ついに、この季節がまたやってきました。月齢がいい感じになってきたので週の頭から毎日毎時間、週間天気予報をチェック、チェック。しかし、天気は全国的にあまりよさそうでない。しかし行きたくなったらどんな天気でも行くのがＬＡ。金曜日会社を出て、家に着くとゆっくりキャンプ道具を用意して、彼女の家まで彼女を迎え、いざ出発。
千葉は小雨が降っていたが、首都高、東北道ともに時折小雨がぱらつく感じだった。途中佐野のパーキングでねむくなったため、休憩をはさみ現地に到着したのは、午前8:00ごろだった。さっそく、スーパーで食料を買い、テントをいつのも場所に組み立て、そのあと、朝食兼、昼食としてスパゲッティを作る。
これが、彼女とのキャンプのためにかったＬＡのＮＥＷテントだ。
昼飯を食べ終わった後、テントで休んでいると、本格的な雨が降ってきた。これじゃいくらなんでも採集は無理かなとおもいつつ、彼女とふたりでうとうと寝てしまった。目をさますとすでに午後６時。すごい涼しい気持ちいい気候であったため、ぐっすり寝てしまったようだ。雨は止んでいた。急いで、夕飯の食材を買い、温泉に向かうも温泉はすでに終わってしまっていた。あーあ。
仕方ないので夜間の採集をはじめる。こんな気温が低いときに採集に行くのは私ぐらいかと思っていたが、とんでもない、灯火セットを張っている組が、５組もいた。クワガタパワーはすごいなあ。彼女も呆れている。
しかし、採集人口に対してクワガタは、というと、見る明かり見る明かり蛾ぐらいしかいない。やっとこさ見つけたのがコクワ一匹。内川地区の温度電光掲示板は２０：３０の時点で１５度。いくらなんでも気温が低すぎる。舘岩村の方も見てみるが、状況がおなじなため、もっと標高の低いほうへ移動した。
ＬＡが一番最初、もう７年前になるが南会津に訪れたころによく回っていたオオクワの採れた試しのないコースを回る。気温は少し高いが、気休め程度にしかならない。普通種すら採集できない。
しばらくすると、とあるポイントに到着する。
最盛期には、普通種がタコ取れポイント
まず、コクワの♀が這っているの発見したが、それを拾う前に、ちょっと大きめの黒い塊を発見。すかさずライトを当てると、昨秋、昨冬、今春と想像してはやまなかった、あの黒光りの虫であった。この悪条件の中、目を疑うがまぎれもなくオオクワの♀。
まさか採れるとは思っていなかった。
恐る恐る掴みとり、車の中で待つ彼女に報告。しかし、彼女はすでに眠気に負けてかけているのか、元気のない声でお祝いのことばをくれた。
俄然やる気が出て、いろいろ見て回り、ミヤマの♂♂♀、コクワの♀を追加した。
この日の成果。悪条件では上々と思う。
年々の採集人口の増加、灯火セットの普及などで、毎年毎年、今年はもう採れないんじゃないかと思うのだが、今年もなんとか採集できた。オオクワが採れたときのうれしさはなにごとにも変えられないなあとつくづく思いました。
しかし、あの低気温、良く採れたものだ。汚れ具合からいうともしかしたら、前日以前に飛んできて隠れていたものかもしれない。一昨年もそうと思われるオオクワを採集したことがあった。
何はともあれ、シーズンがまた始まった。今年も頑張るぞ!!
