☆☆☆最近のクワガタ採集の傾向について☆☆☆
◎最近採集に行って思うこと。
LAwinは子供のころからブランクなしで毎年クワガタ採集、飼育をしてきました。
ホームページを作ってから、いろいろな人とネット上で知り合い、一緒に採集に行きましたが、
大抵の人は子供のころ好きで、一度ブランクがあり大人になって再燃するというパターンが通常では
多いようです。
子供のころは、人の家の庭だろうが、お墓だろうがお構いなしで採集していましたが、いつのまにか人の
目が気になるようになり、例え公道上の外灯採集であっても出来るだけ静かに、出来るだけ懐中電灯は消してと
気を使うようになっていました。
昔はクワガタ採集に行っても他の採集者と遭遇することなどなかったのですが、最近は場所にもよりますが
有名な採集ポイントではかならず会いますし、さほど有名でない場所でも遭遇することが増えました。
クワガタ採集が一般的な趣味になってきたなあとうれしく思う反面、採集人口が増えることによる歪みを
を感じるようになりました。
そのいくつかを以下に記します。
◎インターネットの功罪
昔から潜在的なクワガタ好きは多数存在していたと思います。
ただ周りに同じ趣味を持つ人がいなかったとか、大人になってまですることではないというような一般的な考え
から大人になってまでクワガタ採集・飼育を続ける人は限られた人しかいなかったのだと私は考えています。
今は、ネットを検索すれば数え切れないほどのクワガタのページがヒットし、自分と同じ趣味の仲間がすぐに
見つかります。
いい歳をした中年男性(自分もそうですが)がクワガタに狂っているのを見て、ならば自分も、
とこの世界に入ってくるということは容易に想像できます。
しかしインターネットはこれだけで終わりません。
ちょっと調べればどんなクワガタがどこに生息していてどういう方法で採集ができるなんて
いうこともすぐわかってしまうようになりました。
憧れだったオオクワガタですら、インターネットで採集地を調べていざ採集に行ったらあっさり
捕まえてしまったなんていう話をよく聞きます。
そして年々有名な採集地では採集者が増え、昔は聞かなかった採集者同士や、地元の人とのトラブルなども
よく聞くようになってきました。
◎クワガタ採集時のマナー意識改善
クワガタ採集についてそろそろ意識を改める時期が来たのかもしれません。
クワガタ好きに採集をするななんていうのは酷な話で、私自身も採集をやめようなんて思わない(思えない?)
ですが、他人に迷惑をかけるような採集はしないと心がけています。
その理由は自分がトラブルに巻きこれるのがいやなだけである意味、偽善的な行為にすぎません。
しかしながら、誰もが不満を持たないように取り繕えるならそれでよしと思っています。
あ、これは自分がそうしているだけで他の人がどうこうというわけではありません。
自分の意見を他人に押し付けるのは私がこの世で一番嫌いなことです。
◎押し付けクンの恐怖
最近、こんな話を聞きました。
初めて行った場所で、発電機で灯火採集をしていたそうです。
特に周辺に民家があるわけでもなく特に人に迷惑が掛かりそうな場所ではなかったとのことでした。
しばらくすると1台の車が止まり、1人の人がすごい勢いで走ってきて怒鳴ったそうです。
「コラー、ここは灯火採集禁止だぞー。すぐにやめろー」というようなことをすごい剣幕で。
まあ、当然地元の人にそう言われたらすぐに止めるしかないですよね。普通。
すぐ灯火を消したそうです。
しかし、実はその注意した人は地元の人ではなく同じクワガタ採集者だったのです。
そのポイントが某有名ポイントのように灯火採集によるトラブル等が起きないようにと仲間内で
灯火採集禁止にしようと決めたというのです。
そのこと自体はよいことなのかも知れません。
しかし、まったく知らない他人をいきなり怒鳴りつけて自分の考えに強要するのはどうかな?って思ってしまいます。
私は日々、自分が押し付けクンになっていないか気にしながら生きています。とても小心ものです。
◎うんちく君との遭遇
採集をしているのときによく他の採集者の方と遭遇しますよね。みなさんも経験があると
思います。私は、人見知りな上に他人の採集は邪魔しないタイプなのであまり
こちらからは話しかけませんが、そんな私に話しかけてくれる方も居たりします。
普通なら「採れますか?」とか、採集地ではありがちな会話になるわけで、まあ
場合によっては仲良くなったりするわけです。
でも場合によっては二度と会いたくない人だったりするのです。
そう、うんちく君です。
うんちく君の特徴は
・聞いてもないことを教えてやる口調でべらべらと話してくる。
(私は素人に近いので別にいいが、そうでない人には失礼だと思う。)
・聞いてもないのに自分の採集結果を自慢してくる。
(まあ、気持ちはわからんでもないけど。でも今時オオクワ採れてもたいした自慢にはならんだろうに。)
・聞いてもないのに自分は○○とよく一緒に採集に行っていると自慢する。
(○○は有名な人で自分も同レベルとアピールしたいらしい。)
・聞いてもないのに「××の方がここより採れるよ。」と勧めてくる。
(親切心の場合も時にはあるが、大抵は自分はこういうポイントを知っているんだぜって自慢したいらしい。
そんなにいいポイントなら自分がそこに行けばいいだろって思ってしまう。)
などがあります。
私はまだまだ未熟者でうんちく君を好きになれません。
そう、私はこころが狭いのです。すみません。
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