今シーズン多分最後になるだろう灯火採集に向かう。
夏休みには行けなかった宮城、岩手方面へ行くことにする。
・8月22日夜
金曜日の夜、例のとおり高速を使わずに下道で国道4号から北上。
一週間のお仕事の疲れもなんのその。宮城の目的地に着いたのは大体朝8時ぐらい。
・8月23日
意外とはやく着いたので、温泉でひとっぷろ浴びることにする。
風呂上りに随分と休憩室で寝てしまい、起きたらもう午後もいい時間になってしまった。
急いで、今日灯火を張ろうと思っているポイントへ急行した。
この日はなかなか気温が上がりいい感じでしたが、風がかなり強かった。不安と期待に胸を膨らませながら、
夜を待つ。
なかなか日が暮れないので近くのヤナギをルッキング。アカアシがたくさんついている。
こんな感じ。
そんでこんな感じ(ぴんぼけスマソ)
ようやく暗くなった19時半ごろ灯火を開始。ぽつぽつとアカアシ、ミヤマが飛んでくる。
最初のうちは断続的に飛んでくるがやはり夏も後半、しばらくすると飛びが止んでしまった。
追い討ちをかける様に強風が吹き荒れるようになったので、11時ごろでこの日は終了とした。
オニ君がやって来ました。
この日の成果です。まあまあ?
・8月24日
前日、灯火をやめた後夜半過ぎあたりから雨が降り出したが、朝には止んでいた。
天候は曇り、気温も高くない。とりあえず、周辺の新しいポイント探しをすることにする。
山的に良さそうなところはあることはあるが、どうも灯火を張りにくいところばかり。
しばらくしてもいいポイントにめぐり合わないまま、午後になったので
街におり買出しをして温泉に入った後、昨日とおなじ場所に灯火を張るべくまた山を登る。
いざ、山に登るとポイント付近の気温は午後3時の時点で18度しかない。これはいくらなんでもだめだ
と思い、急遽岩手方面へ向かうことにする。距離的に夕暮れまでに間に合うか微妙であった。
山道を延々と走り、なんとか夕暮れ前には岩手県のポイントにたどり着くことができた。
あまり岩手のポイントも気温は高くなかったが、宮城よりはマシだったのですぐに灯火セットを設置する。
設置中に日が暮れてしまったので、設置後すぐに点灯。
やはりいつものとおり、アカアシがまず飛んできてその後にミヤマ、コあたりが飛んでくる。でも、もう夏も終盤で
あるのか気温が低いのかこのポイントとしては虫が少なすぎる。
LA灯火@貧弱仕様
8時半ぐらいまでは断続的にクワガタの飛来があったが、9時を過ぎるとほとんど飛んでこなくなる。
9時半を過ぎたころだったか、
「バシッ!!」
と音を立ててアスファルトにクワガタが着地。すぐさま、そばに行ってみると、
岩手産オオクワガタ♀
今回もなんとかオオクワを持って帰ることができる。と安心。
この後も11時ぐらいまで灯火を続けたがこの後の飛来は特になかった。
翌日は会社から休みを貰っていた。この日で帰るつもりでいたが今年最後となると思われる採集で
あったので、このまま帰るのはもったいないと悩んでいた。
とりあえず、ポイントを立ち去りコンビニへ向かう。向かう途中にかずっきーさんより電話。
LA:「あ、今ちょうど岩手にいるんですよ。」
かずっきー:「やっぱり。行ってると思った。」
コンビニの前でしばらく、話をした。今年こそは一緒に灯火採集に行こうと話していたが、
かずっきーさんの仕事が忙しくて結局無理。来年こそは行ければいいのだが。
・8月25日
とりあえず今日もクワガタ採集をするにしても北東北にいては、明日の仕事に間に合う保障がない。
そう思って、南下しながら採集地を考えることとする。やっぱり明日の仕事に間に合う位置といえば、
福島しかない。そう決めたら岩手より福島へ下道を延々と向かう。
この日は、天気は3日間で一番よかったが、福島に着いたころかなり熱い雲に覆われるようになりポイントと
なるあたりに来たとたんすごい豪雨。それまで28度あった気温が、24度まで下がってしまった。そしてなかなか
雨が止まない。
温泉に入り夜を待つ。やっと雨が上がったのは日が暮れだした6時過ぎ。
気温は悪くないが、雨がちょっと前まで降っていたのでどうかなと思いながらもあたりが暗くなったので
街灯周りをはじめる。路面が濡れているため、クワガタが見つけにくいこともあってかなかなかクワガタ
が見つからない。しかし、9時を回るころにだんだんクワガタが飛んでくるようになった。
LAがはじめてオオクワガタをつかまえたポイントに来たときに街灯の下にクワガタのシルエットを発見。
大きい。LAはそう思いかけよるとなんとも久しぶりに見たオオクワの♂。3年ぶりだ。
久しぶりのオオクワ♂一応大歯型
ひさしぶりの♂ゲットに満足して、まだ10時前であったが帰ることにする。
かみさんに帰るコールをしようと思い、携帯の電波の届く位置に来たところでとある街灯の
前に車を止め、電話をする。呼び出し中にふと下をみるとクワガタが歩いている。よく見てみると
オオクワ♀だ。とっさに拾い上げ、手に持ったままかみさんに帰る旨を伝えた。
偶然の産物。でもオオクワが採れるときなんて得てしてこんな時
正直言ってまだ採集を続ければもっと採れそうな気がしたが、LA的にはもう2匹も採れば十分であったので
家路に着いた。