さあ、やってきた月齢の良い夜が、、。しかも今年は三連休なので遠出しない手はない。
と言うことで、彼女を連れて、キャンプもかねて、山形県に採集に行ってきました。山形県と言うと実は去年はポイントもわからず闇雲に 突撃し、惨敗を喫した場所だ。今年もポイントはわからず突撃してみた。去年から実は何も成長していないLAであった。

3連休ということで、家をいつもよりゆっくり目に出た。現地に着いたのは、だいたい午後4時ごろ。さすがに山形にもなると、遠い。福島や新潟とはわけが違う。が、夕暮れも近いので休んでもいられない。灯火セットを張るための場所を探しに車を走らせた。山の雰囲気は結構悪くない。先週の岩手とよく似た感じだ。だが、灯火セットを貼れそうな場所が見つからない。車をあちこち走らせて、あまり山の感じは良くないが灯火セットの貼れる場所を見つけたので、いったん、温泉で汗を流しに行った。

うっかり、温泉に長湯してしまったため、日が暮れてからの灯火の設置になってしまった。

灯火セットを設置して稼動させたが、蛾などの虫はすぐにかなりの数が集まってきたが、クワガタがぜんぜん来ない。やはり設置場所を誤ったか?
一時間ほどまったが、ノコ、コ、アカアシが少々来ただけで、さびしい結果だ。灯火セットは半ば諦めて放置し、灯火見回り採集に出た。
夏休みに入ったせいか、子連れ採集者が多かった上、明らかにクワガタ屋と思われる採集者が結構いる。もしかしてここは結構知られているポイントなのかと思うほどだった。
採集者が多いせいかあまりクワガタ自体を見つけられない状態が続いたが、と、ある橋の水銀灯の下でつぶされたてほやほやのクワガタを発見、よく見てみると、、、、。

ああ、なんとことだ。せっかくの山形のオオクワがこんな姿に、、、、。福島では、轢死体など慣れていたがまだ採ったことのない産地だけに、相当ショックだった。

気を取り直して、採集に専念する。時間が立つにつれ、採集者が減っていき、不思議なことにクワガタに遭遇する機会が増えていった。時間がずいぶん遅くなってしまったので半ば諦めながら、探していると水銀灯の下でひっくり返っているクワガタを発見。手にとる前になぜか絶対オオクワとわかってしまった。

彼女はとっくのとうに助手席で眠ってしまっていたがわざわざ起こして、オオクワを見せた。不機嫌そうに喜んでくれた。
このあとも採集を続けたが、結局それ以上はオオクワは取れなかった。

二日目、今度は夕暮れ時にはすでに灯火をセットした。場所は違うところで昨日オオクワを拾った場所の近くだ。昨日より風が強く、気温も低いように思われる。

灯火セットを稼動させると、見る見るうちにすごい数のカメムシが集まってくる。それ以外の虫が飛んでこない。結局、ミヤマ、ノコ、コクワが少々飛んできただけであった。あわせて灯火周りをしたが、こちらも同様の結果に終わった。 月齢が０だったが天候に恵まれなかったようだ。

なんとか、辛くも山形産オオクワはゲットすることが出来た。そろそろ♂が採りたいなあと思うLAであった。