体支持派が多かったため、ずいぶん遊んだ気がする。もともと旧ローズからの流れを組み、しっかりとした世界観を構築している。反面、システムがおざなりとなっており、ゲーム性はあまり高くない。
遊演体はBローズを作るにあたり、世界観がメイン、システムはオマケという方針だったため、先輩たちは元のシステムを手直しをしたシステムで遊んでいた。先輩たちが改良したシステムがよかったので遊んだと思うが、もし私がBローズを買っていたらきっと遊ばなかっただろうなと思う(正直、そのままのルールでは、まともにセッションでできない)。
ファー・ローズ・トゥー・ロード
大学一年の時に遊んだマルチセッションのシステム。何度か普通のセッションもやっていたが、大学とオフィシャルの遊演体でやっていたマルチセッションの印象が深い。マルチセッションは、通常のセッションとは違い、会場の参加者全員で一つのセッションを遊ぶという方式のセッションであり、そのセッションに対応するためのシステムであった。
キャラクターシートを持って、テーブルからテーブルに渡り歩いていくもので、何をしても自由というものがこのゲームの楽しさだった。ただ、明確な目的があるわけではないので、シナリオに乗り損なうと暇になったり、PC同士で殺し合いになることもあった(私は、セッションの開始五分に問答無用で斬り殺されたことがある)。
プレイヤーとしてもずいぶん参加したし、運営側に回る事もあった。でも、一番楽しかったのは、最初の1回目かな。正直、2回目以降のセッションは、問題点が山積みとなってしまい(シナリオの内容を大きくしすぎたり、PCたちに行動の制限をかけすぎたり、NPCが全て解決するようなシナリオだったり……)問題解決に追われている印象の方が強かった。
砂のクロニクル
大学二年の時に遊んだクロスセッションのシステム。マルチセッションと似ている方式だが、テーブルからテーブルに渡り歩くのではなく、同一の時間軸にいるキャラクターたちがそれぞれのテーブルでセッションを行っていくというもの。そのため、各テーブルのシナリオの結果が全体に影響を及ぼすというものだった。このセッション、私が今まで遊んだセッションの中でも3本指に入るほど楽しかったセッションだった。
実は、このセッションには、かなりの影響を受けている。というのは、このセッションは一介の冒険者ではなく英雄を演じるというセッションだったからだ。実際私のキャラクターは、クライマックスに世界で2番目に強いという剣士の称号を得ることになった。
このセッションで、ただのレベルの高い冒険者ではなく、本当の意味で世界に影響力をもたらすPCをしいのかを学んだ。
シャドウラン
SIDE☆COREでは、昔けっこう流行っていたTRPG。残念ながら当時はGURPSにはまっていた為見向きもしなかった。
大学を卒業してから、ちらちら遊ぶようになった。ちなみに反応力がものを言うシステムであり、私が作ったサイバー化したフィジカルアデプトは、反応力5D+12を誇っていた(笑)
ちなみに私は、シャドウランにあまりいい思い出がない。
1:研究施設に潜入中、女性の研究員に発見されたため、迅速に研究員を始末した。しかし、その研究員が持っていたビンが割れたために潜入が見つかってしまう。
2:取引の大詰めで、取引先を調査していた。突然取引先から味方へのハッキングが行われたので、気をつけろと警告を発した。しかし、その警告を勘違いした味方は、警告している取引先の報酬(同時に爆弾が詰まっている)を持って逃げ出したため、全滅する事になる。
退魔戦記
サークルでも流行っていたし、私も世界観はとても好きなシステムだった。現代の日本が舞台、魔の値からに対抗できるというのはクトゥルフの呼び声ではできない話だったからだ。残念ながら、私は、あまり阿修羅システムが好きになれなかった。ちょっとバランス悪い気がしたし……
この退魔戦記での最大の逸話は、友人が退魔戦記のセッションがある日に、
A:「今日さ、退魔やろぜ」
B:「いいね、それじゃ久々にパーティ組むか」
C:「女の子(キャラクターのこと)とかどうするの、男(キャラクターのこと)ばっかりじゃ色気ないでしょ?」
D:「あ、それなら俺が用意するよ、俺が前にヤッた奴(キャラクター)だから大丈夫だよ」
A:「しっかし、楽しみだな〜」
という会話をしていてお巡りさんに捕まった事だろう。
「退魔」が「大麻」と聞えたらしい……
モンスターメーカーRPG
モンスターメーカーのカード世界をTRPG化したもの。2回ほど遊んだことがある。
指輪物語RPG
指輪物語の世界観のRPG。システム的には、ロールマスターを採用しており、そんなに変わらない。
ロールマスター
戦闘が派手なシステム。痛打表は、かなりの出来である。一度だけプレイしたことがあるが、マスターが全然戦闘をしないマスターだったので使用したことがない。
ウォーハンマーRPG
職業が多く、転職が楽しいゲームである。
サイバーパンク2020
海外のサイバーパンクRPG。珍しいことにイエローサブマリンから発売されていた。余談だが、昔はファンクラブに所属していたこともあった。
N◎VAのもとになったゲームだ。昔RPGマガジンで連載されていたサイバーパンク2020リプレイには、メルトダウンや音羽南海子が登場している。
パワープレイ
このゲームに、嫌な思い出がある。というか、悪魔の所にも書いたがトラウマとなっている。
TORG
大学時代にまとめて購入したのだが、周囲にマスターがいなかったのでやる機会がなかったゲームの一つ。たまたまコンベで知り合った軍人?!マスターさんのトーグで遊ばせてもらう。
スペオペヒーローズ
トラベラーよりもライトなSFを遊ぶためのシステム。一回だけ遊んだことがあるが、ウケはいまいちだった。アクションポイントなど、当時としては特殊なルーリングが取っ付きにくかったのだろう。
トーキョーN◎VA
ツクダ版のN◎VA。ゲーム紹介の記事で高い評価を受けていたので購入した。ただ、ツクダ版はほとんどあそんでいない。N◎VAのシステム自体が品薄だったため、周りで遊ぶ人がいなかった。
トーキョーN◎VA・2nd
再販されたのN◎VA。テクニカルとクルードという二つの遊び方(というか、全然別のシステムと考えたほうがよい)ができる珍しいルールブックだった。私の評価は、どちらかというとマイナス。テクニカルは複雑過ぎるし、クルードは簡単過ぎるため、どっちつかずだった。それでも、プレイヤーでは何回かゲームを行う。
第三世代ゲーム(衰退と滅亡の危機)1996〜2000
クリスタニアRPG
SNEがオリジナルで出した最後のゲームではないだろうか。
ロードス島戦記RPGにソードワールドRPGの要素を加えて、遊びやすくしたという感じであろう。コンプティークのおまけでついて来たものから何年もたって、ようやく完成したシステムである。
深淵
私がGURPS以来、ハマッたゲームの一つ。私的には、深淵とN◎VAがなければTRPGを辞めていたかもしれないと言えるゲームだ。ホビージャパン最後の名作(苦笑)と呼べるのではないだろうか。しかし、本当に発売した時期が悪かったな。なにせ、ログアウトの初期の頃から出す出すって言っていて、結局出たのはログアウトが廃刊、ホビージャパンがTRPG部門から撤退する前、折角いいシステムなのに悪い時期に発売された。
熱血専用
TRPGをゲームではなく、ロールプレイするための手段として売り出したゲーム。ヒーローよりもフェロウのほうが面白そうだという意見が大多数であり、誰もヒーローをやらないためにゲーム自体は遊んでいない。
セブンフォートレス
このゲームは、キャラクターメイキングしか行っていない。しかし、すごくインパクトに残ったキャラクターになったので、よく覚えている。メイジなのだが、ランダム能力を引いたら魔法の武器や戦士の能力を引き当て、しかもMPよりもはるかにHPを持ったメイジができあがったのだ。マスターをやろうとしていた人からは、素直にメイジウォーリア選択した方がよかったのにと言われる始末。残念ながら、このマスターがセブンフォートレスを他の人たちとキャンペーンを始めてしまったため、遊ばなかった。
天羅万象
ビジュアルブックやルールブックを購入したが、結局遊ばなかったシステム。個人的にはすごく興味があったが、周囲にマスターがいなかった。
アーキタイプを見て、思わずかっこいいと感じたシステムだった。
セーセリア戦記
大学時代の友人が作ったシステム。内容は、とことんアバウトに作られている。
能力値が数値でなく、得意とか苦手という抽象的な表現になっているし、使用するダイスもまあまあとかそこそこといった表現になっている。ルール的に数値的、絶対的な部分がないため、世界一の魔法使いとごく平凡なパン屋の倅が一緒に参加できるシステムになっている。
トーキョーN◎VA・レボリューション
実は、私はツクダ版も2nd版も持っている。ただ、レボまではほとんど遊んだ事はなかった(いまいち神業という概念が好きになれなかった……)。たまたまサイバーパンクのシナリオを思いついて、新しいシステムを探していたら、友人が勧めてくれたのがそもそもの切欠。
とにかく、N◎VAはすごい。システム的に本当に成長しているシステムだ。ツクダ版が出たときもダイスでなくカードを使うという斬新さに驚いたが、シーンの導入は革命的だと感じた。
ブルーフォレスト物語・デザイナーズエディッション
ブルフォレのセカンドエディッション。前回同様、PCは全員貧乏であり、魔法は相変わらず極悪である。レベルアップによる転職に重みを置いたらしく、転職を繰り返すことで上級職につけるというシステムになっている。キャンペーン向けのシステムだろう。
ヴァンパイア・マスカレード
全員ヴァンパイアというゲーム。なかなか翻訳されずに翻訳を待ち望んだシステムである。翻訳される前は、同人誌のヴァンパイアで遊んでいた。ちなみに、翻訳されてた後は一度も遊んでいない。
ワーウルフ・ジ・アポカリプス
翻訳される前にホワイトウルフのゲームだけを扱ったコンベンションに行ってプレイしたことがある。
エルジェネシス
たくさんのテンプレートが売りのファンタジーRPG。このテンプレートは、コモンやレアが存在し、何冊も買わないとコンプリートできないシステムになっている。TRPGメンバーが一冊のルールブックを所持していればよかったTRPG業界の苦肉の策だったのだろう。
大学では、後輩たちの間で流行っていた。ただゲームが遊べない時期に流行っていたせいか、一度後輩たちのゲームに混ぜてもらっただけで終わってしまった。
スターロード
スペオペのセカンドエディッション。キャラクターテンプレートのシステムなど、エルジェネの影響が強いシステムである。テンプレートは、ヤマト、スターウォーズ、サクラ大戦、パトレイバーなどを元にしたネタが多く、それだけでも面白いシステムである。
魔獣の絆
前世紀最後のRPG。アーキタイプは、どこかで見たことのあるアニメや漫画を連想させるものが多かった。コンベで一回だけプレイしたことがある。
第四世代ゲーム(新たなる革命の時代)2000年以降
ブレイド・オブ・アルカナ
私的には、今一押しのシステム。とにかく出来がいい。最初はN◎VAのファンタジー版という考えでいたため、あまり手を出さなかったが、ブレカナという新しいゲームとしてシナリオを遊んで初めて良さが分った。
とにかく、このゲームの革新的なところは世界設定だろう。PCは刻まれし者という英雄であり、殺戮者という敵を倒すことが目的となっている。戦闘自体がゲームの根幹ではあるが、そこに至る過程を作り出し、遊ぶことも可能である。
ブレイド・オブ・アルカナ・セカンドエディッション
よく版が進むと改良にならず改悪となることがあるが、このセカンドエディッションは改良されていた。今までの良い部分だけを踏襲して、ルール的に分りづらかったことやバランスを一新させていた。
天羅万象・零
天羅万象のセカンドエディッションだと考えたほうがいい。しかし、中身は天羅とは比べ物にならないほど整備されている。諸行無常や幕の概念を取り入れたことにより、数時間で終わるショートキャンペーンを可能にしたシステムにデザインされている。
真・秘密指令1919(笑)
エッチする事でシナリオが進むというすごいTRPG。一度だけ遊ぶが、その一回がいけなかった。おかげで、よくこの時のセッションが内輪ネタになる。
テラ・ザ・ガンスリンガー
日本で発売された珍しい西部劇のシステム。カードを使うなど比較的N◎VAに近いシステムだが、パワーチップが存在するため比較的無茶ができる。完全な西部劇というよりは、和製西部劇を楽しむシステムと考えたほうがいい。
輪廻戦記ゼノスケープ
現代に転生した色々なキャラクターを遊ぶためのシステム。PCは、アーサー王や織田信長などの転生であり、その転生された人物として現代と過去をプレイするというもの。
ルールブックに掲載されているリプレイは面白いのだが、こんなプレイは初心者相手には出来ないのでは……という疑問が生まれてくる。
ダブルクロス
現代もののTRPG。PCは、特殊な力に目覚めてしまった存在であり、日常や自分の身の回りの人物たちの想いを繋ぐことで自我を保ちつづけるというシステム。
ドラゴンアームズ
一言で言うとガンパレードマーチ。世界が破滅直前であり、絶望的な戦いをロボットに乗って戦い抜くというもの。シミュレーションゲームとTRPGの中間的なものだ。
7th Sea
海外のTRPG。大航海時代がモデルになっている。知合いの人が翻訳して遊んでいたので、一度遊ばせてもらったことがある。パワーチップのシステムなど、かなり面白い要素が詰まっており、翻訳されることを願うばかりである。
ブルーローズ
スプリガンみたいな世界観で一般研究チームを遊ぶシステム(笑)
カーチェイスのシステムが、他のシステムに比べて分かりやすくよく出来ている。
セブン・フォートレス アドバンスド
セブンフォートレスを完全にダンジョンゲームに作り変えたもの。ダンジョン作成のルールがしっかりとしており、よく出来ている。
ナイトウィザード
セブンフォートレスの現代版。エンターブレインコンベンションでプレイする。
新世黙示録
真・女神転生のリファイン版……なのかな。メガテンに比べて、ダイスの振り方がブラックジャックのような形式になっている。ダイスでの判定だけでも駆け引きがあるのは、なかなか楽しい。