大学を卒業して千葉を離れ大阪に就職した。
LAにとっては、クワガタ採集はライフワークであったので早速周辺でポイントとなる
大阪の南部の店舗に勤務となったが、その周辺は田んぼが多く林はほとんどない環境であった。
車もなかったので和歌山との県境に近いほうへ電車で行きポイント探しをすることにした。
とりあえず電車に乗りながら周辺のクワガタのいそうな環境を探しているがなかなかない。
和歌山にかなり近くなったことに、とある駅に到着。
山の中って感じの場所に駅がありここならクワガタがいるだろうと下車し周辺を捜索する。
山のふもとをぶらぶらとしていると、クヌギの大木があった。
かなりの大木でこの木ならオオクワガタがいてもおかしくないと、ちょっと探ってみると、大きめのクワガタを発見。
よく見れば、48mmぐらいのコクワガタであった。その樹を隅々まで見てみると、コクワがすごい数隠れていた。
一本の木に30匹はいたと思う。
それ以外の収穫はなかったので、その日は帰宅した。
次の日は休みだったので、会社の同僚と山を登ってみた。
楽々ハイキングコースという触れ込みだったが、これがなかなかきつくてきつくて大変であった。
第一展望台付近の近くの木(多分ヤシャブシ)で、枝が折れておりそこから樹液が出ているのを発見した。
その場所にてコクワガタを発見。第一展望台で少し休んでから、頂上である第2展望台を目指した。
同僚は身軽なほうであるのに対し、自分はちょっと太り気味で、少しずつ遅れ気味になりクワガタ探しもろくにできずに頂上に着いた。
頂上付近に、一本の樹液を出してるコナラを発見。そして樹液には5匹のミヤマクワガタの♂と1匹の♀がいた。
そのうちの一匹が70mmオーバーだったのでそいつは持ち帰りとなった。
まだ隅々まで、見て回ったわけではないのでわからないがノコギリクワガタがまったくいなかったのが印象的であった。