北条  司

 北条司がデビューしたのは「キャッツアイ」。最近も映画になった。最近といえば、少年ジャンプが落ち目である。一時は飛ぶ鳥も落とす勢いで発行部数を延ばしていたし、その編集方針の本もでた。少年ジャンプの連載漫画は、男女がデキあがらない。電影少女を始めとする桂正和の作品でも、あれだけぱんつ見せていても、キスすらしないのである。そういう編集方針なんだろうか。なんて書いているのも、北条司の第二長編が「シティハンター」で、ここでも「もっこり」が出ないことはほとんどないのに、キスすらしないのである。まあ、登場人物がそういう設定だといえばそうなんだけど。
 結局、北条司は「キャッツアイ」「シティーハンター」と、続けて大ヒットをとばしたわけだが、その理由ははっきりしている。女性が美しいのだ。魅力的なのだ。キャッツアイの三姉妹はそれぞれがそれぞれだし(*^_^*)、シティハンターでもヒロインの槙村香はいつもでかいハンマーをもって走り回ってはいるが魅力的だし、また依頼人が常に美しい。
 シティハンターの連載が終了して、しばらく休息していた北条が次に連載したのは「こもれ陽の下で……」である。大人の裏の世界を舞台から一転して、植物と話のできる小学生の女の子が登場するこころ暖まる物語である。北条司の描く女性は、小学生でも魅力的なのだーーー。好きだったなあ( ゚゚)トホイメ

「ファミリー・コンポ」

集英社 scオールマンコミックス   3巻 ISBN4-08-878201-1 505円 1998/01/24 (1)
 家族がみな死んでしまい、ひとりぼっちになった主人公のところに、音信不通だった叔父が一緒に暮らそうと現れる。しかし、叔父はどこから見てもしとやかな女性で、その妻はどこから見ても男。オナベとオカマの夫婦て、しかもその子どもは魅力的な女子高生なのだが、アルバムを見ると男の子だったり女の子だったりしていて、はっきり女性だとはわからない……。寂しい家庭に育った主人公は、家庭(しかし夫婦逆転)の暖かさと、従姉妹の魅力(しかし性別不明)に引かれて家族として一緒に暮らし始める……、という物語である。これだけ設定ができていれば、話のネタに不自由するわけがないわなあ(^_^;)
父親(ぢつは女)の職業は売れっ子の少年漫画家で、アシスタントは全員女性だが、ぢつは全員男。締め切りが終わったら毎週カラオケスタジオで盛り上がり、裸踊りをする……という環境に慣れてきた主人公は、3巻では女装して映画サークルの主演女優になる……。

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