LAwinのDorcus館 LastUpdate 2006/5/7
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1999年6月26日

6月26日、この日は千葉県民ミヤマ採集ツアー、里子交換会という二つの大イベントがあった。当然どちらかに参加するつもりだったのだが、、、、、、、、。 父方のおばあちゃんが以前から体調不良だったのだが、倒れてしまったという電話がきたのが水曜日の夜だったと思う。兄が養子に行ったので当然長男は私ということになる。父と家族代表として土曜日に見舞いに行くことになった。ああ、イベントに参加できない。なんて残念なんだ、、、、。そう何度思ったことか。

しかし、そんなことを考えているうちにひとつの考えが浮かんできた。「まてよ、、、、父の実家は仙台→東北→福島→桧枝岐→灯火→オオクワってことになるじゃないか。」ただ、親が倒れた父を連れて採集に行けるかどうかその辺がちょっと気がかりではあった。

当日9時ごろ家を出る。LAの運転で仙台まで約5時間かかった。見舞いをすませ、仙台を出たのが午後4時ごろ、親に今日本当は採集に行く予定だったんだからせっかくここまで来ているから桧枝岐行こうと駄々こねて桧枝岐に到着したのが午後7時ごろであった。まだ、完全に暗くはなっていなかった。気温もまずまず、天気は曇り。風も弱い。絶好のコンディションに見えた。

LAがいつも張っているポイントへ直行したところすでに張られていたので、ちょっと競争率が激しいがその近くの有名ポイントに張ることにした。そこで張っていると結構たくさんの採集者と会った。そのなかにCKCのK氏がいた。先週も会ったので驚いてしまった。氏はしばらくこれないと行っていたのに。K氏は「I君?」と呼びながら小さなケースを持ってこっちへきた。「昨日採集したんだけど.....」といってケースの中身を見せる。とんでもないでかいオオクワの♀が入っていた。46ミリぐらいある♀であった。そしてK氏と話しているときにLAがいつも張っている場所にいた人がこっちに駆けてくる。なんと手に60台後半の♂を持っているではないか。その人の母が採集したとのことだった。流石にこれはショックだった。ああ、もっと早く来れていたら、、、、、、、、。

その♂を見てから、いても立ってもいられなくなり、張るのをやめて動き出すことにした。いいかげんここは人が多すぎると思ったのであった。先週オオクワ♀を採集した付近へ行くが、そこにも人が張っていた。どこもかしこも有名ポイントには人がいる。もうやけくそになって、だいたいのオオクワが飛んでくると言われるポイントから少しづつ離れながら、目に付く明かりをチェックしてまわった。
道を流しているとある水銀灯が目に付いた。そのそばに民家があり、壁が白いため結構明るく見える。とりあえずそこへ行ってみた。水銀灯の下をライトで照らすがクワガタはいない。他の虫はたくさんいるのに。今度は民家の壁を探す。一匹クワガタらしき虫がいた。しかし、ちいさいのでアカアシかコクワだろうと思って近づくと、なんか牙の形がちがう。羽にスジがある。ああ、これはオオクワだ。小さいけどオオクワの♂だ。そう気づくのに結構時間がかかった。だんだん喜びがこみ上げてくる。


小さいけどオオクワの♂。あとで測定したら39ミリだった。

こんなの飼育でも出したことないなと思いながら、次のよさそうなポイントを探して流す。今日は条件がいいのではと思い、願わくはもう一匹ぐらいと思っていた。ある程度いって今まできたルートを戻り、最初に張っていた場所に行くと、CKCのM氏がいた。初対面であったが、会報でその顔を一方的に知っていたので声をかけると気さくに応じてくれた。そこで少し話す。

その後、帰りがてら、ポイントを見てまわるが雲の合間から月が出てしまったせいか虫自体があまり飛ばなくなっていた。夜11時ぐらいに切り上げて、家路についた。


この日の成果。このほかにアカアシペアとコクワ♀がいたが他の採集者にあげてしまった。

オオクワ♂1 ミヤマ♂1、♀3 コクワ♂2、♀5 アカアシ♂1、♀1 という成果に終わった。 ああ、帰ってくるなりまた行きたくなる。ああ、お金と体が持たない。




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