うえやまとち

コミックモーニングでもうずいぶん長い間連載している「クッキングパパ」であるが、連載初期のころ、ぼくがこの単行本を買っていると知った友人が、「クッキングパパって、あのジミ〜〜なまんがでしょう? よく読むねえ」と言ったことがずいぶんと印象に残っている。言われてみて、確かにジミだなあ、とは思ったものの、好きだったので読み続けていたら、いつのまにかテレビアニメにまでなってしまった。
 このまんがはクッキングもの、つまり「美味しんぼ」と同じジャンルだが、その料理内容は正反対といえる。美味しんぼが究極・至高の料理を追求すれば、クッキングパパは日常の、手軽にできる料理を追求する。作者が実際に作った料理しか出てないらしい。
料理の内容は正反対でも、両作品とも、料理を通じての人間ドラマを描いている点では共通している。また、それでなければクッキングまんがとして成り立たないのだろう。

「クッキングパパ」

講談社 モーニングKC   51巻 ISBN4-06-300196-2 457円 1998/01/23 (1)
 なにしろ、うえやまとちはクッキングパパしか描いてないんだよな(^_^;) だから、作者のほうに書いた以外、特になしっ(^_^;)

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