田渕由美子

 おとめチックという言葉は、たぶん最初に陸奥A子と田渕由美子のために作られたマンガのジャンルだったと思う。デビュー当時はこの2人がとっても好きだったのだが、陸奥A子のほうはだんだんとぼくの好みからずれて行き、田渕由美子だけが残った。しかし、おさだまりの?(^_^;)、担当編集との結婚・出産・育児のため作品の発表は止まり、ぼくの本棚の本は増えなくなった……。

「チュー坊がふたり」

スコラ SLC248     ISBN4-7962-8848-1 780円 1998/01/16 (1)
 女性の漫画家の場合、出産・育児の期間は作品を作るのが非常にむずい。中には夫が仕事をやめて主婦ならぬ主夫となって、妻が作品を作り続ける場合もあるけれど、普通は出産・育児を機会に漫画家を一時休止・引退ということになる。
 「ママンガ」という雑誌はここに目をつけて、育児中または育児をある程度おえた漫画家に、育児まっさいちゅうの人をターゲットとしたマンガを描かせる。この「チュー坊がふたり」も、ママンガに連載された作品である。題名どおり、田渕由美子の子ども2人が中学生になった時期に連載が始まったエッセイまんがである。
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