デュカ

交響詩「魔法使いの弟子」
 魔法使いの先生が出かけた留守に弟子が魔法を使って水を出してみますが、止め方がわからずに大騒動になってしまうという、ゲーテ原作のバラードを音楽で表現した曲です。
 弟子が慎重に呪文をとなえると、ほうきがちょこちょこと動き出します。呪文が効いてほうきがどんどん水を運んできて、川のように流れ出します。ところが魔法を止める呪文を忘れてしまったので、水が止まりません。いろんな呪文をためしてみますが全然ききません。やけになって、ほうきに斧を投げつけると、ほうきはまっぷたつ。やれやれ、と思ったのもつかの間、今度は二つにわかれたほうきが2倍のスピードで水を運びはじめました。大洪水です。
 そこへファンファーレとともに先生が帰ってきました。呪文をとなえると、めでたく水は止まってくれました。
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