ロドリーゴ

アランフェス協奏曲
 スペインの町アランフェスは、乾燥した高原の中で緑に恵まれたオアシスのような町で、昔からスペイン王室の離宮もあったそうです。この曲が作曲された頃は、スペインは内戦のさなかであり、ロドリーゴ自身も異国での貧しい生活を送っていましたから、祖国の美しい町を思い描きながら作曲したのでしょう。
第1楽章は2拍子と3拍子が入り交じるスペイン舞曲風。第2楽章は最も有名な旋律が出てくるゆっくりとした楽章。第3楽章はやはり2拍子と3拍子が交互に現れる、舞曲風の楽章です。
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