三原 陽子

 三原陽子を知っている人ってあんまりいないかなあ。講談社のレディスコミックに対する冷遇さたるや、とてもひどいぞっ。単行本出さないんだもんなあ。
 三原陽子は、若いころはえっち路線を走っていた。あのころの作品はすごく好きだったのに、だんだん色気なし路線に移ってしまった……。ピンクのバナナとか、えっちな寿司ネタよ、再び〜〜。……でも、最近は芝居にはまっているようなので、『カーテン・コール』は趣味と仕事を兼ねてるんだろうから、しょうがないか(^_^;)

「カーテン・コール」

講談社 ビーラブKC   18巻 ISBN4-06-317837-4 429円 1998/01/13 (1)
 名女優の母の才能を受け継いだ女優を主人公とした作品。とにかく、演劇のまんがは美内すずえの名作『ガラスの仮面』と比較されてしまうのでとっても不利である。あれを越えられる作品を書くこと自体、不可能に近いほどだから。このカーテン・コールを読んでいても、どうしてもガラスの仮面が頭に浮かんでしまう。連載開始当初は、なんでこんな不利なの書き始めたんだよぅ、と思いながらも、ガラスの仮面に負けてるよなあと思いながら読んでいた。
 しかし、いつからだかは忘れたが、ガラスの仮面を越えないまでも、読みながら比較しないでもすむようになった。つまり、ガラスの仮面と並んでるんじゃないかと思えるようになってきたのだ。これ、たいしたことだと思う。

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MAN HBE03015@nifty.ne.jp
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