とうとうこの時期が来てしまった。一昨年から去年の夏までの採集のペースが嘘のようにほとんど採集には行かない状況が続いていた。仕事、その他のことに追われ、以前のように採集に頻繁に行けなくなってしまったからだ。その反面、飼育は細々と続けていた。
さて、いよいよ、6月の後半、月齢もいい感じになってきた。もともと灯火採集派の僕にとってはじっとしている事が罪にまで感じるようになる季節なのである。とはいっても、そんなに暇はない。土曜の午後に出発して土曜の夜だけの採集になりそうだ。かねてから計画のあったかずっきーさんと福島で合流することになった。僕はともかくなかなか福島には距離的に来れないのでかずっきーさんにはぜひ採集してほしいと思っていたのだが、、、。
東北道を北へ、北へと向かう途中にほりけんさんからショートメール。なんと茨城でオオクワを採集したらしい。地道な努力の結果が実って本当によかったと思う。自分も取ってやると俄然気合が入る。現地につくとかずっきーさんからの着信が入っていることに気づいた。すぐに電話すると、まだ蓮田にいるそうだ。現地に到着するのは9時ごろになりそうだ。
19:40分ごろようやくあたりが暗くなってきたため、舘岩村方面から探してみる。虫はそれなりには飛んでいたが全盛期に比べたらまだまだで、少し物足りないような気がした。ミヤマ、コクワを少し採集しながら車を走らせた。福島で一番最初にオオクワを取った明かりのまえを見たときに、大きな塊が動いているのを見つけた。急いで走りよると(なぜか、競争相手もいないのにすごい速さで走ってしまった、、、、)、結構大きなオオクワの♀。おもわずガッツポーズを取ってしまった。後での計測だが44ミリあった。
福島県南会津郡伊南村産オオクワ44ミリ♀
その後、一番採集者の集中する付近でCKC(千葉クワガタクラブ)のT氏、M氏に会う。なんとM氏は前日にオオクワ♂60ミリを採集されたそうだ。実際に見せてもらう。うーん。うらやましい。
その後、かずっきーさんと合流。気温も寒くなって、虫があまり飛ばなくなってしまったみたいでほとんど虫が落ちていない。くまなく探すがやはり、無理。
スキー場の付近で発電機を使って灯火採集をしている人たちがいたため、ちかくへいってみるとクワ道さん、MATSUDAさん、るどるふさんであった。しばらくお話などをさせてもらった後、LAは明日のことを考えて帰途についた。なにはともあれ、今年初の採集でオオクワが採集できて本当によかった。
なお、25日にかずっきーさんも41ミリの♀を採集されたそうだ。本当によかった。僕にとってはむしろそちらのほうが嬉しかった。
今年もがんばるぞ!!