あさ、いつものようにほりけん２号が家の前に来てくれる。ほりけんさんの愛車にはほりけん１号と２号がある。ただ単に、彼女の車の場合と自分の車の場合とあるだけなのだが雰囲気が違うのだ。まずポイントの行く前にいろいろ寄り道していくことになる。
まず最初にほりけんさんが初夏に発見してそのまま行っていなかったポイントだ。なかなかクヌギ、コナラが多いポイントだ。誰かが削ったあともある。なかなかいいポイントだ。樹液も出た跡があった。ほりけんさんはなぜ今年の夏に来なかったのだろうとしきりに悔しがっていた。ポイントを歩き回っていると、コナラの立ち枯れが一本あった。得体の知れないキノコが生えていたが削ってみると以外によい白枯れ。上に登って削ろうとしたが、藪の中でなかなか苦戦する。やっとの事で、脚立を設置しいざ上に登るが、肝心の上はまだ生。来年以降の楽しみにして、次のポイントへ。
目的の立ち枯れを目指す途中、道が工事中であったため回り道をすることになったが回り道の途中ででっかいケヤキの倒木を発見。カワラだらけだ。これを見た瞬間、オオクワをゲットと思ったぐらいの代物だ。削っているとちょっとやわらかすぎる。ぼろぼろ、大きいコクワの終令が出てくるがやはりオオクワは出てこない。これがもっといい場所にあればなあとほりけんさんと顔を見合わせる。そして次のポイントへ。
ようやく、立ち枯れポイントにつく。やはり、上部にある脱出口のような穴がとっても木になるが、脚立をかけてもちょっと届きそうもない。手に届く高さの部分を削ってみるが何も出てこない。しょうがなくあきらめる。
その後、色々ウロウロするがめぼしいポイントも見つからなく、日も暮れてきた。いま探し回っている山の対岸に向けて走ってみると、クヌギの並木道を見つけた。ニクウスが生えた倒木などがあったがなにもでてこなかった。
最後の悪あがきでわき道に入ると台場クヌギを発見した。３本ほどあってその後ろが杉林になっていた。この辺もむかしは台場林だったのかなあとほりけんさんと話しながらいろいろ見て回ったが成果はとくになかった。この日も惨敗に終わった。この年採集はこれで終わりとなった。今年は身の回りに著しい変化があり、もともと採集の下手なLAは思わしい成果をあげることが出来なかった。来年は飛躍の年になればと思う。来年もよろしくお願いします。